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家庭等で起きた死亡事故(交通事故、転落事故等)については、原則として掲載していません。


2018年のニュース: 4月16日


重要なニュースはタイトルを赤字にしてあります。
検索を容易にするため、県庁所在地であっても都道府県名を入れるようにしました。

〔風にあおられたマットの下敷きに〕4月14日午前10時20分ごろ、福井県敦賀市の市総合運動公園内の陸上競技場で、小学校高学年児4人が強風にあおられたマットの下敷きになった。いずれも擦過傷や打撲などの軽いけが。競技場では当時、陸上クラブの小学生約30人が走り高跳びの練習をしていた。マットは長さ約6メートル、幅約2.7メートル、厚さ約65センチで、風で浮き上がり飛ばされたという。同市では午前から強風注意報が出ており、午前10時15分ごろ最大瞬間風速19.4メートルを観測した。(4月14日、産経ウェスト)

〔カーブミラーが倒れる〕4月14日午前11時ごろ、福岡県北九州市小倉北区の市道で、歩道脇のカーブミラーが根元から折れて倒れ、歩いていた中学生に当たった。生徒は頭を切るなどの軽傷。折れた部分がさびていたが、車と衝突したような痕跡はないという。生徒は友人数人と帰宅途中で、「いきなり倒れてきた」と話しているという。ミラーは平成12年に市が設置した。(4月14日、産経ウェスト)

〔ノロウイルス感染〕和歌山県岩出市の市立保育所で、園児286人中1~4歳の40人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人の検体からノロウイルスが検出された。全員が快方に向かっている。3月31日~4月12日に園児が次々に症状を訴えた。園外で感染した園児の吐しゃ物を介して感染が広がった可能性があるとみている。 (4月13日、毎日)

〔防犯ブザーの電池が破裂〕愛知県岡崎市で小学生に配布した防犯ブザーの電池が破裂する事故が相次ぎ、市が注意を呼びかけている。3月19日、小学2年生の自宅で防犯ブザーの電池が破裂、今月には別の小学校の児童の自宅でも電池の破裂があったという。いずれもケガをした人はいない。岡崎市は、3年前から毎年小学生に防犯ブザーを配っており、去年4月に配布し今回破裂したものと同じ種類の電池を使用した4200個については回収し、取り換える予定。(4月12日、CBCテレビ)

〔データ、大量流出〕群馬県前橋市の教育委員会は4月4日、市内の小中学生ら2万5725人の個人情報と、給食費の口座情報1万9932件が流出した可能性があると発表した。市教委と市内の小中学校などを結んだネットワークに不正アクセスがあり、サーバーから情報が盗み取られていたという。個人情報は昨年11月時点の市立小中学校などのすべての児童・生徒のもので、保護者の氏名、電話番号、アレルギー、既往症などの項目があった。インターネット上への情報の流出や不審な電話などの被害は確認されていないという。市教委は不正アクセスを3月16日に確認していたが、28日に個人情報の流出はないと発表、30日になって個人情報の不正な持ち出しが確認されたとのこと(4月4日、朝日)。〔掛札コメント〕以前も類似事例に書きましたが、ニュースの時点で被害が確認されていなくても、その後、被害があったらニュースにするべきです。

〔ご飯にボルト〕4月9日、長崎県大村市の小学校で、給食のご飯の中に長さ2センチ、直径1センチもボルトが混入していた。配膳前で、児童への影響はなかった。給食は市の小学校給食センターで調理されたもので、小学校で補助員が給食を配膳した際、ご飯の容器にボルトが混入していることに気付いた。その後の調査で、米びつから洗米機に米を送る機械のボルトが抜け落ちているのが確認された。(4月10日、TBS)

〔外壁5メートル分が落下〕大阪府大阪市北区のオフィス街で4月10日午後1時40分ごろ、5階建てのビルの外壁(長さ約5メートル、厚さ約10センチのコンクリート等。高さ約12メートルの位置から)が突然、崩落した。ビル1階にある弁当店のひさしが壊れるなどしたが、ケガ人はいなかった。このビルは鉄筋5階建てで、約45年前に建設されたという(4月10日、テレ朝ニュース)。〔掛札コメント〕いやいや、これはさすがに予測も何もできないですね…。誰も下を通っていなかったことが確率的な幸いでした。

〔うつぶせ寝死亡で提訴〕大阪府大阪市淀川区の認可外保育園(閉園)で2016年4月4日午後、うつぶせの状態で寝ていた児(1歳)が死亡した事故を巡り、安全管理が不十分だったとして、両親が4月4日、運営会社と市などに計約8700万円の損害賠償を求める訴えを地裁に起こした。訴状などによると、児はこの日、初めて同園に預けられた。両親は「うつぶせ寝を放置し、呼吸確認も行わず重大な注意義務違反があった」と主張。市に対しては、うつぶせ寝などを放置している認可外保育施設に改善指導する義務を怠ったと主張している。事故を巡っては、元施設長ら3人が業務上過失致死容疑で書類送検されたが、いずれも不起訴処分(容疑不十分)。(4月4日、毎日新聞)

〔21人がノロウイルス感染〕北海道小樽市内の保育所で3月29日以降4月2日までに、園児18人と職員3人の計21人がノロウイルスに感染していたことがわかった。3人からノロウイルスが検出された。重症患者はおらず、全員が回復に向かっているという。(4月2日、北海道文化放送)

〔姫路市のこども園、廃止届〕不適切な保育実態が明らかになり、こども園の認定を昨年4月1日付で取り消された兵庫県姫路市の園が、市に廃止届を出していたことがわかった。元園長の代理人弁護士が3月6日、市監査指導課へ認可外保育施設の廃止届を提出し、受理された。休園中のため、昨年12月31日付での廃園。特別監査で、この園は定員を超過して園児を受け入れていたことが発覚。通常より少ない給食を提供していたほか、保育士に無給勤務をさせるなど不当な雇用実態も明らかになった。また、昨年10月、正規の園児に使うべき給付費を不正流用するなどしたとして計4693万円の返還を請求、園は応じた。(3月30日、神戸新聞)

〔遊具から転落し重傷〕3月26日午前11時前、愛知県長久手市のモリコロパークで遊んでいた5歳児が、遊具から転落し頭や胸の骨などを折る大けがをした。児は「チャレンジタワー」と呼ばれる遊具の高さ約9メートルの位置にある階段の手すりから下をのぞき込んだ際、誤って転落したという。手すりは高さ約1.2メートルで破損などはなかったが、県は当面、現場の階段を使用禁止にした。(3月27日、名古屋テレビ)

〔集団感染2件〕●世田谷区の私立保育園で3月19日に出された昼食やおやつを食べた2~6歳の園児25人と保育士ら職員14人の計39人が下痢などの症状を訴え、患者の便からノロウィルスが検出された。いずれも軽症。すべて園内の調理室で調理したもの (3月29日、産経)。●栃木県の安足健康福祉センター管内の保育所で、計39人の感染性胃腸炎の集団発生。原因物質は調査中。3月12日から複数の児童が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴え、感染したのは児童38人、職員1人。全員快方に向かっている。(3月29日、下野新聞)

