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2019年のニュース: 5月19日


重要なニュースはタイトルを赤字にしてあります。
検索を容易にするため、県庁所在地であっても都道府県名を入れています。

〔福井県鯖江で熱中症搬送〕5月17日午前11時前、福井県鯖江市の小学校で児童29人が熱中症とみられる症状を訴え、病院に運ばれた。いずれも軽症。当時は全校児童465人で18日の運動会の練習をしていた。福井市では、正午前に今年の最高気温となる28.1度を記録している。

〔マダニ媒介感染症が東京で初めて報告〕マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に都内在住の50代が感染したと発表した。都内での患者報告は初めて。この患者は5月1~5日にかけて長崎県を旅行中、マダニにかまれて感染したとみられる。発熱、下痢、嘔吐(おうと)などの症状を訴えて12日に入院、現在は意識障害があり重症という。SFTSは国内では2013年1月に初めて患者が報告され、4月24日現在で西日本を中心に23府県で404人が感染、65人が死亡。国立感染症研究所によると、血液など患者の体液との接触による人から人への感染も報告されている。治療法はなく、対症療法のみ。〔掛札コメント〕こちらのB-1に「マダニに関するお手紙/掲示」があります。マダニに咬まれているかどうかを園でチェックしきることは不可能です(蚊なら、子どもが自分で「かゆい」と言いますが、マダニは無理)。「家庭で入浴時にチェックを」、これも交通事故同様、「できないことはできないと言い、保護者に任せる」です。

〔違法工事でアスベスト飛散〕長野県飯田市の私立保育園で2018年12月、園児約120人と職員約30人の在園中にアスベスト(石綿)の飛散が疑われる改修工事が行われ、工事に関わった2社と園を県が大気汚染防止法に基づき行政指導していたことがわかった。園舎は1976年に建設され、天井裏の鉄骨に石綿の中でも毒性の強い「アモサイト(茶石綿)」が吹き付けられていた。大気汚染防止法は石綿の有無の事前調査や結果の掲示などを施工業者に義務づけているが、工事を担当した2社はこれを怠り、法に定められた飛散防止対策もしていなかった。一方、園は県に作業の届け出をしていなかった。工事を不審に思った保護者が園に問い合わせて事態が発覚、通報を受けた県は12月26日に立ち入り調査して対策などを指導した。労働基準監督署も労働安全衛生法違反の疑いで立ち入り調査している。園と2社は保護者らと、今後の検査費用の負担や病気を発症した場合の補償について協議を始めている。過去にも東京都文京区の区立保育園で1999年、保育中の改修作業で石綿が飛散。2007年には神奈川県藤沢市の市立保育園で、1972年の開園当時から改修工事などで石綿が飛散していたことが判明した。

〔プール死亡で2000万円の損害賠償命令〕京都府京都市の認可保育所のプールで2014年7月、4歳児が死亡したのは監視を怠ったのが原因として、両親らが園を運営する社会福祉法人に慰謝料など約4200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、地裁は5月16日、約2000万円の支払いを命じた。当時の担任保育士ら2人が18人用のプールに30人を入れ、「監視や指導の役割分担をせず、その場を離れたり他の作業をしたりした」と指摘し、監視義務違反を認定。同会も保育士らに事故のリスクを周知する義務を怠ったとした。一方、園側は「給食の吐瀉物誤えんなどの可能性がある」とし、請求棄却を求めていた。
 この事故で、2015年3月には、両親が当時の園長ら4人を業務上過失致死容疑で告訴し、京都地検は嫌疑不十分で不起訴。両親の申し立てを受け、検察審査会が2016年7月に不起訴不当と議決したが、地検は再び不起訴としていた。〔掛札コメント〕熱性けいれんやてんかん発作が(おそらく)引き金となってプールに沈み、みつかり、息を吹き返した事例はあります。いずれも息を吹き返したから「たぶん、これが原因だろう」とわかったわけです。でも、亡くなっていたら「てんかんだったかも」と言っても「そこじゃなくて、どうして沈んだことに早くみつけられなかったわけ?」と監視の責任、監視体制の責任を問われます。この京都の事例で園側は「吐瀉物の誤嚥かも」と言っていますが、そんなことはどうでもいいわけです。足がつっておとなが沈むこともあるのですから。プール事故の場合、沈む/浮かぶ原因ではなく、「なぜ早く見つけられなかったか」だけが問題になるのです。そして、たとえ監視をしていても、沈んでいる/浮いている子どもをみつけるのは容易ではありません(詳しくは1-7の後半)。関連記事は、トップページの「最新情報」

〔建設現場から鉄の棒が落下、歩行者がケガ〕5月16日午後2時前、東京都品川区のJR五反田駅前の建設現場で鉄の棒が落下して歩行者に当たり、軽いけが。落下した鉄の棒は長さ42センチ、重さ730グラムで溶接に使うためのもの。現場は駅前ロータリーのすぐ近くで、人通りが多い場所だった。〔掛札コメント〕これも、大津・市原の交通事故と同じです。「その場、その瞬間にいあわせた確率(運)」。棒の形状や大きさ、向きによっては死亡もありえます。たとえば、落ちてきたつららがまっすぐ頭に刺さって死ぬ事例も稀ではありませんから。

〔保育園児と保育士に車が突っ込む〕5月15日午前10時半頃、千葉県市原市の公園の砂場で遊んでいた保育園児5人と女性保育士2人の近くに乗用車が突っ込み、園児をかばおうとした保育士が右足を骨折した。園児にけがはなかった。保育士が突き飛ばすようにして守ったという。警察は、車を運転していた65歳男性を現行犯逮捕。公園の向かいのコインパーキングで料金を払おうと停止した後、「車が急発進した」と供述している。

