メイン画像

トップページに戻る

●基本:このウイルスは飛沫/空気感染するため、「新型肺炎感染を予防するため~します/してください」とは言えません。この点はB-4/1-9をお読みください

●基本:言葉をはっきりさせましょう! 空気/飛沫感染の場合、感染(ウイルスを体内に入り、定着)の完全な予防は不可能。感染機会の低下は手洗い、マスク使用や人混みを避けることで可能であり、結果、蔓延(感染拡大)は防げる。発症後の重症化や合併症を防ぐため、早めの受診と休養を。

(以下、蓄積中)

●保護者向けの掲示を出す場合、自治体や専門家の書面にある以外のことを「園がする」「保護者がすべき」と書くべきではありませんし、するべきでもありません(例:除菌。指示以上の登園拒否=差別)。公的に言われている以外のことをして、別の問題が生じたら?

●感染症は制御できますが、パニックは制御できない場合があります。インフルエンザより病原性が低いと考えられる新型肺炎ウイルス(COVID-19)をとりまく現状は、人間が持っているリスク認知の歪みから説明できます。

●厚生労働省の「マスクについてのお願い」。園に貼り出してください。職員も「咳をしている」(←病院行きましょうね)「花粉症」以外でマスクをしないで。特に、未満児の職員の方、表情が見えないのは子どもにとって良いことではありません。不要のマスクはしないでくださいね。

●「中国人を登園させないで!」という保護者もいるようです。「国の通達上、登園にはまったく問題ありません」と毅然と対応してください。「登園しないでください」なんて言うことは許されません。差別です。これがヨーロッパの白人の間で流行した感染症だったら、「登園させないで!」「登園しないで」と大きな声で言いますか? それが差別です。かつては「日本人=名誉白人」と偉そうにしていましたが、一歩、この島国を出てください。あなたも差別されるのですよ、「アジア人」として(掛札も米国で何回も差別されましたから)。そして、冷静さを欠くその行動が、感染症対策をいっそう難しくするのです。 感染症は制御可能。でも、差別とパニックは一度始まったら制御が難しい。今のうちに理解しておいてください。

●新型肺炎は感染力は強いものの、病原性はさほどではないようです(インフルエンザのほうが亡くなっています)。国内でも死亡者が出る可能性は大ですが、中国本土でも亡くなっている人の大部分は基礎疾患のある高齢者。パニックは、感染症よりもずっと危険です。マスクは、咳をしている人の着用以外は有意な効果が認められていません。マスクは咳エチケットと花粉症対策のため。無駄づかいしないでください。「マスクをしろ!」と言われたら、「ありません。咳をしている人がマスクを使います」ときっぱり。

●マスクは咳エチケットとして使うもの。自分を守るためにはほぼ効果がありません。つけたりはずしたりでベタベタさわったら汚染して逆効果(だから、子どものマスク着用はもっと無意味)。花粉症も始まっています(花粉は粒子が大きいので予防効果あり)から、必要ないのに使わないで…。

●「あの先生、咳してます! マスクさせて!」と言われたら? 「あ、咳してましたか。ありがとうございます。続くようでしたら、マスクをさせますね。ご存知の通り、マスクがなくて…。花粉症も始まりますし…」と言いましょう。

(コミュニケーション)保護者から「中国から来た/帰国した人を登園させるなんて!」と言われたら、「国の通知(こちらに書いた件)がそう言っていますから」、自治体に「保護者からこういう意見が来ています」。よけいなことを言わないで。

(コミュニケーション)保護者から「予防して!」と言われたら? 「感染拡大をできる限り防ぐため、取り組んでいます。症状が出ない感染もあるようですから、完全に予防することはできません。完全な予防をということでしたら、登園をしばらくお控えになるようお勧めします。また、風邪のような症状がありましたら、親御さんもお子さんも必ずすぐに受診してください」。「マスクをしろ!」と言われたら? 「マスクが手に入りません」「マスクは咳をしている人が飛沫を飛ばさないためには役立つようですが、ウイルスによる病気の予防には効果が万全ではないようです」。

(掲示)通知が出ました(文科省29日「中国から帰国した児童生徒等への対応について」、厚労省31日「保育所等における新型コロナウイルスへの対応について」)。この中に有症状、無症状の(中国に渡航していた)児童生徒について、学校・施設が対応せよという内容の文言があります(国の責任放棄ですが、国としてはこれで「伝えたよ。あとはよろしく」と言える)。この通知を必ず園の玄関に掲示し(できれば拡大コピー)、その横に大きく、「このように政府から指示が出ています。中国からお帰りになった方は必ずお申し出ください。お申し出いただかないと、私どもには対応しかねます」と書いてください。

●自治体から保育所に「マスクをしなさい」と指示が出た所も。「支給してくれればします。どこにも売っていません」と答えましょう。できないことは「できない」です。

●中国以外で初の死亡者が出ました(フィリピン、香港)。日本で死亡者が出る可能性も十分ありますが、パニックを起こさないでください(「新しい脅威や未知な脅威は、深刻な脅威と感じやすい」認知バイアスのひとつ)。新型コロナウイルスは感染力が強いようですが、現時点の死亡数を見れば、インフルエンザのほうがよほど危険です。インフルエンザでは今冬、米国ですでに1万人が亡くなっていますから。

●新型肺炎予防を呼びかけるウイルス・メールが出ているようです。今は実在の保健所名をかたった「なりすましメール」。タイトルと送信者名を見て「なぜここからメールが?」と思ったら削除。開いたとしても、添付ファイルを開かない、リンクをクリックしない!です。

●中国政府は1月27日に団体旅行を禁止しており、この日以降、中国から団体観光客が日本に来ている事実はありません()。ニュースに悪意を感じたfら、必ずダブル/トリプル・チェックを。誰に対してどんな感情を持つかは個人の自由です。でも、差別は人権侵害であり、差別をあおるフェイク・ニュースを広めるのは無責任です。

●新型コロナウイルス感染で発症した場合の、日本の医療レベルにおける深刻度は不明です。厚生労働省が言う通り過剰な心配は不要ですが、「新型肺炎ウイルスの広がりも懸念されています。体調が悪い時は、保護者の方もお子さんも受診をお勧めします。職員も体調が悪い時には休む、受診するなどします。保育体制に問題が出る日は、自治体と保護者の皆さんに必ずお伝えします」と今のうちに掲示を。「人手が欠けるから」と無理をして、結果、「新型肺炎感染」となったら目もあてられません。配置が欠ける日は正直に自治体に伝え、「私たちでは手当てできませんから、自治体から応援をお願いします」とはっきり言いましょう。配置が欠けているのに書類をねつ造して、それがバレたら? 「不祥事」扱いです。できないことは「できない」と言いましょう。