〔写真入りSDカードを窃盗〕千葉県印西市の市立子ども発達センターの保育士(38歳、女性)が窃盗の疑いで逮捕された。3月15日午前8時40分ごろ、同センターの事務室内で児童の画像データの入ったSDカード1枚(時価500円相当)を盗んだ疑い。SDカードは同日開催予定だったお別れ会のスライドショーで使うために別の職員が事務室内に置いていた。カードには2014~17年度の行事風景などを撮影した画像データが約900枚記録されており、画像に写った児童は約130人に上るという。保育士は「SDカードを持ち去ってしまいました」と容疑を認めており、特定の誰かへの嫌がらせ目的だった可能性を含めて警察は動機を追及している。市はカード紛失後、施設の全職員に聴き取り調査をしていたが、この保育士は「特に見ていない」と話していたという。 (3月27日、千葉日報)

〔薬剤処方の間違い、原因はわからず〕2017年9月、京都大学医学部附属病院で調剤された薬を使った60代の女性患者が翌日、死亡した問題で、調査委員会の報告が出た。3月26日に公表された報告書によると、患者はセレン(元素のひとつ)が欠乏する病気で、この元素を過剰にとったことによる急性の中毒で死亡したという。患者が使った薬は病院の2人の薬剤師が調剤していたが、保管されていた薬を分析した結果、医師が処方した濃度の1000倍のセレンが含まれていた。一方、病院では使った薬の量が正しく記録されていないなど管理に不備があり、処方を大幅に上回る濃度の薬がどのように調剤されたかなど、詳しい経緯は解明できなかった。(3月26日、NHK)

〔下のニュースの詳報〕報道によって状況の記述が異なります。「児は保育園から自宅に帰る途中で、家族が迎えに来ていたが、事故当時は1人で歩いていたとみられる」(産経ウエスト)。 「児は現場から400メートルほどのところにある保育園に通っていて、この日は迎えに来た親に『1人で帰る』と言ったため、先に自宅に戻っていたという」(NHK)。

〔一人で保育園から帰宅中にはねられ、死亡〕富山県射水市で3月23日午後6時過ぎ、保育園から1人で帰るため道路を歩いていた5歳児が、自宅から40メートル手前で、前から走ってきた車にはねられた。病院に運ばれたが頭の骨が折れ、約1時間半後に死亡。車は3月に免許を取得した18歳の女性が友人を乗せて運転していたもので、2人にけがはなかった。(3月24日、FNNニュース)

〔うつぶせ寝窒息死亡で訴訟へ〕2016年4月4日、大阪府大阪市淀川区の認可外保育施設で、1歳2か月児が預けられた初日にうつぶせで寝ていて窒息死。この児の両親が来月初めにも、施設の運営会社や大阪市などを相手に損害賠償を求める裁判を起こすことがわかった。児は心肺停止の状態で発見されその後死亡、食べたものを吐いて、のどに詰まらせたことによる窒息死だった。元施設長らは業務上過失致死容疑で書類送検されたが、地検が嫌疑不十分で不起訴処分とした。大阪市は第三者委員会を設置し、約1年間にわたる検証の結果、保育士が異変に気づいてから救急車を呼ぶまでに20分以上経っていたことや、睡眠チェックの方法などに問題があったと指摘した。両親によると、その後も施設側からは謝罪はなく、法的責任を否定した上でお見舞金300万円の支払いを提案してきたという。両親は「死亡事故を防止するための意識が著しく低く、ずさんな保育だった」として訴えを起こすことを決めた。(3月22日、MBS)

〔排水溝溺水事故、不起訴処分〕福岡県福岡市南区の保育園で2016年11月、1歳児が排水溝に頭を突っ込んだ状態で見つかり、一時意識不明となった事故で地検は3月22日までに、業務上過失傷害容疑で書類送検された50代の園長ら4人を不起訴処分とした。地検は「諸般の事情を考慮した」としている。福岡県警は2017年5月、園児が排水溝の蓋を開けることができないよう危険防止策をせずに放置したなどとして4人を書類送検していた。(3月22日、日経)

〔かまくらが崩れ、重傷〕岐阜県高山市丹生川町の認可外保育施設が市内の公園で2月24日に開催した親子参加のイベント中、雪で作った「かまくら」が崩れ、子ども2人と40代女性が下敷きとなり、女性が背骨を折る重傷を負った。子ども2人にけがはなかった。所長(女性、33歳)によると、同日午前10時ごろから親子ら約40人が参加し、除雪作業で集められた雪山(高さ2メートル、幅3メートル、奥行き5~6メートル)に穴を掘り、かまくらを作った。午後1時ごろ、完成したかまくらの中で、施設外から参加した保育士の女性と子ども2人が食事をしていたところ、突然崩れた。施設所長は危機管理が甘かったとして「かまくらを作ったことのある経験者に危険性を聞いて、参加者に注意喚起すべきだった」と述べ、謝罪した。(3月21日、中日新聞)

〔照明カバーが落下して軽傷〕大阪府堺市の府立大型児童館内で3月20日午後1時半ごろ、高さ約2.5メートルの天井から重さ0.9キロ(直径約25センチの球状)のガラス製照明カバーが落下し、6歳児の頭に当たった。児は病院に搬送され、頭部打撲の軽傷という。カバーを取り付けるねじが緩んでいたとみられる。(3月20日、産経ウェスト)

〔滑り台で指先切断〕広島県三原市の運動公園で3月11日正午ごろ、複合遊具の滑り台で遊んでいた児が左手の人指し指の先端を切断する事故があった。滑る部分に使われている4枚のステンレス板のつなぎ目に指を挟んだ可能性が高いとしている。公園の指定管理者は年に1度遊具を点検しており、昨年6月の点検で異常は確認できなかったという。(3月16日、共同)

〔仕様書記載漏れでアレルギー源入りパンを提供〕滋賀県湖南市は3月9日、市内の保育園で提供した菓子パンにアレルギー源である脱脂粉乳が入っていたにもかかわらず、乳アレルギーのある園児5人に約1年間で計7回提供していたと発表した。健康被害は確認されていないという。菓子パンの納入業者が2017年2月に市に提出した仕様書では脱脂粉乳を使用している記載がなく、市内6園中2園で0~3歳児にほぼ2カ月に1度提供していた。残りの4園では、同じ業者が2016年2月に提出した仕様書に脱脂粉乳が記載されていたことや、パンには乳成分が使われている恐れが高いことなどから提供していなかった。今年2月、同課が業者に原材料について問い合わせて発覚。業者は「ケアレスミスで記載が漏れていた」と説明している(3月12日、毎日)。〔掛札コメント〕なぜ、同じ市内の保育園で1年間も異なる対応がなされていて、お互いにそれを知らなかったのでしょうか。業者の問題もありますが、市内の保育園間のコミュニケーションの欠如も大きな問題だと思います。