〔カナダ人講師が園児に暴力〕福岡県北九州市小倉北区の認可外保育施設に勤めるカナダ人講師(男性、40代)が、2歳児に暴力をふるっていたことがわかった。同施設で働いていた他の外国人職員が告発のため、暴行の様子を撮影した動画をSNSに投稿し発覚。市は施設に対して国の通知に基づく特別立ち入り調査を実施し、口頭指導した。施設側は事実関係を認めているという。動画には、講師が児の背中を強くたたき、英語で怒鳴る様子が撮影されていた。この講師は常勤で約5年前から勤務。施設は14日から出勤停止とした。投稿した元職員は、子どもの口に本を突っ込む様子を見て驚き、他にも複数の幼児への暴力行為が日常的にあったため2~3月ごろ、ひそかに撮影したと説明している。市によると、4月に市民から電話で通報があり調査したが、施設側は「不適切な対応はない」と否定していた。今月13日、再び市民から「動画が上げられている」と市に連絡があり、暴力行為が判明した。

〔今年2人めの先天性風疹症候群〕東京都内で先天性風疹症候群の子どもが5年ぶりに確認された。1月に埼玉県で1人が確認されており、全国では2人め。国立感染症研究所が出した緊急情報によると、2019年の患者報告数(4月28日まで)は1377人。男性の患者報告数(1092人)が女性(285人)の約3.8倍。100万人当たりの患者報告数は10.8人。都道府県別では、東京が33.2人で最も多く、以下、佐賀(24.0人)、千葉(21.0人)、神奈川(18.4人)、福井(16.5人)、福岡(15.1人)、埼玉(13.5人)、大阪(12.7人)など。

〔突風でテントが飛ばされる〕福島県鏡石町の小学校の校庭で5月11日午後、運動会の途中、突風によってテントが飛ばされ、児童11人と保護者1人が軽いけがをした。約10張りのテントのうち、少なくとも1つが突風で飛ばされてテントの中や周辺にいた人に当たったもの。テントは支柱を土のうで固定していた。この日、県内各地で夏日となり、強い日ざしで地上の空気が暖められて局地的に上昇気流が発生し、渦を巻くような強い風が吹いたと考えられるという。

〔ノロウイルス集団感染〕山梨県の中北保健所峡北支所管内の保育所で園児と職員の計59人が嘔吐や下痢、腹痛の症状を訴え、保育所の食事が原因の食中毒と断定された。患者の便からノロウイルス検出。4月21日夜、保育所から「嘔吐症状の園児が急増している」と連絡があった。18日か19日の昼食やおやつで提供された食事が原因とみられる。

〔遊園地遊具の部品が落下〕5月4日午後2時過ぎ、愛知県名古屋市千種区の東山動植物園内にある遊園地で、船の形をして前後に揺れるタイプの遊戯施設の部品が落下し、乗っていた小学5年生の太ももに当たった。打撲の軽傷。警察が業務上過失致傷の疑いで調べている。他に乗っていた小学3年生が部品の落下に伴うとみられるほこりのようなものが目に入ったと訴え、現地の事務所で手当てを受けた。落下したのはプラスチック製の飾りで、縦45センチ、横80センチ、厚さ8センチ、重さ約2キロ。たたんだマストの帆をかたどったもの。今年2月と4月に点検をした際には異常はなかったという。

〔ケガで安全配慮義務違反、114万円の慰謝料〕徳島県徳島市の私立保育園に対し、児と両親が慰謝料など約293万円の支払いを求めた訴訟の判決が4月24日、地裁であった。請求を一部認め、社会福祉法人に約114万円の支払いを命じた。2016年5月、園庭で遊んでいた児がつまずいて階段で顔を打ち、鼻の骨を折ったにもかかわらず、園は医療機関に連れて行かず、保護者にも連絡しなかった。2017年3月には、児が園庭遊具から落ちて切り株で顎を打ったが、園庭にいた保育士は児の遊ぶ様子を確認していなかった。判決理由で「保育士は遊具付近で遊ぶ児の動向に気付かず、危険な行為に及んでいる児を制止するなどしなかった」などとして園の安全配慮義務違反を認めた。一方で「後遺障害が残ったとまでは認められない」などとした。

〔園バスを巻き込む死亡事故〕4月22日午後2時35分頃、熊本県熊本市中央区の国道で、幼稚園の送迎バスと2トントラック、原付バイクなど計5台が絡む事故。トラックとバイクの2人が死亡。バスの園児4人と保育士ら計7人が軽傷を負った。トラックが交差点内で反対車線のバイクと衝突、そのまま反対車線を走行し、乗用車とバスにぶつかった。さらに、バスと後続の別の乗用車も衝突したという。

〔ノロ集団感染3件〕●4月16日~23日、宮城県登米市内の保育施設で園児46人と職員8人の合わせて54人が嘔吐や腹痛の症状を訴え、うち3人からノロウイルスが検出された。●福岡県福岡市東区の保育所で4月1日、園児1人が下痢の症状を訴え、16日までに園児23人と職員2人のあわせて25人に嘔吐や下痢、発熱などの症状が出た。園児4人からノロウイルスを検出。●福岡市西区の保育所でも4月8日以降、園児14人が同様の症状を訴え、うち1人からノロウイルスが検出されている。

〔私立幼稚園で職員一斉退職〕沖縄県読谷村の私立幼稚園(園児56人)で、理事長の地位や給与支払いを巡るトラブルが起き、全職員9人中、幼稚園教諭全員を含む8人が退職。職員らは在園児の受け入れ先として村内に認可外保育園を新設。両者が緊急保護者説明会を開く事態。職員の退職の意向に対し、18日までに園児の過半数が職員らの認可外に転園を決めた。法人側は、新しい職員を確保し、園の運営を続ける方針という。同法人の理事長の地位を巡っては、元理事長と現理事長の間で数年前から訴訟が起きていて、高裁で1月、現理事長の地位が認められた。一方、職員らは1〜3月に給与の一部未払いがあったと主張。

〔おぶった児が落下〕岡山県岡山市の市立保育園の保育室で4月15日午前、保育士(女性、40代)が背負っていた0歳児がおんぶひもをすり抜けて約1メートルの高さから落下し、畳に額を打ちつけて搬送、入院した。けがの程度は不明で、入院は約1週間の予定。保育士が、ほかの児に対応しようと前かがみになった際、左肩付近から児が落ちたもの。〔掛札コメント〕おんぶひもの形状(リュックサック型?)なのか、おんぶひもが緩かったのか…。とにかく要注意!

