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手紙や掲示のひながた(2016年8月31日)


 ひながたは、すべてPDFです。そのまま加筆・修正することはできません。ご自身の施設に合うよう内容を加筆・修正して、パソコンで作り直してください。自由に使っていただくことを前提にしていますので、「このサイトをもとにした」と記載する必要は一切ありません

●手紙:緊急連絡先は、連絡がとれる番号を
 入園時には必ず伝えていらっしゃることだと思いますが、つながらない保護者がいる場合の手紙です。念のため、全員に渡したほうがいいでしょう。(2016年8月31日)


●掲示:行事の時の園周辺、駐車場の安全
 後で下の項目に統合しますが、とりあえず別項として出します。行事の時の掲示です。大きく印刷してカラーコーンやミニ白板(下の項の写真のようなもの)に貼りつけ、玄関先や駐車場の入り口等に置くためのものです。特に、交通整理の職員が出ていて事故が起きた場合には、「職員がいたのに、どうして見ていてくれなかった!」という話にもなりかねません(そのあたりの責任の問題については、園の弁護士にお尋ねください)。
 いずれにしても、安全は保護者の責任であるということを明確にするため、職員、園にできないことは「できない」とはっきり書くべきです。保育士の姿が見えれば、保護者は「子どもを見てくれている」と思ってしまうのですから。(2016年8月31日)


● 掲示:駐車場の安全と園の前の路上駐車について3種類
 子どもの死亡/重傷事故は、公共駐車場や個人宅の駐車場でひんぱんに起きていますが、今回、保育園の駐車場で起きました。これまでも時々つくっていた掲示なのですが、3種類、掲載しておきます。「駐車場内における注意事項」(手をつなぐ、子どもの存在を意識した運転)、「駐車場を譲り合って使う」のほか、「園の前の路上駐車禁止」の3つです。状況は園によって違うと思いますので、改変して使ってください。用紙はA4ですが、B4ぐらいでもよいと思います。
 こういった掲示を書く時のポイントですが、できる限り、「~してください」と書くこと。「~しないでください」ではなく。「~しないでください」と言われても「うるさいなあ」「じゃあ、どうしたらいいの?」と感じがちなのが人間。できるだけ、「こうすればいい」という方法を「なぜならば」という理由と一緒に、具体的に書くことです。

 掲示のしかたですが、兵庫県相生市の「認定こども園 どんぐりの家」「保育園 ゆりかごの家」では従来から、送迎時、園の玄関の所にこのようにして掲示を掲載しています(掲示文の画像はこちら)。壁に貼るよりも効果的かもしれません。同園では今回起きた事故を受けて今朝、早速、再度の呼びかけ掲示を出したそうです。ちなみに両園の掲示は、「保育園ではしっかり手つなぎをしています」という自園の取り組みも伝えています。


 死んでいた可能性が十分ある交通事故の被害に2度あった者(掛札)としては、双方にまったく落ち度がなくても容易に、そして一瞬にして死亡が起こりうる交通事故は、他人ごとではありません(いずれの事故も私は青信号で徒歩、または自転車でした)。「注意して(前を見て)いなかった運転者が悪い」、これを落ち度や過失と呼ぶのは簡単ですが、人間は「つい」「うっかり」「ぼんやり」する生き物なのです。「つい」「うっかり」「ぼんやり」しない人は絶対にいません。特に、いつも運転し慣れている場所ではなおのことです。「いつものことだから」「大丈夫」という楽観バイアスでいっぱい、別のことを考えながら「いつも通り」運転していると…。
 車や自転車を運転している以上、誰でも加害者になりうるのです。もちろん、被害者にもなりえます(私・掛札は、自動車はもちろん運転しませんし、自転車にも乗りません。トラウマも残っており、道を渡る時や歩道のない道を歩く時はいまだに恐怖に襲われます)。
 保護者の方たちに「手つなぎの大切さ」「車の安全の重要性」等をお伝えになりたい時には、「安全のトピックス」の下の方、「参考資料」にある『赤ちゃんとママ1、2、3歳』の連載も参考になさってください。(2016年8月17日)