〔入浴中の死亡事故で書類送検〕大阪府太子町の障害者入所施設で2017年6月14日、特別支援学校の小学3年生が入浴時に溺れ、翌日、死亡した事故で、大阪府警は3月15日、目を離さないようにする注意義務を怠ったとして、施設長(男性、57歳)と職員2人の計3人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。送検容疑は、職員1人が常に浴槽を見守るよう施設マニュアルが定めていたのに、浴室内の職員2人は体を洗う介助に集中したため、浴槽への注意義務を怠り、児が溺れたことに気付かなかったとしている。施設長は職員らに注意を徹底させる義務を怠ったとされる。職員らは約3分間、児から目を離していた。もう1人のパート職員は当時、脱衣所で服を脱がせるなどしており、浴室内には十数人がいたとみられる。施設長と職員2人は任意の調べに対し、「これまで事故がなく、浴槽の監視を軽視していた」などと話したという。(3月15日、毎日)

〔補助金等で不正7000万円〕神奈川県横浜市で認可保育所を含む6つの保育施設を運営する法人が、保育士の勤務を水増しして不正に補助金970万円余りを不正を受け取っていた問題で、新たに保護者からおむつ代などとして集めた約5800万円近くが、長年にわたり、前理事長の個人口座に入金され不適切に管理されていたことが、第三者委員会の調査でわかった。また、前理事長による経費の二重請求などもわかっていて、不適切に管理されていた額は合わせて7000万円近くにのぼるという。(3月13日、NHK)

〔企業主導型、7割で指導〕(公財)児童育成協会は、企業主導型保育施設に対して行った立入調査の結果を初めて公表した。2017年5~9月に全国432カ所で実施し、7割の303カ所で問題が見つかり、文書で指導した。企業主導型は、2018年1末までに2190カ所の助成が決まっている。今回の立入調査であがった主な指導点は次の通りで、10項目にわたり問題を指摘された施設もあった。指導後、助成を打ち切ったり、返還を求めたりできる規定もあるが、同協会は制度導入から間もないことから今回はそうした対応は見送る方針。
●企業主導型保育所が受けた主な指導
必要な保育従事者数を確保(不足の時間帯がある)/昼寝時のうつぶせ寝への対応を適切に行うこと/昼寝時に子ども同士の間隔を十分確保/定期的な呼吸の確認を適切に行うこと/アレルギー対応マニュアルの整備/保育室などの面積を適切に確保/乳幼児の健康診断を実施/保育計画を整備/嘱託医との契約を締結/保育内容と利用料金の掲示(3月9日、朝日)

〔市立保育園で混入公表せず〕愛知県名古屋市の市立保育園の給食にガラス片が入っていた問題を受け、市は3月9日、昨・本年度の混入例の調査結果を発表した。全市立保育園108中のべ37園計50件に上り、いずれも健康被害は確認されていない。すべて公表しておらず、15件は保護者にも知らせていなかった。
2016年度
・職員がミルクを乳児に飲ませていた時に虫1匹を発見。授乳を中止し、異物は飲んでいない。
・職員と園児のにゅうめんにそれぞれ石(1センチ×7ミリと5ミリ×4ミリ)を発見(※)。
・園児がすいとん汁を食べた時に、金属片(約3センチ×0.8ミリ)を口から出した(※)。
・焼き海苔の袋と一緒に乾燥剤も切ってしまい、海苔の付着物をはらい落とした上で、しゃけおにぎりを提供。
・職員があえ物を盛りつけ中に木片(約1センチ)を発見(※)。
・ 職員がメカジキのトマトソース煮を食べた時にホチキスの針(約1センチ)を発見(※)。
2017年度
・園児がみそけんちん汁の中に調味料の中栓(約1.5センチ)を発見。食べた園児はいない。
・園児があえ物を食べた時にビニール片(1ミリ×5ミリ)を発見(※)。
・職員が豆腐の中華炒めにプラスチック片(4ミリ×7ミリ×1センチの台形)を発見。食器洗浄用トレーの破損部分と一致。食べた園児はいない。
・園児に配膳したブロッコリーに虫1匹を発見(※)。
・職員が豚肉のみそ炒め煮にガラス片2片(2ミリ×2ミリ)を発見(※)。
・園児がトマトスープを食べた際、金たわしが切れたものとみられる金属片(約2.1センチ)を口から出した(※)。
 原因については、納入業者が虫のついた食材を納品した、袋などを切った時にビニール片の切れ端が入った、金属たわしが劣化していた、せいろの木片が入ったなど。原因を特定できないケースもあった。保育園の「危機管理マニュアル」は公表基準があいまいで、情報を把握した際の対応が不明確なため公表しなかったという(3月10日、中日新聞。※は「食べた園児がいるか不明」)。〔掛札コメント〕その度ごとに保護者に伝えて、公表していれば、「それはしかたがない」という一種のリスク意識も保護者には育っていったと思うのですが、公表もせず、突然これだけ出せば「保育園は何をしているんだ?」という話になりますね。まだ、サイトには書いていませんが、異物混入は「すべて同じ」ではありません。予防すべき深刻さも予防の方法も違うのです。このリストを見て、考えてみてください。お話はしている内容なので、近々書ければ、と思います。

〔調理室から出火〕3月7日正午ごろ、長野県塩尻市の市立保育園の調理室で、職員がおやつを作るため鍋で油を熱していた際に出火、天井など約40平方メートルを焼いた。火を消そうとした女性職員1人が煙を吸って軽傷。園児約100人と職員15人も避難したが、けがはなかった。当時、園児は各教室で給食を食べており、職員の誘導で園庭に出た後、隣接する小学校の校庭に避難した。(3月8日、産経デジタル)

〔ダウン症の児に唾を吐きかける〕大阪府堺市の市立小学校に通うダウン症の小学1年生の学習支援を担当する介助員が2月21日の授業中、児に唾を吐きかけられたことに対し、指導の一環としてまねをしたところ、実際に顔にかかったことが3月7日、教育委員会などへの取材で分かった。学校側は「不適切な行為」と事実関係を認め、保護者に謝罪した。介助員は「嫌な気持ちを伝えるためだった」と説明している。市教委は「やられたらやり返すという間違った指導で、決して許されない。再発防止に努める」としている。保護者によると、児は言語の発達に遅れがあり、今回の件は保護者が同日に学校を訪れた際、顔見知りの児童が伝えてくれたという。(3月7日、共同)

〔駅の化粧板が落下〕京王電鉄は3月9日、京王線明大前駅(東京都世田谷区)で、1階エレベーター前の天井から化粧板が落下したと発表した。前日から降った雨の影響で天井の部材がやわらかくなり、はがれ落ちたとみられ、けが人はいなかった。落下した化粧板のうち大きいものは縦約90センチ、横約80センチ、厚さ約2センチで重さ約6.9キロ。(3月9日、時事)