〔学童支援員が門扉の下敷きに〕4月12日午後7時過ぎ、栃木県栃木市都賀町の小学校正門で、学童支援員が鉄製門扉を閉めようとしたところ、片方の門扉が倒れ、下敷きになった。支援員は腰椎を圧迫骨折する重傷。

〔前屈運動で腰に重傷〕奈良県の県立高校の元生徒が4月5日、県を相手取り、約663万円の損害賠償を求めて地裁に提訴した。昨年4月25日、柔軟体操で前屈した際、教諭が頭が膝に付くまで両肩を強く押し続けた。その後、激痛が治まらず、1カ月後に椎間板ヘルニアと診断された。7月に手術を受けたが現在も通院中。

〔社福の前理事長を書類送検〕兵庫県芦屋市に本拠を置く社会福祉法人の運営費不正流用問題で、有印私文書偽造・同行使の疑いで前理事長が、業務上横領などの疑いで妻が書類送検された。前理事長の容疑は借入金のために理事会議事録を偽造し金融機関に提出、妻の容疑は2014年8月~2015年9月、法人の運営費を計約330万円分の私的購入に充てた。同法人の現経営陣は2017年、8300万円規模の不正を確認したとして2人を告訴・告発している。

〔パトカーが5歳児に接触〕滋賀県大津市で午後1時50分、家電量販店の駐車場で、警察官が運転するパトカーが5歳児と接触、児は軽傷。警察官は、別の事故の処理のために駐車場を訪れていて、停まっていた車の陰から出てきた児に接触した。

〔11か月児が窒息死〕台湾・台北市にある乳児保育所で4月1日、生後11か月児が窒息死。保育士がうつ伏せの児の体を19分間押さえつけていたことがわかった。同日午後2時頃、異常に気づき、保育士が心肺蘇生、搬送。口腔内に異物がなかったことから当初、警察はうつ伏せに寝ていたことが原因と見ていたが、施設の防犯カメラ映像から、児の世話をしていた保育士が寝る前の児を上から押さえつけるような姿勢で添い寝していたことがわかった。映像には、その後、児が手足をバタつかせる様子も捉えられていた。保育士は「普段から寝つきが悪く、よく動くのであのような方法で寝かしつけた。体重をかけすぎないように加減していた」話したという。警察は2日、この保育士を業務上過失致死罪で送検。今後、違反等が明らかになった場合には、保育士資格の取り消しや罰金などの処分が下されるという。〔掛札コメント〕「とにかく寝かさなきゃ」でいたら、日本でも起きかねませんね…。

〔ミニパトカーが園児はねる〕3月29日日午後5時頃、京都府福知山市内の市道で、パトロール中の京都府警のミニパトカーが近くの保育園児(6歳)をはね、児は軽傷。運転していたのは地域課の巡査部長(40代、男性)。現場は中央線のない道路で、児が反対側の歩道に渡ろうと路肩の停車車両の後方から出てきた際にはねたという。

〔保育士刺殺で同僚逮捕〕東京都杉並区のアパートで3月26日正午ごろ、保育士の女性が刺殺された事件で、警視庁は3月30日、乳児院の同僚の男性保育士を殺人の疑いで逮捕した。

〔児童館の備品が盗難〕兵庫県神戸市垂水区の児童館(管理は市社協)で、過去5年間、同館の催しに参加した親子約300人の個人情報が入ったパソコンと外付けのハードディスクなど備品15点がなくなった。パソコンは3月28日夜以降、所在がわからない。外部からの明確な侵入の跡はないという。

〔ホーム側面からコンクリ片落下〕3月31日午前3時20分ごろ、JR新橋駅構内の烏森橋架道橋から重さ約80グラムのコンクリート片が落下し、約7メートル下に停まっていた自動車の窓ガラスに当たった。けが人はいない。同駅東海道線の線路脇ホーム側面の点検中。コンクリート片はホーム側面の一部で、ステンレス製の目隠し板のすき間から落ちたとみられる。

特養入居者の誤嚥窒息死有罪〕2013年12月12日、長野県安曇野市の特別養護老人ホームで85歳の入所者がおやつ時に異常な状態となり、1カ月後に死亡した。この件に関し地裁は3月25日、食事の介助中に十分な注意を払わなかったなどとして業務上過失致死の罪に問われた准看護師に、求刑通り罰金20万円の有罪判決を言い渡した。検察側はこの入所者には口に食べ物を詰め込む癖があったのに、介助者は他の利用者に気を取られ、十分な注意を怠ったほか、窒息などに備えておやつがゼリーに変更されていたのに、その確認も怠ったなどと主張。被告側は死因は脳梗塞と考えるのが最も合理的で、窒息が死因とする検察側の主張を否定、無罪を求めていた。食事介助中の出来事を罪に問うことは介護現場での萎縮を招くとして裁判は介護関係者の強い関心を呼び、無罪を求める約44万5500筆の署名も裁判所に提出された。〔掛札コメント〕特養で? では、保育園ではどうなるのでしょうね。