●掲示「お心づけ、おみやげについて」
 心付けやおみやげをいただくと気が重くなりがちです。もちろん、他の保護者が「自分(たち)もしなければいけない?」と感じてしまうこともあります。旅行のおみやげは、大きな荷物を持って帰っていただくことを考えれば(また、たいていは食べ物であることも考えれば)、100%固辞することはできないかもしれません。けれども掲示をしておけば、「こうして皆さんにお願いしていることですから、今回限りになさってくださいね」と、お礼を言いつつ明言することができます。
 一方、クーポンや割引券は金券にあたりますので、絶対に受け取るべきではありません。保護者が働いている店舗や企業等の金券や等価のものであれば、使わなければいけない(行かなければいけない)というプレッシャーにもなります。(2016年8月11日)


●手紙「睡眠中の安全確保をするために」
 睡眠中の安全確保を確実にする上で、午睡中の作業の軽減が課題になっている園も多いと思います。「うつぶせ寝をあおむけ寝にし、睡眠チェックをする人を毎日必ずおいてください」と申し上げるたびに、(そんなこと、できない…)という表情の方に出会います。そこでご要望にお応えして、この手紙を作りました。厚生労働省のリーフレットと一緒に渡してもよいかと思います。「幼児の行事は関係ないでしょう」と言う保護者の方もいるとは思いますが、行事等の準備、製作等は園全体でするものですから。なにより、保育園は「子どもを楽しませ、保護者のシャッター・チャンスを作るイベント施設」ではありません。
 ここに書いた以外にも、おたよりを簡素化する、毎日、貼り出す写真の枚数を減らす(=撮影枚数を減らす。選別や印刷にかなりの時間がかかっているように見受けられますので)など、作業全体の中で減らせるものはいくつもあります。「睡眠中の安全」の8の最後に書きましたが、人間は「起きるはずがないと思っていること」より、「目先の用事」を優先させます。あおむけ寝と睡眠チェックを30分するより、作り物を30個作る達成感のほうが嬉しいのです。でも、あおむけ寝にさせず、睡眠チェックもしておらずに、お子さんが亡くなったら? 「深刻事故の予防は、なにも起きないことが取り組みの成果なんだ」「なんのためにしているんだろう?と思って当たり前」と考えて、あおむけ寝と睡眠チェックに取り組んでください。(2016年7月18日)


●掲示「保護者が子どもを見守って」
 子育て広場や支援センターなど、保護者と子どもが一緒に訪れる場所で基本となる掲示、「保護者が子どもを見守ってください」を作りました。A4サイズ横に大きく書いてありますが、もっと大きくしてもかまいません。下にも、広場等でお使いいただける掲示がありますので、ご活用ください。(2016年7月18日)


●組体操に関する保護者アンケート
 組体操については、「園としてはやめたいのだが、保護者が『続けたい』と…」という場合もありますし、「園、職員は続けたいが、保護者はどう考えているのか」という場合もあるでしょう。いずれであれ、保護者の意見を聞くというプロセスはリスク・コミュニケーションとして以前に、まず保護者コミュニケーションとして不可欠です。保護者とコミュニケーションをせずにやめる、続けるのは、「なぜ、私たちの意見を聞いてくれない?」という不信感につながるからです。
 結果は多数決ではありません。一人でも「やめるべき」という保護者がいたら、たとえ残り全員が「続けるべき」と答えても、そして、園が続けたいという意向であっても、その一人を無視せずに、保護者会等を通じてコミュニケーションを続けるべきです。その声を無視して、万が一深刻な事故が起きたら…?(このあたりは、『子どもの「命」の守り方』の103ページ以降にも書いてあります)
 ご意見やご質問がありましたら、いつでもブログにお寄せください。
 アンケートのひな型はこちら。(2016年4月28日)


●お願い文「園内に食べ物を持ち込まない」
 食べながら登園する、お迎え時におやつを出す…だけでなく、子どもが自分でお菓子を持ってきて配ることもあるようです。ということで、このお願い文を作りました。(2016年4月16日)