〔認可外施設で1歳児死亡〕東京都葛飾区の認可外保育施設で1月末、1歳児が死亡していたことが明らかになった。1月27日未明、職員が動かなくなっている児に気づき119番、児は病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。死因は不明だという。都が立ち入り調査をしたところ、2人以上の職員を配置する必要があったにもかかわらず、当時は1人しかいなかった。(3月9日、毎日)

〔サービス残業は平均月13時間〕名城大学の蓑輪明子助教(女性労働論)らが愛知県名古屋市で働く保育士らを対象に行った労働時間の実態調査から、「サービス残業」が月平均13時間にのぼることがわかった。調査は昨年11月~今年2月、公私立の認可保育所の正規職員を対象に実施。約41%にあたる2660人が直近1カ月間の勤務時間や残業の内容などについて答えた。
 勤務開始前や休憩時間、勤務後を合わせた残業時間が、「過労死ライン」とされる月80時間を超えた職員は17人。平均は1カ月当たり16.6時間で、うち残業代が支払われたのは平均3.6時間、13時間分がサービス残業だった(賃金換算で2~3万円分)。中には134時間のサービス残業をこなした職員もいた。残業の内容は打ち合わせや保護者対応、保育の準備など。また、78%が自宅に仕事を持ち帰っていた(今回の「残業」には含まれていない)。調査では約30%が「仕事を続けるか迷う」「辞めたい」と回答、「仕事に見合っていない」「残業代が支払われない」など賃金に不満を感じている職員は66%にのぼった。(3月9日、中日新聞)

〔保育士不足で休園〕横浜市鶴見区の私立認可保育園が、保育士不足で3月末に休園、在籍児童のうち3~5歳の37人が今月末までに転園する。同園は2010年開園、0~5歳児クラスに計68人在籍している。園は今年1月、保育士不足を受けて18年度の新規入所を停止したいと市に要望。在園児の保育は続ける方針を伝えていた。しかし2月になり、新たに保育士3人が家庭の事情で退職する意向を示した。採用も思うように進まず、休園を決めたもの。来月からは1歳児と2歳児の在園児の保育のみを行う(3月7日、NHK) 。〔掛札コメント〕保育者の数をごまかして子どもを預かるよりは、ずっと良いと思いますが。実際、都市部で保育士確保が順調にいっている園はないでしょう…。

〔園児に暴力、認める〕兵庫県尼崎市の認定こども園(幼稚園)で昨年12月、2歳児の顔を平手で叩いたり、体を激しく揺さぶって突き飛ばしたりするなどして、両耳に全治約10日のけがをさせた傷害の罪に問われた初公判で、元幼稚園教諭(女性、41歳)は起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で「自分のクラスの子どもをきちんとしつけなければいけないと焦っていた被告は、自分の言いつけ通りにしない被害児を見て苛立ちを募らせた」と犯行の動機について指摘した。 (3月5日、MBS。この記事は、本ページの一番下)

〔首を挟まれ死亡で、書類送検〕2017年4月12日、香川県善通寺市の保育園で園庭のうんていに児が首を挟まれて死亡した事故で、県警は2月28日、園長を業務上過失致死容疑で地検に書類送検した。児は今年1月24日、低酸素脳症で死亡した。園長は遊具の危険性を認識せず、保育士による見守りなどの事故防止措置を怠り、女児を死亡させた疑い。両親は園を運営する社会福祉法人(高松市)と園長らを相手取り、損害賠償を求める訴訟を地裁に起こしている(2月28日、読売)〔掛札コメント〕過去のニュースは、それぞれの日付のあたりをご覧ください。

〔乗り換え案内パネルが落下〕東京メトロ銀座線・上野駅で2月26日午前10時半ごろ、乗り換え案内のパネル(縦約20センチ、横約3.7メートル、厚さ約0.3センチ、重さ約4.7キロ)が落下した。けが人はいなかった。パネルは改札近くの通路天井部、床から2メートルの高さに設置されていた(2月26日、時事)。〔掛札コメント〕ほんとにいろいろ落ちますね。散歩の時は前方の上のほうも念のため、ご注意を!

〔墓石の下敷きで死亡〕2月19日午前10時半頃、長野県高森町の墓地で町立保育園の4歳児が倒れた墓石の下敷きになったと通報があった。児は病院に搬送されたが、意識不明の重体(23日に死亡)。園児46人は当時、保育士4人に引率され、保育園から約600メートル離れた所にある、墓地に隣接した広場で遊んでいた。園児の知らせで保育士が墓地に駆けつけたところ、児が墓石の下敷きになっていた。墓石は高さ80センチ、幅40センチ、奥行き20センチ。土台の石の上に乗っており、固定されていなかった。遊んでいる間に数人の園児と隣の墓地に入ったとみられる(2月19日、時事他)。〔掛札コメント〕広場で自由に遊んでいる子ども46人を4人で見守れ、と?(基準は満たしているのだから?) 子どもが1人、「おしっこ!」と言い、あっちで2人がケンカをし始めたら? じゃあ、倒れる墓石があるような所で遊ぶな? 子どもに「墓地で遊ぶな」と言えばいい? 基準は「最低基準」であり、子どもが自由に遊び、それに保育者が十分に関わることを保障するものではないという点をお忘れなく。社会は、「最低基準」で子どもの命を守り、かつ、子どもを十分に育てろ、というかなり無茶なことを保育界に要求しているのです。

〔遊具破損で重傷〕神奈川県横須賀市の市立小学校の校庭で2月7日午後、アスレチック遊具が破損し、2年生が踊り場(高さ2.5メートル)から転落、顔と左手首の骨を折る重傷を負った。児が遊具の木枠にボルトで固定されていたロープにつかまったところ、ボルトごとロープが抜け落ちた。接着剤が劣化し、ボルトが緩んでいた可能性があるという。遊具は1988年度に設置されたもので、業者が2016年度に点検した際に問題はなく、教諭が昨年10~11月に目視で確認した時も異常は見つからなかった(2月23日、読売)。〔掛札コメント〕目視ではわからないでしょう。おとなの力で精いっぱい引っ張るべきでは? もちろん、その「引っ張り」が最終的なダメージになってしまって、次に子どもが使った時に…ということもありえますが、目視よりは良いのではありませんか。

〔駅の石こうボードが落下〕2月5日午後2時過ぎ、大阪府大阪市の市営地下鉄御堂筋線なんば駅の改札近くで、天井に張られていた重さ約16キロの石こうボード (縦1メートル、横1.3メートル、厚さ1.2センチ)が落ちているのを通行人が見つけた。けが人はいないという。高さ2.4メートルの天井に複数のビスで固定されていたもので、1月29日に付近で排水設備の工事をした際に異常はなかった。天井内の漏水でボードがもろくなり、落下したとみて調べている(2月25日、産経west)。〔掛札コメント〕通りかかってしまったら予防のしようもないのですが、「いろいろ落ちてきますね」ということで掲載しました。