録音音声で暴言・暴力を指摘〕熊本県熊本市中央区の認可保育所の保育士3人が、約4年前から、複数の以上児に暴言や長時間の叱責などを繰り返していたことが明らかになった。市は昨年7月に保護者から苦情を受け、事情聴取、口頭で指導した。昨年末、子どもの様子に異変を感じた保護者が子どもの服に録音機を忍ばせて確認したところ、泣く幼児に「うるさい」「早く寝なさい」などと激しい口調で少なくとも20分以上責め続ける女性の声と「ドン」という大きな音が複数回録音されていた。保護者は今年1月、この音声データを市と園に提出し、関係者の処分と保育の改善を要求。園は2月下旬に保護者会を開き、音声が保育士のもので、大きな音は園児を「押している音」と説明した。聞き取り調査の結果によると、給食の皿を投げて渡す、いすから引きずり下ろす、イライラして子どもにあたる、「何回も聞かんで!」「さわらんで!」と強く言う、怒られた子を外に連れ出す。謝ろうとしても寄せ付けず、締め出すといった、約30項目の不適切な行為を確認した。園は保育室への監視カメラ設置や、研修実施などの改善策を保護者に提示した。当該保育士3人は3月末で退職予定。〔掛札コメント〕たいていは園も自治体も改善に及び腰でしょうから、保護者も、あるいは暴言や暴力に悩む園の同僚もこのように録音して、自治体に訴えることは必要でしょう。

〔仙台市の保育園で再び多数退職〕2017年4月に開園した仙台市青葉区の保育園で、全職員23人のうち12人が今月末で退職する。この園では、2017年度にも12人が退職している。〔掛札コメント〕2018年11月4日のニュースを参照(保育士、保育園の事件、不祥事)。この園がどうかはわかりませんが、本当に「ブラック」な保育園は、自治体にも連絡したうえでどんどん職員が辞めるべきです。自治体はそうそう閉園などしないでしょうけれど、結局、そういった保育園で最大の被害を被るのは子どもたちですから。

〔集団食中毒で損害賠償へ〕2017年2月、東京都立川市の市立小学校7校の給食でノロウイルスの集団食中毒が起きた件で、同市は3月22日、原因の刻みのりを製造した兵庫県姫路市の企業に約1020万円の損害賠償を求める訴訟を起こす方針を固めた。給食停止期間中の休業手当や注文済み食材の廃棄による損失。この食中毒では、刻みのりを使った親子丼を食べた児童や教職員1098人が腹痛などを訴えた。〔掛札コメント〕同じ刻みのりで、和歌山県御坊市でも集団食中毒が起きています。2017年のニュース参照。

〔肉じゃが以外にもおかずを持ち帰る〕京都府舞鶴市の市立保育所で2月8日(下にニュースあり)、調理員が食材を追加発注し、つくった肉じゃがの一部を持ち帰っていた問題で、3月20日、この調理員は戒告の懲戒処分となった。本人は依願退職。その後の調査で、この調理員は2016~17年度、年間2~3回、おかずを持ち帰るなどしていたことがわかった。また2003~13年に勤務していた高齢者施設でも同様の行為をしていた。今回、この調理員の指示を受けて材料を追加発注するなどした別の調理員2人も過去に複数回おかずを持ち帰っていたことがわかり文書訓告、1人は依願退職。

〔魚アレルギーの子どもに魚を拾わせる〕京都府精華町の小学校で2月、強い魚アレルギーがある2年生が給食時、床に落ちた魚を手で拾い、体調不良を起こしていたことが3月13日、明らかになった。この日、魚料理が出た際、児とぶつかった別の児が魚料理を床に落とし、教諭が状況を確認しないまま児に拾うよう指示した。児は授業後に迎えに来た保護者に息苦しさなどを訴え、病院に運ばれた。〔掛札コメント〕食物アレルギーは「誤食」と言われますが、この言葉は誤解を招きます。粉塵を吸ったり、今回のように触ったりしても発症しますから、本来は「アレルゲン曝露」と言うべきです。

〔園の駐車場でひかれ、死亡〕3月15日午後4時頃、愛知県高浜市の保育園の駐車場で、母親と一緒に姉を迎えに来ていた1歳児が、同じく子どもを迎えにきた男性のトラックにひかれて死亡した。この児は母親が運転する車に乗り、保育園に通う3歳の姉を迎えに来ていて、母親が目を離したすきに一人で車から降りたとみられる。警察はトラックを運転していた男性を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕した。〔掛札コメント〕下の大分の事例の所にも書きましたが、交通事故は「つい、うっかり、ぼんやり、めんどくさい」の脳を持った人間が車を運転している以上、運転者の誰もが「加害者」になり得、「被害者」側にも「加害者」側にも大きく影響する事故です。こちらの5-4の第4回と第7回の内容、こちらのB-1の「駐車場の安全」「門扉、玄関ドアから出る時の注意」をご活用ください。

〔睡眠中の死亡事故で検証報告書〕2014年7月、滋賀県大津市内の民間保育園で起きた4歳児の死亡事案で、大津市が再発防止を目的に設置した第三者検証委員会が14日、報告書をまとめた。昼寝中に意識がなくなり、搬送先の医療施設で死亡が確認されたもの。報告書は、原因について嘔吐や意識障害を伴った発作との関連を指摘したが、「明確な確定にいたることはできなかった」と結論づけた。発生前後を含めた保育士の対応については問題はなかった、とも。再発防止策として、保育施設と保護者との情報共有、かかりつけ医による子どもの健康管理、就寝中の観察などを挙げた。検証委は2017年7月に設置。

