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0. 緊急事態時の訓練用画像(2017年9月27日)


 園における緊急時対応の訓練用ビデオ『保育園で子供が急変した時の対応』ができあがりました。YouTubeに掲載しています。リンクはこちらです(音声が出ます)。
 インターネット上で検索するのであれば、 
#保育の救急訓練  
 (頭に半角シャープを付けるのをお忘れなく)。検索の一番上には出てこないかもしれませんが、検索結果ページの下のほうを見ていただければ「ビデオ」のカテゴリーのトップに出ているはずです。
 または、検索カテゴリーで「ビデオ」「動画」を選んでから、
保育の救急訓練
と入力すると出ます。

 保育園、こども園、幼稚園で、子どもが呼吸をしていない、意識がない、プールの中で沈んで(浮いて)いる…。「そんなこと、うちの園で起きるわけがない」と思うのが、人間の脳の働きとしては自然です。でも、それでは万が一の時、からだが動きません。ですので、このような訓練をいくつかの設定で必ず繰り返してください(この点については、1-8(特に一番下)と1-2をお読みください)。

 このビデオは、保育の現場に即して作られています。

★「息をしているかどうかわからない」「息をしているようにも思うけど、『普通の呼吸』なのかどうかわからない」…、とにかく心肺蘇生!

★「園にはAEDがありません」…、とにかく心肺蘇生が先。AEDは、園にあって、余裕があるなら使う。

★「胸骨圧迫、難しいです。どこをどうやって押したら」…、とにかく胸の真ん中。左右にずれなければ大丈夫。真上からしっかり真下に押すことが大事。

★「人工呼吸用シートを使って、どうやって乳児の人工呼吸をする?」…、人工呼吸用マウスピース(シート)を使う場合も、マウスピースの上から子どもの鼻と口を覆うようにして息を吹き込みます。マウスピースが子どもの口に入っていれば、息は入ります。特に乳児の場合、おとなが力いっぱい息を吹き込んだら危険ですので、これで十分です。

 …こういった、現場でこれまでハテナ??だった疑問に答えた映像となっています。でも、見ただけでは意味がありません。ぜひ、睡眠中やプール活動に置き換えて、自園の方法を練習してください(参考:1-2)。その時、このビデオのセリフを全部、書き起こしてその通りに言う必要はありません。想定訓練は「劇」ではないからです。「ゼロ歳児で起きたら?」「4歳児で起きたら?」「延長の時間帯に起きたら?」…、言う言葉は園によって違い、その都度、変わるはずです。

 マニュアルを作るのは大事、いろいろ想定してみるのも大事。でも、「そのまま、その通り」にからだが動くようにするためではなく、どんな状況であっても、一番大事なポイントの所を飛ばさずにしっかりできるよう、からだを慣らしておくためです。事故が想定通りの流れで起こることはまずありません。「心肺蘇生」「救急通報」「保護者に連絡」「あればAED」「他の子どもたちの安全と保育の保証」、こういった肝心なポイントがどんな状況でもできるようにすることが訓練の理由です。ですから、訓練中に間違っても「違うでしょ! そうじゃない!」と怒らないこと。怒るのではなく、「この状況で、今の行動でよかったのかな?」です。ポイントを飛ばしてしまわない限り、訓練の間違いは人間の柔軟さでもあるのですから。そして、「とにかくマニュアル通りに動こう」と思いこむと、間違えないこと、その通りにすることにばかりエネルギーを使ってしまいます。想定とはかなり違うことが現実に起きた時、マニュアル通りに動いていたら? 「マニュアルと違う!」とパニックを起こしたら? 大変なことになるかもしれません。しつこく言います、訓練は「劇」ではありません。

 緊急時の訓練用にはもうひとつ、さいたま市教育委員会がつくったASUKAモデルもあります。このモデルも、呼吸や反応が「わからない時」「判断に迷う時」は、心肺蘇生をする、AEDを使うと明言しています。  こちらのページです。

 ページ右側の「冊子」は自由にダウンロードできます。

 ページ左下「映像」の「本編を作成しました」「ダイジェスト版を作成しました」をクリックし、そのページの中の「こちらからご覧になれます」をクリックすれば、動画を見ることができます。

 ASUKAモデルがつくられた理由、桐田明日香さんの突然死についてはこちらのビデオをご覧ください。


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