〔給食にガラスの破片〕愛知県名古屋市中村区の市立保育園で、給食にガラスの破片が混入していた。園児や職員にけがはないという。2月5日正午ごろ、職員が食べた「豚肉のみそ炒め煮」に一辺2ミリほどの破片が2つ入っているのに気付いた。すでに園児と職員の計94人が食べていたが、他に破片はなく、体調不良の訴えもなかった。納入業者が4日に事故を起こし、食材の肉を載せた車内にガラス片が散乱していたことが判明した。業者は市内の計3園に納入しており、中村区の別の保育園でも、園内で調理中に3つの破片を見つけ、肉を全て廃棄した(2月23日、産経west)。〔掛札コメント〕納品業者のミスによるアレルゲン食材混入はよく起こりますが、ガラスが散乱したのにそのまま納品するとは…。「体調不良の訴えはない」としても、気がつかずに食べてしまっていて、気がつかないうちに排泄されていたケースもありえますね。

〔写真データ入りSDカード紛失〕愛知県豊川市の市立保育園で、園児の写真約千枚のデータが入ったSDカード3枚を紛失した。外部から侵入した形跡はなく、流出は確認されていない。2月14日午後、保育士がSDカードを保育室のオルガンの上に置き、約4時間後になくなっていることに気づいた。カードは遠足など行事の記録用で、通常は事務室の棚で施錠して保管している(2月23日、産経west)。〔掛札コメント〕電車でもお店でも保育室でも園庭でも、どこかから立ち去る時、移動する時は振り返り、「私は何を持ってここへ来た?」「私は何を持ってここから出ていかなくちゃいけない?」とつぶやく癖をつけましょう!

〔保育料を誤徴収〕高知県高知市は2月23日、平成27年4月~29年8月の間、同市内に住む計142世帯の保育料に誤徴収があったと発表した。108世帯から月額最大2万6000円を過徴収、34世帯から月額最大3万2000円少なく徴収していた。昨年8月にミスが判明したもの。また、予防接種の通知で、誤って別人の予診票を同封し19人に送付していたとも明らかにした。予診票には予防接種を受ける児童の氏名、生年月日などの個人情報が記載されていた。2人の職員が封入作業を担当し、確認が不十分だったという。(2月23日、産経west)

〔「園児を傷つける」とハガキ〕東京都練馬区の保育課宛てに2月9日、「保育園の入園申請をリセットして再募集し、13日までにホームページで告知しないと 園児を傷付ける」といった内容のはがきが届いた。練馬区では1次募集の結果を16日に発表する予定だった。区役所はすでに警視庁に相談し、警察が警戒を強めている。 (2月12日、テレ朝ニュース)

〔傷害致死で懲役10年〕神奈川県平塚市の認可外保育所で2015年12月、生後4カ月児に暴行を加えて死亡させたとして傷害致死罪に問われた元保育士に対し、横浜地裁は2月14日、懲役10年(求刑・懲役13年)の判決を言い渡した。弁護側は「(男児の)けがは保育所に預けられる前に生じた」と主張していたが、判決は脳神経外科医らの証言から「保育所に預けられた後に生じた」と認定。防犯カメラの映像などから「被告以外に犯行可能性のある人物はいない」とした上で、「子どもを健全に育むべき保育士の職責に真っ向から反するもので、許されない」と量刑理由を述べた。(2月14日、毎日)

〔保育士の機転でアナフィラキシー搬送〕神奈川県秦野市の民間保育園で、保護者も気づいていなかった食物アレルギー(クルミ)を症状から保育士が判断、保護者に連絡がつかなかったものの救急搬送を要請し、子ども(2歳)は一命をとりとめた。 子どもの異常をみつけたクラスリーダーの保育士は、「(救急要請は)当然のこと。毎日子どもたちのことを注意してみているので、体調の変化にも気づくことができる」と話したといい、保護者も 「運ばれてくるのが遅かったら命に関わったと医師から言われた。こうした保育士がいることで安心して働くことができる」と話した(2月9日、タウンニュース:神奈川県、東京都多摩地区)。〔掛札コメント〕「診断書が出ないから」「食べているはずがないから」ではなく、「症状が出ているから」を優先させた判断はすばらしい!です。ただ、クルミやピーナッツ等の木の実類は劇症のアレルギーを起こす確率の高いものですから、家庭でクリーム状のもの等(木の実そのものはもちろんだめですよ! 窒息の危険がありますから)をよほど食べてからのほうがよいかと…。

〔給食に金属片混入〕1月31日、北海道小樽市の保育所の給食に長さ約2センチ、幅1ミリ弱の金属片が混入していた。給食の厚焼き卵を食べた6歳児が違和感を感じて吐き出し、見つかったもの。病院でレントゲン撮影したところ、体内に同様の破片が見つかった。混入したのは、保育所内の調理場のステンレス製のたわしとみられ、調理に使ったフライパンなどについていた可能性があるという。他に27人の子どもが厚焼き卵を食べたが、異常はなかったという。(2月9日、北海道文化放送、2月10日、読売)

〔学童で塩素系漂白剤入りの水を飲ませる〕埼玉県川越市の市立小学校の敷地内にある学童保育室で2月8日、小学1、2年の児童5人に誤って塩素系漂白剤入りの水を飲ませた。5人は救急搬送されたが、症状を訴えた児童はなく、全員帰宅したという。学童保育指導員が8日午後、消毒のため塩素系漂白剤約20ミリリットルが入った蛇口付き小型タンクを麦茶入りと勘違いして水飲みコーナーに設置。午後4時20分ごろ、タンクの水を飲んだ児童に「水なの?」と聞かれ、誤りに気づいたという。同保育室の指導員は7人で、消毒した指導員と水飲みコーナーに設置した指導員は別の人だった。タンクに「消毒中」を示す表示はなかったという(2月8日、産経)。〔掛札コメント〕はい、最後のコメントの通りです。ヒモか何かに「消毒中」と書いた真っ赤なカード(ドクロ付き)か何かつけておいて、それがタンクにぶら下がっている時は「消毒中」とわかるようにしておくしかありません。

〔放課後デイの事故が急増〕障害のある子ども(6~18歳)が利用する「放課後等デイサービス」の事故について、毎日新聞が都道府県などにアンケートしたところ、2016年度に少なくとも965件発生。2017年度も11月末時点で691件。毎日新聞は昨年12月、計69自治体に対して報告件数を聞き、岩手、山形両県を除く67自治体から回答を得た。2016年4月~2017年11月分の計1656件の内訳は、骨折や打撲などのけがが最も多く1010件。次いで、行方不明126件、従業員の不祥事41件、誤飲・誤食38件、虐待37件、食中毒・感染症34件など。放課後デイの場合、学童に比べ、自治体への報告徹底がなされていない。(2月6日、毎日)