〔道路標識の板が落下〕奈良県生駒市の国道で3月13日午後4時半ごろ、道路標識に取り付けられていたアルミ製の板が落ちているのを通行人がみつけた。大きさは、縦1m 25cm、横1m、重さは7kgで、約5mの高さに設置されている道路標識の表示の一部を隠すために取り付けられていたもの。〔掛札コメント〕上からはいろいろ落ちてきます…。

〔事故で歩行者が書類送検〕福岡県北九州市の交差点で2018年11月、赤信号を無視して道路を横断し、ミニバイクと衝突して運転手に大けがを負わせたとして、歩行者の70歳の男性が書類送検された。男性も足の骨を折る大けがをしており、ミニバイクの運転手も、過失運転傷害の疑いで書類送検。歩行者がバイクよりも重い過失があるとして検挙されるケースは極めて珍しいとのことで、2人とも容疑を認めている。

〔おんぶ時の事故で損害賠償1億8200万円〕2011年4月、神奈川県川崎市の市立保育園で、保育士が中腰で生後7か月児をおんぶし直そうとしたところ、床に落とし、児に重い障害が残った件を巡り、市が約1億8200万円の損害賠償を支払う案が3月8日の市議会委員会で可決された。児は、両下肢体幹機能障害や視力障害などを負い、全面的に介護が必要な状態。川崎市は再発防止策としておんぶに関するマニュアルを作り、0歳児をおんぶする場合は原則職員2人で行うことなどを周知している。

〔園長による暴力で施設名公表〕3月12日、葛飾区の認可外保育施設「にじいろ保育園」の園長兼経営者(女性)が、子どもに暴力を振るったとして東京都が改善を勧告し、施設名を公表した。都は、園長に保育現場から離れるよう繰り返し求めたが従わず、改善されなければ、事業停止や施設閉鎖を命じる手続きに入る。園長は日常的に子どもたちのおしりや顔をたたいたほか、食事を無理に食べさせることもあったという。都は2月22日に改善勧告したが、園長は引き続き保育に取り組む意向を示したという(注:ライクアカデミー株式会社の系列園ではない)。東京都のページはこちら

〔どんちょうが落下、園児がケガ〕3月8日午前、愛知県武豊町の中央公民館で舞台の緞帳(どんちょう)が落ち、舞台の上で練習をしていた保育園児6人が軽傷を負った。1976年に設置された緞帳は、縦5m、幅105m、重さは約350kg。5.5mの高さから落下。緞帳を巻き上げる5本のワイヤのうち2本が切れていたが、昨年の12月22日の点検では異常報告はなかったという。

〔調理員が肉じゃがを自宅に持ち帰る〕京都府舞鶴市は3月8日、市立保育所で、調理員が材料の牛肉を追加発注し、つくった肉じゃがの一部を自宅に持ち帰っていたと発表した。この調理員は2月8日、翌日の給食で使う追加分として園児10人分相当の牛肉200グラム(756円)の発注を指示。9日に肉じゃがを作った後、一部を別の調理員と持ち帰った。追加発注を不審に思った職員が19日に所長に報告して発覚。「園児が増えると思い独断で発注した。ばれないよう持ち帰った」と話しているという。

〔マンションの上から消火器が落下〕3月6日午後10時前、大阪府堺市の15階建てマンションの上から消火器が落ちてきたとの通報を受け、地上の通路で壊れた消火器ひとつ(約5キロ)を見つけた。けが人はいない。何者かが消火器を投げ落としたとみて、警察は殺人未遂容疑を視野に捜査している。警察によると、12階の消火器ひとつがなくなっていたという。昨年4月下旬にも同じマンションで、こぶし大の石が上階から落とされたとみられる件があり、調べている。

〔熱中症死で調査報告書〕愛知県豊田市で昨年7月17日、市立小学校1年生が熱中症で死亡したことについて、教育委員会が設置した第三者調査委員会が3月5日、報告書を発表。教員の熱中症に関する知識が足りず、適切な措置を取れなかったことが原因として、マニュアルの作成や養護教諭の増員などを再発防止策として提言。当日は午前10時の気温が32.9度、暑さ指数では「危険」「運動は原則中止」だったが、教員は校外学習を予定通りに実施。これについて「中止、延期するべきだったが暑さに対する知識不足から判断できなかった。マニュアルもなかった」と指摘。〔掛札コメント〕報告書そのものはネット上でまだ見つかりません。

〔はしか、風疹、患者が増加〕国立感染症研究所の3月5日の発表によると、2月24日までの1週間で新たに報告された麻疹(はしか)患者は33人。今年の累計は258人になった。大阪府が94人、三重50人、愛知25人、東京19人。風疹の流行も続き、同じ1週間で109人の患者報告。今年の累計は650人となった。東京都173人、神奈川93人、千葉68人、大阪59人。

〔子どもの足を椅子に固定〕長崎県五島市の認定こども園で、幼稚園教諭(女性、30歳代)が昨年12月と今年1月、自分の椅子に片足を乗せて昼食を食べていた3歳児4人の足をモールで椅子に30秒ほど固定していたことがわかった。教諭は指導のつもりだったと説明したが、園は2月22日の保護者会で「不適切だった」と謝罪。園によると、この教諭は他にも、出席簿や手で園児の足を軽くたたいて注意することもあったという。

〔裸の画像送らせ、逮捕〕2月28日、東京都青梅市の保育士(23歳、男性)が昨年11月、宮城県内の女子中学生に撮影させた裸の画像を送らせたとして児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、逮捕された。2人はLINEでやりとりしていた。