●お願いのお手紙
1)子どものバッグなどにキーホルダー等をつけないで、というお願い
2)スカートやチュニックよりもパンツで。あるいは、活動用の置きパンツを、というお願い
 新年度向けの掲示の形をとっていますが、新年度のお願い文書の一部 にもできるでしょうし、それ以外の時期にお使いいただくこともできると思います。いずれも「禁止」はできませんから、リスクをきちんと伝え、保護者の責任も伝え、2のように代替案がある場合にはそれも伝えることが不可欠です。(2016年3月6日)


●「他人の子どもの顔がわかる写真を、Facebookやブログなどで使わないでください」と呼びかける手紙です(掲示より、手紙のほうがよいと思います)。ただし! 冒頭の部分には、※に書いた通り、必ず自園の取り組みを書き加えてください。たとえば、カメラやビデオ、SDカードは鍵のかかる場所に保管している、写真データを保育士個人のメモリ・スティック(USBメモリ)にコピーしない、写真データを園から持ち出さない、等です。保育園からこのようなデータが流出したのでは、信頼どころの話ではありませんから、自園の取り組み(=必ずしていること)を冒頭に必ず書いてください。これは、「私たちもプライバシー保護に、具体的な方法で取り組んでいます。保護者の皆さんもよろしくお願いします」という意味です。
 情報処理推進機構の記事を手紙の下のほうで紹介していますが、このような公的な情報(省庁、自治体、病院、研究機関等)を入れることで、掲示や手紙の信頼性は高まります。必ず引用元、参照元を書いて入れてください。そして、今回のように検索キーワードやURL(サイトのアドレス)も入れて、保護者が自分で見ることができるようにしましょう。この時、検索キーワードのほうが親切です。サイトのアドレスは1文字でも入力ミスをしたら出てきませんから。(2015年10月4、5日)


感染症について伝える掲示文です。インフルエンザもすでに流行し始めていますので、とっとと出しましょう。この例は、『子どもの「命」の守り方』の97ページに掲載されているものです。詳しくはそちらをお読みください。
 ★ポイント★
1)タイトルで事実を簡潔に伝える(例:インフルエンザが流行り始めました。園のお子さんがノロ感染症と診断されました、など)。「お知らせ」では注意をひきません。事実を簡潔に伝えれば、後は読まなくてもわかる保護者もいます。
2)絶対に、「自園の取り組み」が先。本の中でも説明していますが、これはリスク・コミュニケーションの基本。自分たちが園で何をするかを書かずに、保護者に「ああして、こうして」と言ったら、「上から目線で命令されている」と思うのは、当然。

 感染症の季節はもう始まっています。10月になったら「本格的な感染症の時期に入ります」というタイトルで第1報を出し、自園の感染症対策、保護者にお願いしたい全体的な情報を書き、最後に「自園、近隣園の情報を随時、迅速に発信していきます。ご質問、ご意見がありましたら~」と書いてください。複数のお子さんが感染してから伝えたのでは遅いのです。リスク・コミュニケーション(できごとが起こる前)もクライシス・コミュニケーション(できごとが起きた後)も、最大のポイントはひとつ、「とにかく迅速に対応する!」です。(9月29日)


●支援センターや子育て広場など、不特定の親子が利用する場所で起こる勧誘などの問題について、利用者に注意喚起する掲示文です(A4サイズですが、B4ぐらいに拡大したほうが見やすいと思います)。
 この文面は、あくまでも利用者の自己責任である問題について注意喚起と情報提供をしているものですので、保育園などで通常行うリスク・コミュニケーション(=自園の取り組みを伝え、保護者がすべき取り組みを伝える形)とは異なります。
 余談ですが、「~さんという方から勧誘を受けて、大変なんですけど」という相談自体、その人(「勧誘している」と指摘されている人)に対するいやがらせである可能性もゼロではありませんから、相談自体をすぐにうのみにするのは危険です。一方、センターや広場自体、保護者や子どもの名前(特に苗字)を大きな声で呼ばない、書類などを見える場所に置かないといったプライバシー保護の取り組みをすることが重要です。
 本文はありません。直接、ひながたのPDFにリンクしています。(8月24日)

水遊びやプールを始める前、保護者に伝える内容の手紙(トピックスの本文の中にあります)

「虫除けシールや気管支拡張剤のパッチなどをつけてきた時は、必ず保育士に朝、伝えて」という内容の手紙(トピックスの本文の中にあります)