〔児童ポルノ所持で逮捕〕千葉県流山市の民間保育園に勤務する保育士(29歳、男性)が2月5日、児童ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で逮捕された。市によると、携帯電話にも児童の画像が残っていた。容疑者は平成20年12月からこの保育園に勤務しており、勤務態度は良好とされる。(2月8日、産経)

〔強制わいせつ罪等で控訴棄却〕宮城県仙台市青葉区の保育園に勤務していた保育士(現在28歳、男性)が強制わいせつ罪などに問われた控訴審判決で、高裁は2月8日、懲役15年を言い渡した地裁判決を支持、控訴を棄却した。弁護側は「量刑は不当に重い」と訴えたが、判決は「犯行態様は相当悪質で常習性も高く、非難は免れない」と退けた。判決によると、被告は2015年10月~16年10月、勤務中、同園の当時3~6歳の女児10人に計22回、下着を脱がせて下半身を押し付けたり、携帯電話で動画を撮影したりした。 (2月9日、河北新報)

〔児をたたき停職1か月〕兵庫県神戸市の市立保育所で5歳児の頬を平手でたたき、鼻血を出させたとして、保育士(女性、60歳)が停職1カ月の懲戒処分を受けた。子どもたちを園庭に移動させた際、移動しなかった児の左頬を右手で1回たたいたもの。児は翌日、左頬の打撲と鼻出血と診断された。保育士は当初、上司や保護者に「手が当たっただけ」と虚偽の報告を繰り返していたが、最終的にたたいたことを認めた。(2月5日、神戸新聞NEXT)

〔補助金のだまし取りで懲役刑〕大阪府東大阪市で、市に嘘の申請をして保育園の補助金を騙し取った罪に問われていた元副園長(女性、59歳)に対し、地裁は懲役3年6か月を言い渡した。判決によると、すでに実刑判決を受けている元園長(男性、60歳)と共謀し、2011年から4年間、勤務実態がない人物について働いていると嘘の申請をして、市から1600万円余りの補助金をだまし取ったほか、保育士に対して「園の存続のために金が必要」と嘘を言い、1100万円をだまし取ったもの。 (2月5日、MBS)

〔消火器が落ちて重傷〕鹿児島県鹿児島市の認可保育園で2017年12月7日、壁に設置されていた消火器が落下して、5歳児が左足の甲の骨を折る重傷を負っていたことがわかった。この日の昼過ぎ、室内で児の着替えを手伝っていた保育士が立ち上がった際、床から約1.4メートルの高さにフックで取り付けられていた消火器(重さ約5キロ)に頭が接触して落下したもの。また、この事故について、市は事故翌日に保育園から報告を受けたが、1月30日まで国に伝えていなかった。鹿児島市市保育幼稚園課は「早く報告するべき事案で、不手際だった」としている(2月1日、読売)。〔掛札コメント〕え~と…。なぜその高さに消火器が? 室内というのはまさか保育室内?

〔施設名公表の行政処分〕千葉県は市川市にある認可外保育施設について、施設名を公表する行政処分を行った。この施設はアパートの1室で定員5人を受け入れていたが、去年12月、利用者から「施設が不衛生だ」等の連絡を受けて県が立ち入り調査を行ったところ、保育室の床が汚れている、健康診断を実施していない等がわかった。県は改善勧告を行ったが期日までに報告がなく、1月18日に再び立ち入り調査を行ったところほとんど改善が図られていなかった。県によると現在、入所している子どもは1人と見られる。県は施設に対し、新たな子どもの受け入れを自粛するよう要請するとともに、このまま改善勧告に従わない場合は、事業停止命令か施設閉鎖命令の措置を取る方針(1月30日、NHK)。千葉県のリンクはこちら。

〔個人情報を公園で紛失〕東京都港区の区立保育園の保育士が1月15日、園児の個人情報を区内の公園に置き忘れ、紛失した。災害発生時に備えて携帯しているビブス6人分をリュックサックごと、公園に置き忘れたもの。ビブスには、園児の氏名や生年月日、アレルギー食品のほか、保護者の連絡先、かかりつけの病院名と連絡先、保育園名と連絡先などが記載されている。翌16日、保育士が出勤する際、公園にティッシュボックスが置いてあるのを見つけ、リュックサックの置き忘れに気づき、警察へ届けた(1月29日、Security NEXT) 。〔掛札コメント〕こういった事例は、報告・公表されないだけで多発しています。「なに、それ」じゃなく、「うちの園でも起きうる」と考えて対策行動を。立ち去る時に指差し声出し確認、「〇〇を持ちました」「△△を何人分持ちました、1、2、3…」など。なにより持参物は同じ場所にかためて置き、立ち去る時には必ず振り返る。

〔2階から転落事故・続報〕石川県金沢市の福祉健康センター2階から1歳7カ月児が転落して大けがをした事故(3つ下の記事)で、部屋には窓が4つあったが、落下時はすべて施錠されていなかった。窓はハンドルを動かして押し開ける仕組みで、市が原因を調べている。(1月25日、産経west)

〔塩化ナトリウム中毒死が刑事裁判に〕岩手県盛岡市の認可外施設で起きた塩化ナトリウム中毒死(5つ下の記事)で、業務上過失致死罪により略式起訴された施設の元経営者に略式命令を出すのは「不相当」と簡裁が判断、正式裁判を開くことが1月25日、両親の代理人弁護士への取材でわかった。刑事責任が公開の法廷で問われることになる。刑事訴訟法は、略式起訴された事件で略式命令が相当でないときは通常の裁判を開かなければならないと規定している。弁護士によると、児の母親は「自分たちの気持ちを公開の場で話すことができるようになりうれしい。元経営者の言い分も聞けて、事件のことを少しでも明らかにできると期待している」と話しているという。(1月25日、産経)

〔意識不明の児が死亡〕香川県善通寺市の保育施設で2017年4月、雲梯型の遊具に首を挟まれ意識不明となっていた4歳児が、1月24日夕方、入院先の同市内の病院で死亡した。警察によると、死因は低酸素脳症。意識不明の状態が続き治療を受けていた(1月24日、時事通信)。

〔2階の窓から転落〕1月23日午後3時前、石川県金沢市内の福祉健康センターで、市内に住む1歳7カ月児が2階の窓から転落、病院に搬送された。児は大けがをしたとみられる。窓際に設置された高さ約70センチの棚に上って遊んでいたところ、半開きの窓から約4~5メートル下のタイル張りの床に転落した。当時、窓が施錠されていたかは不明。転落時、室内には母親と保育士1人がいたが、目を離した隙に転落したという(1月23日、24日、各紙)。〔掛札コメント〕写真を見ると、窓の片面を外側に(斜めに)押し開くタイプの窓のようですが、「半開き」というのはこのタイプを表現した言葉なのか、それともすでに「半開きになっていた」という意味なのか…。いずれにしても、この月齢のお子さんなら、あのすき間から落ちると思います。