〔塩による死亡事件で和解〕2015年8月、岩手県盛岡市の認可外保育所で1歳児が塩を混ぜた飲みものを与えられて死亡した事件で、2月26日、地裁で和解が成立。両親は元保育所経営者に約6270万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていた。和解内容は非公表。元経営者は傷害致死容疑で逮捕されたが処分保留で釈放。盛岡区検は業務上過失致死罪で略式起訴したが、盛岡簡裁は正式裁判の開廷を決定。盛岡地裁は昨年9月、求刑(罰金50万円)を上回る禁錮1年、執行猶予3年の判決(有罪)を言い渡した。

〔理事長が私的流用〕秋田県秋田市の認定こども園を運営する学校法人の理事長(男性)が、市からの給付費など少なくとも200万円を私的流用していた疑いがあることがわかり、調査中。2015年4月~18年8月の間に、生活用品購入や自家用車のガソリン代、私的な旅行などの支払いに給付費や保護者から徴収した保育料を充てていた疑いがある。理事長は全額弁済する意向。2017年12月に県の監査で発覚した。同園には経理担当職員はいなかったという。

〔71人、ノロ感染症〕和歌山県田辺市の幼稚園(園児267人)でノロウイルスの集団感染。3月1日までに園児66人と職員5人が症状を訴え、いずれも軽症。2月19日から有症状者は出ていたが、風邪や胃腸炎などと診断されていたという。2月28日に園児29人が症状を訴えたため、4人を検査したところ、全員からノロウイルスが検出された。


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〔送迎禁止は「不適切」〕2016年8月、香川県高松市の私立認可保育所に通っていた1歳児の母親が送迎を禁止され、母親以外の送迎が難しいことから、同9月に退所したことについて、市が「不適切だった」として両親に謝罪していたことがわかった。仕事の都合から保育時間の延長について母親が何度か保育所を相談に訪れるうち、「保育士がおびえている」「送迎はご遠慮ください」などと言われたという。市は母親から相談を受け、聞き取りを実施。保育所側は「保育時間の延長には応じようとしていた。保育士の追加が必要で、態勢が整う前に預かれなかった」と釈明。市は保育所が母親に十分な説明をしていなかったと判断。両親に謝罪した。(2月20日、朝日)。〔掛札コメント〕私立保育園の裁量範囲を論じた記事のようなのですが、これだけの状況説明では…。唯一言えることは、話が始まった時から園は自治体に報告を続け、「送迎は遠慮を」と言うに至る過程が逐一わかるようにしておくべきだということです。後から説明をする事態は避けましょう。

〔危険が指摘されていた遊具でケガ。損害賠償〕危険箇所が指摘されていた公園遊具で利用者にけがをさせたとして、京都府木津川市市議会は損害賠償金約88万円の専決処分の承認を求める。2018年2月、1歳児を抱いてバネ付きの1人乗り遊具に乗った祖母の女性が後ろに転倒、背骨の一部を折るけがを負ったもの。遊具は2017年10月の点検で、ハンドルがぐらつくとして修繕が必要とされたが、利用できる状態になっていた。女性とは今年1月に示談が成立。遊具は撤去された。(2月15日、京都新聞)

〔犬に咬まれて死亡で祖父母を書類送検〕2017年3月9日、東京都八王子市の住宅で、10カ月児が室内で放し飼いにされていたゴールデンレトリバー(体重37キロ)に頭をかまれて死亡した事故で、2月19日、飼い主だった児の祖父母が過失致死容疑で書類送検された。犬に対する注意を怠り、児を失血死させたとしている。祖父母は容疑を認めているという。この日、児は保育園で発熱して母方の祖父母宅に預けられていた。 (2月19日、毎日)

〔秋田県に8歳児が咬まれる〕大分県中津市の路上で2月14日夕方、8歳児が体長1メートルの秋田犬にかまれ、顔にケガをして病院に運ばれた。命に別条はないという。この犬の飼い主は当時、その場所から離れ、畑で作業をしていた。(2月15日、テレビ大分)

〔不適切な保育で改善勧告〕福岡県福岡市東区の認可保育園で不適切行為が13件あったとして、市は2月15日、児童福祉法などに基づき園を運営する社会福祉法人に改善勧告を出した。情報提供を受けて1月11日から特別指導監査し、職員約50人に聞き取りをするなどしていた。その結果、少なくとも8人の保育士が2016~18年度に園児を「バカ」「ブタ」などと呼んだり正座をさせたりした他、園児が吐き出した給食を口に入れたり、押し入れに閉じ込めたりするなどの行為13件を不適切な保育と認定した。2017年12月にも情報提供があり、市が園に事実確認を指示。園は2018年2月、保育士4人が2017年度に、園児の口にセロハンテープを貼る、園児を倉庫に入れる、怖いお面を使って叱るなどの不適切な保育をしていたことを報告。だが、昨年7月にも情報提供を受けて職員の聞き取りを実施。この時は新たな不適切行為は確認できなかったが、昨年12月、園の元保育士が「(市の聞き取り調査に対し)話さないよう口止めされていたと同僚から聞いた」と証言するテレビ報道があり、市が特別指導監査を行ったもの。(2月15日、毎日)

〔小学生が3歳児を救う〕迷子になって道路に飛び出した3歳児を助けた山口県下関市の小学校に通う児童3人(4年、5年)に、2月8日、警察から感謝状が贈られた。1月下旬、下校中の3人が交差点で、横断歩道の信号は赤にもかかわらず国道を渡ろうと駆け出した児をみつけ、引き留めて、抱きかかえて歩道へ戻った。保護者が見当たらなかったので、近くの交番に連れて行った。その10分ほど前、同じ交番に児の親が「散歩中にいなくなった」と届け出て捜していた。3人にはそれぞれ弟がおり、3歳ぐらいは目が離せない時期だと知っていたという。「車にはねられるかもしれないと思って、とっさに体が動いた。学校で、迷子を見つけたら交番や大人に伝えるよう言われていたので、その通りにした」と。(2月9日、朝日)