〔木製ひさしが落下、子どもがケガ〕1月24日午後5時ごろ、東京都品川区、青物横丁駅近くの商店街で、4階建てビルの高さ約9メートル部分から木製のひさしが落下した。下校中の小学生が近くを歩いており、ひさしの破片が小学5年生の頭にあたって病院に搬送されたが、軽傷。落下したのは最大で長さ約3メートル、幅約40センチの木の板3、4枚。ひさしの接続部分が腐食していた可能性があるという。(1月24日、朝日)

〔保育士の免職処分取り消し〕山梨県富士吉田市の保育園に保育士として勤めていた20代女性が、免職処分を違法として取り消しを求めた訴訟の判決で甲府地裁は1月23日、請求を認め処分を取り消した。判決によると、市は2015年4月1日付で、条件付き採用期間6カ月として女性を採用。同9月30日に「職務を良好な成績で遂行していない」として免職にした。裁判長は判決理由で「採用初日に仕事用の衣服を持参しなかったことや園児が食べる魚の骨を1本取り除き忘れたなどのミスで、保育士として成長していく資質を有していないと判断するのは、許容される限度を超えている」と述べた。(1月24日、京都新聞)

〔塩化ナトリウム中毒死で略式起訴〕岩手県盛岡市の認可外保育施設で2015年8月17日、1歳児を塩化ナトリウム中毒で死亡させたとして、元経営者(34歳、女性)が1月23日、業務上過失致死罪で略式起訴された。昨年7月、傷害致死容疑で逮捕されたが、同8月に処分保留で釈放されていたもの。両親は、食塩を無理やり飲ませられた可能性があるとして傷害致死罪の適用を求めたが、地検は故意が認められなかったとして、業務上過失致死罪とした。両親の弁護団によると、父親は「ここまで待たされて、業務上過失致死罪で罰金という結果は絶対に許せない」と話しているという。弁護団は真相解明のため、正式裁判を求める意見書を盛岡簡裁に提出した。(1月23日、共同通信)

〔保育士が子どもを放り投げる〕茨城県取手市の認定こども園で1月9日、保育士(20代、男性)が4歳児を放り投げ、左脚を骨折させた。市によると、音読の発表会の練習中に整列しなかった児を並ばせようと、保育士が抱きかかえて放り投げたところ、児は転倒し、すねの骨を折ったもの。他の保育士が病院に連れて行ったという。匿名のメールで情報提供を受けた市が調査して発覚。園は19日、保護者説明会を開いて謝罪した。(1月23日、産経)

〔市職員の子どもを保育園に入園させた?〕2014年12月、東京都多摩市の男性職員が自分の子ども(0歳児)の保育園入園について担当課に相談、担当課長が職員の第1希望の保育園に受け入れを求める電話を入れた。園側は、受け入れれば「補助金を受け取るための面積要件を満たさなくなる」として断ったが市は受け入れを決め、その後も保育園に補助金を支払っていた。当時の担当課長は戒告処分を受けたという(1月18日、テレビ朝日)。この件で、別の男性職員が不当な補助金を幹部らに返還請求するよう市に求め提訴していたことが1月18日わかった。市は訴えの却下を求めている。この男性は入園審査の担当課での勤務が長く、18日の記者会見で「多くの保護者が待機児童問題で苦しむ中、不公平な取り扱いだ」と話した。市に内部通報したが「問題ない」と退けられたという。市は取材に対し、「子供の母親に重篤な病気が判明し、入園させる緊急性があった」と主張。阿部裕行市長は18日の会見で「同様のケースで市民から相談があっても同じように対応した」と話した。(1月18日、産経)

〔焼き魚に釣り針〕京都府宇治田原町の中学校で1月12日、給食のサワラの西京焼きに長さ2センチの釣り針が入っていたことが22日わかった。食べた生徒はすぐに吐き出し、けがなどはなかったという。調理は同町の学校給食共同調理場で行われていたが、混入した理由は不明。(1月22日、京都新聞)

〔規定量の5倍のワクチンを接種〕熊本県荒尾市は1月11日、市内の医療機関が10日、12歳児に規定量を超える2種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)を誤って接種したと発表した。規定量は0.1ミリリットルだが、看護師が用法の説明を誤読し、0.5ミリリットルを接種した。看護師本人がミスに気付き、保護者に説明して謝罪した。児に発熱などは見られないが、同医療機関は1~2週間、経過を見守る(1月12日、熊本日日)。〔掛札コメント〕2017年の「ニュース」を「予防接種」「ワクチン」で検索していただくと、ミスは多発していることがわかります。

〔歯科治療で死亡〕昨年7月、福岡県内の小児歯科医院で虫歯を治療した2歳児が低酸素脳症に陥り、2日後に死亡していたことが関係者への取材からわかった。児は医院で局所麻酔を使用した虫歯の治療を受けた後、唇が紫色になり、目の焦点が合わない状態になった。異変を訴える両親に対し、男性院長は「よくあることだ」と説明して何の医療措置もとらず、約45分後、両親が児を近くの病院に運んだという。その後、大学病院に救急搬送されたが亡くなった。警察は業務上過失致死の疑いがあるとみて捜査している。医院の院長は「必要な措置はとったと考えている」とコメントしている。(1月15日、TBS系)

〔4歳児の雲梯事故で提訴〕香川県善通寺市の保育施設で昨年4月12日、4歳児が園庭の雲梯に首をはさんだ事故で、施設を運営する法人(高松市)や担任の保育士らに対し、児と両親が計約2億5000万円の損害賠償を求めて地裁に提訴(12月20日付)していたことが1月9日、わかった。児は握るための棒を取り付けた水平方向の横板と、支柱との間に斜めに設置された補強用の板との隙間に首が挟まった状態で約10分間宙づりになった。一時、心肺停止となった後、一命を取り留めたが、意識は戻っていないという。原告側は施設側に対し、園児が首を挟んで窒息する可能性があり、隙間をふさぐなどの安全対策を取る義務があったと主張している。法人側代理人弁護士は取材に対し「見解は法廷で明らかにしたい」と述べた(1月9日、産経ウェスト)。〔掛札コメント〕この事故の記事、図、写真は、「ニュース」の2017年のページで「善通寺」と検索してください。

〔小学校給食にボルト混入〕徳島県阿南市の市立小学校で1月10日、給食のすき焼きが入った大型容器の底に、長さ約3センチ、直径約1センチの金属製のボルトが混入していることに、おかわりをしようとした5年生が気づいた。児童への被害はなかった。ボルトは、調理用の野菜裁断機の刃を取り付ける部分のものだった。校内の施設で調理しており、市教委は具材を切る過程で混入したとみている。(1月10日、産経ウェスト)