〔園の節分行事がネット上で問題に〕兵庫県姫路市内の認可外保育施設で撮影された動画(約2分)がインターネット上に投稿され、県や市に「虐待ではないか」といった通報が寄せられていることが2月8日わかった。市は昨年12月に施設を立ち入り調査し、聞き取りを実施した。動画は昨年2月の節分行事を撮影したものとみられる。12月、海外向けネットメディアが英語の記事とともに自社サイトに掲載し、動画投稿サイトにも投稿した。動画は約2分間で、嫌がる児を女性職員が差し出し、赤鬼が足を持って振り回すなどしている。振り回された勢いで男児のズボンとパンツがずれるシーンもある。赤鬼役の40代男性は取材に「行事の性質上、派手にやってしまった。パンツがずれていることには気づかなかった」と説明。投稿が発覚後、保護者らに説明と謝罪をしたという。(2月9日、神戸新聞)

〔米を盗んでいた調理員、懲戒処分〕埼玉県富士見市は2月8日、勤務していた市立保育所の給食用の米を持ち帰っていたとして、男性調理員を停職6カ月の懲戒処分にした。同日付で依願退職。2016年12月頃から月に2回程度、約25回にわたって倉庫にあった約20キロを自宅に持ち帰った。米が減っているとの情報があり、市が調査して発覚。「自宅の米がなくなり持ち帰った。申し訳ない」と話しており、米は返したという。(2月8日、日刊スポーツ)

〔保育園近くでクレーンが横倒し〕1月28日午前10時頃、兵庫県神戸市須磨区のマンション建設現場で、高さ約15メートルのクレーン車がアームをあげた状態で横倒しになった。アームの一部は隣接する産婦人科医院の駐車場に倒れ込んだが、駐車場に車はなく、けが人はいない。反対側の約20メートル先には保育園があり、当時、園内では活動が始まっていたが被害はなかった。工事責任者は「足元の支持がちょっと弱かったのが原因」「足元をすくわれて転倒したので、それ以上はない」と話しているという(1月28日、TBS)。〔掛札コメント〕「それ以上はない」って…。「足元の支持がちょっと弱かった」でクレーンが倒れては…。

〔姫路の園、詐欺の疑いも〕定員を超える園児を受け入れ給食を十分与えなかったことなどが問題になった兵庫県姫路市の認定こども園の元園長が、園児の数を偽って申請し、給付金820万円をだまし取ったとして、警察は、詐欺の疑いで取り調べている。容疑が固まりしだい、逮捕する方針。(1月31日、NHK)

園敷地内で交通事故〕1月24日午前7時35分頃、大分県大分市内の保育園の敷地内で、2歳児が、同じ園に子どもが通う保護者の乗用車にはねられ、頭を打って病院で死亡した。この保護者が自分の子どもを敷地内の駐車場で降ろし、車を発進させた後、別の車から降りた児をはねたという(1月24日、共同通信)。〔掛札コメント〕またもや、はねた側の保護者の職業を書き(怒)、この記事には両者の実名すら入っていました。自分には落ち度がない青信号で車にはねられた経験を2度している者として、声を大にして言います。交通事故は「つい、うっかり、ぼんやり、めんどくさい」の脳を持った人間が車を運転している以上、運転者の誰もが「加害者」になり得、「被害者」側にも「加害者」側にも大きく影響する事故です。こちらの5-4の第4回と第7回の内容、こちらのB-1の「駐車場の安全」「門扉、玄関ドアから出る時の注意」をご活用ください。

〔絞扼死亡事故で園長不起訴〕2017年4月、香川県善通寺市の保育所で3歳児が雲梯の隙間に首を挟んで9か月後に死亡した事故をめぐり、書類送検された園長について、地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴とした。国は、子どもの頭や首が挟まれて抜けなくなるような隙間を遊具に設けてはならないという指針を守るよう求めており、警察は昨年2月、危険性を認識せず、安全対策を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで書類送検していた。1月24日、「事故があった雲梯は指針が求める基準を満たしていなかったが、70ページ以上に及ぶ指針を読んで理解するのは困難で、子どもが隙間に首を挟んで死亡することを予見するのは難しかった」などとして不起訴にしたもの(1月24日、NHK)。〔掛札コメント〕この事故についてはこちら(6-2)。現場にわかり、実際に使える指針を作っていない国の責任、およびこの遊具を作ったメーカーの責任は? 「指針が理解しにくいから、予見は難しい」っていうのは不思議な理屈です。

〔ベビーシッター利用者は8人〕小池東京都知事が本年度に始めたベビーシッター利用者への補助事業について、都民からの申し込みが1月21日時点で8人しかいない(制度導入は4区1市のみ)ことが、東京新聞の調べでわかった。都は1500人の利用を見込み、50億円の予算を付けていた。準備に時間がかかって開始が遅れた上、窓口となる区市町村から保育の質の確保に懸念を示す声が出ている。 都は新年度予算で、利用者の見込み数を500人ほどに減らす一方、1日当たりの利用可能時間を8時間から11時間に増やし、利用しやすくする方針。シッターを1日8時間、月20日間利用した場合、最大で28万円の補助となり、自己負担は4万円程度(1月24日、東京新聞) 。〔掛札コメント〕11時間、一人のシッターさんがみるんですか?

〔800キロのひさしが落下〕大阪府松原市の市立小学校で、校舎入り口の高さ3メートル位置にあった重さ約800キロのコンクリート製のひさし(幅210センチ、奥行き92センチ、厚さ16センチ)が根本部分から折れて落下しているのが見つかった。けが人はない。1月15日朝に出勤した校長が発見したが、12日午後7時ごろまで異常はなかった。13、14の両日は職員、児童とも不在だったという。校舎は鉄筋コンクリート造りで築約60年。建築基準法に基づき、3年に1度校舎の点検を行っているが、ひさしは点検していなかった。(毎日、1月19日)

〔アレルギー食材を記載せず〕1月9日、福島県伊達市の小学校で、鶏卵アレルギーのある児童1人が給食で出た「いちごもち」を食べたあと腹痛などを訴え、病院で治療を受けた。給食の食材を納品した団体が、アレルギーの原因となった成分の一部(鶏卵卵白)を一覧表に記載していなかった。一方、給食で出た「いちごもち」の袋には原材料の欄に「乾燥卵白」の記載があると、腹痛を訴えた児童のきょうだいから保護者を通じて指摘があったという。 (1月18日、NHK)

〔食材の誤発注で発症〕福岡県那珂川市で1月10日、市立小学校児童3人がアレルギー症状を発症、うち1人が搬送された。いずれも乳成分に対するアレルギーがあった。市教委によると、食材は市学校給食会が一括発注し、全7校が同じメニューだった。その際、すべての野菜コロッケを乳成分なしにする予定だったが、乳成分を含む野菜コロッケで発注したという。(1月12日、西日本新聞)

〔組体操について国連委員会が審査〕日本の組体操の危険性について、国連の「子どもの権利条約」委員会が、傷害などからの保護を定めた同条約に違反しているとの指摘を受け、今月始まる対日審査で審査対象とすることが1月12日、わかった。日本の人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」が組体操は「極めて危険で重大な事故も起きているのに、日本政府は子どもを守る方策を十分に講じてこなかった」とする報告書を提出し、委員会が受理した。報告書は組体操の実施見直しを日本政府に勧告するよう委員会に求めている。 (1月12日、共同通信)

〔墓石の下敷き事故で示談〕2018年2月、長野県高森町の墓地で町立保育園に通っていた4歳児が墓石の下敷きになって死亡した事故で、町は保育活動中の事故と責任を認めたうえで、両親に5700万円余の賠償金を支払う方針を固め、示談が成立する見通しとなった。1月7日の町議会臨時議会で、町が提出した賠償額を定めた議案が全会一致で可決された。事故の検証委員会報告書は、今年度末までにまとまる見通し。(1月8日、NHK)

〔学童クラブで子どもを粘着テープで固定〕栃木県那須烏山市の小学校内の放課後児童クラブ(NPO法人運営)で昨年12月27日、昼食時に歩き回るなどした小学校1年生の両脚を女性職員が粘着テープで正座の姿勢に固定していたことがわかった。別の職員がすぐに気づいてはがし、児童にけがはなかった。同法人は児童と保護者に謝罪した。翌28日の聞き取り調査に職員は「何度も注意したが言うことを聞かなかったので、歩き回らないように貼った」と話しているという。同法人はこの職員を1か月の謹慎とし、この職員を含む計4人を減給処分とした(1月12日、読売)。〔掛札コメント〕学童の運営基準がゆるくなったら、子どもも職員も…(これ以上は言うまい…)。

〔2億7000万円を着服〕大阪府大阪市城東区にある保育所の元副園長(男性、56歳)が業務上横領の疑いで逮捕された。2013年からの約3年間に84回にわたり、法人の運営資金を自分の口座に振り込むなどしてあわせて約2億7000万円を着服した疑い。横領した金を石油などの先物取引に使ったといい、「自分が理事長の社会福祉法人を立ち上げるための資金を作ろうとした」と容疑を認めている。 (1月9日、MBS)

〔改善指導の結果を公表しているのは11自治体のみ〕保育施設への検査権限をもつ121自治体(都府県、政令市、中核市)中、改善を指導した施設名と指導内容を公表している自治体は1割に満たないことが、読売新聞の調査(昨年11~12月)でわかった。公表していると答えたのは、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、新潟市、福岡市、広島市、高崎市、八王子市、姫路市、松山市。公表しない理由について「人手不足で手が回らない」「保護者の不安をあおる」「施設の運営を妨げかねない」「公表に関する統一的な基準がない」など。また、今回調査の対象とした121自治体が2017年度中に検査したのは、約3万7000施設のうち68%。「全施設の検査を行っておらず、一部のみの公表は不公平」とする自治体もあった。(1月8日、読売)

〔組体操の事故、兵庫県が3年連続で全国最多〕2017年度、兵庫県内の小中学校で発生した組体操中の事故件数は566件で3年連続の全国最多(前年度より35件減少)。西山豊・大阪経済大教授が日本スポーツ振興センターの件数データから分析したもの。県内の児童・生徒1万人に対する負傷人数は12.8人で全国平均(4.5人)を大きく上回った。組体操についてはスポーツ庁が2016年3月に安全確保の徹底を通知、以降、全国では多くの学校が実施自体を取りやめたが、兵庫県内の公立小中学校(神戸市を除く)では約8割が組み体操を実施しているという。県教委は「段数とけがに相関関係がない」として、ピラミッドやタワーの段数制限を行っていない。事故の原因として多いのは、補助倒立や、肩の上に人を乗せる2人技、太ももの上に人を乗せる単純な技などだという(1月2日、読売) 。〔掛札コメント〕「段数とけがに相関関係がない」と言い切れる根拠がどこにあるのか興味のあるところですが、そもそもこの分析自体、各県で組体操を実施している学校の児童・生徒数あたりの発生数で考えなければいけないわけです。学校の8割が実施しているということは、当然、そのぶんケガは増えるわけですから。児童・生徒1万人に対する数では、正しい発生率になりません。