〔保育士の登録取消徹底へ〕保育士の登録取消を徹底するため、厚生労働省は児童福祉法の関連省令を2月に改正する方針を決めた。児童福祉法は、禁錮以上の刑を受けた保育士は都道府県が登録を取り消し、執行から2年経過するまでは再び登録できないと定めている。ただし現行法は、罪を犯した本人が届け出ることを前提としており、逮捕情報を把握できず、取り消されなかったケースは少なくないとみられる。省令改正に伴い、都道府県に対し、市区町村が保有する犯罪歴情報の活用を促す通知を出す。罰金以上の刑(道路交通法違反の罰金などを除く)が確定すると、検察から本籍地の市区町村に通知され、犯罪人名簿に記載される。こうした情報を活用することで、都道府県に保育士の犯罪歴の把握を徹底させる考え。また、文部科学省も同様の理由から、「教員免許管理システム」を大幅に改善する方針を決めている。ただ、保育所や都道府県が逮捕や刑の確定情報を得る手段は、本人や家族ら関係者の申告以外にはマスコミ報道などに限られるのが実情であり、実効性を疑問視する声もある。(1月1日、毎日)

〔立ち入り調査は対象施設全体の3分の1〕2016年度、自治体による立入調査を受けた保育施設は、対象施設の65%にとどまることが、読売新聞が自治体を対象に行った調査からわかった。調査は2017年11~2018年1月、立入や改善指導の権限を持つ47都道府県と20政令市、48中核市に実施し、計115自治体すべてが回答した。結果、各自治体が対象とする計約3万4000か所の施設のうち、立入を受けていたのは約2万2000か所で、3分の1が未実施。立入調査の実施割合は、認可が65%、認可外の64%。立入調査でみつかる主な問題点は、防災が58%、園児の健康にかかわること41%、職員配置39%、職員の健康管理26%、現金管理等24%など(複数回答)となっている(1月8日、読売)。〔掛札コメント〕問題点の割合が、対象施設全体に占めるその問題点の割合だとするなら、4割の施設が園児の健康や職員配置に関する問題を有していることになります。施設の急増に追いついていないのは明らかですが、これを放置して施設をただ増やすことは、単に危険だと思います。

下の記事の追記:私(掛札)自身、2004年、車にはねられて頭部外傷を負い、脳震盪を起こして30分ぐらい気を失い、頭を5針縫った経験者ですから、頭を打つ恐怖、脳震盪の話はよくわかっています(拙著「心の仕組み」の後書きにもちょこっと書いた通り)。頭を打ったぐらいで、保険に入っているかどうかも定かでない外国人を入院させない米国の病院(いやみではありません、事実です。だから、日本の皆保険医療制度は大事なのです)に3時間いた後、救急医は「夜中、友だちに2回ぐらい起こしてもらって。それで大丈夫なら大丈夫だから」と私を追い出しました。その後もしばらく、「いつ脳出血を起こすか」という恐怖がつきまといました。
 「頭を打つ」を軽く考えてはいけません。ましてや、外から見て何もなかったら、逆に中で何が起きているのかわからないのです。脳震盪は、頭蓋骨というそれなりに固い入れ物の中で脳(網に入った豆腐)が急に揺さぶられる状態(豆腐がどういう状態になるか、やってみてください)。だから、頭蓋骨にけががあるかどうか、コブがあるかどうかでは判断できません。気を失ってなくても、定義上は脳震盪です。医者であっても「様子をみましょう」で終わることは多々あります、私の例のように。でも、「大丈夫、様子をみましょう」を保育園が言っていいのか?という話です。

〔死亡で書類送検〕神奈川県葉山町の町立保育園で2016年12月13日に6歳児が転倒し死亡した事故で2017年12月27日、警察は業務上過失致死容疑で園長(60歳)を書類送検した。園庭に面した木製デッキに子ども用のサッカーゴールを置いたままにして安全確保を怠り、ネットに足を引っ掛けて転んだ男児を死亡させたとしている。町によると、児はすぐに立ち上がり「大丈夫」と話していたが、帰宅後に体調が悪化し、搬送先の病院で14日朝に死亡した。救急搬送要請はなかった(12月27日、産経)。 〔掛札コメント〕このニュースだけを読んだ印象を書きます。このような死亡を予防できるようにしたい、その通りですし、この死亡が起きたことを「しかたがない」と言っているわけではありません。園側に事故を隠蔽しようとする動きがあったなら、まったく別の話です(このニュースからはわかりません)。けれども、このように書かれたニュースを保育園側がどう受け止めるかと話になると…。
1)木製デッキにサッカーゴールを置いたままにしたことが「安全確保を怠っ」て「(児を)死亡させた」業務上過失致死容疑にあたるのであれば、日本じゅうの保育園で「安全確保を十分にできる」所なんてない、と言わざるを得ません。どこの園長も業務上過失致死/傷害の大きなリスクを抱えていることになります。サッカーゴールが倒れてきたというならわかります。そうではありません。「すぐに物置にしまえばいいじゃないか」「うちは必ず、すぐにしまう」、そう言える園がいったいいくつありますか。都市部でたとえば、サッカーゴールのような大きな備品はあるけれども、それをしまえる物置はない園がどのくらいありますか? 町は6月の段階で検証委員会を作り、今年度中に報告を出すようです。結果、「すぐ片付けろ」「しまえ」「よけいな物を出しておくな」になるなら、保育園なんてもうやっていられません。片付けられるだけの人的配置の保証、環境の保証、経費の保証をしてください、国が。
2)園に現実的にできることは、ア)子どもが頭を打った時は子どもが「大丈夫」と言おうが言うまいが受診する、または救急搬送する、イ)おとなが見ておらず、子どもが体のどこを打ったかわからない時は、子どもが「頭は打っていない」とたとえ言っても受診する、または救急搬送する。ウ)その旨を保護者に明確に伝え、「それぐらいで受診しなくてもいいです」と言われても受診する、または救急搬送する。残念なことですが、これは今や子どもの命や育ちのため云々ではなく、園、保育者を守るためです。こちらにもすでに書いてある通りです。この項、 もともとは子どもの命、安全のために書いたものですが、こういうニュースの書かれ方(事故そのものではなく、ニュースの書かれ方)をすると意味が変わってしまいますね…。

〔幼稚園教諭を傷害で逮捕〕12月30日、兵庫県尼崎市の幼稚園教諭(女性、41歳)が傷害の容疑で逮捕された。逮捕容疑は、27日午前9時20分頃から1時間45分にわたり、園内の教室で担任をしていた2歳児の体を揺さぶったり両ほほを平手で殴るなどし、内出血による全治約2週間のけがをさせたもの。同日、帰宅した児の両耳の後ろにあざがあるのを母親が確認し、児は「先生にたたかれた」と話した。29日に父親が110番し、警察署員が教室の防犯カメラ映像を確認したところ、暴行の様子が映っていたという。映像にはほかの教諭の姿も記録されていたが教諭を止める様子はなかった。教諭は「しつけのためだった」と容疑を認めている。(12月30日、産経west)