9-4. 省庁や業界団体から出る注意喚起(所さん担当) (12月20日更新)

●スケートボード類での事故が増えています
東京2020オリンピックで初めて正式種目に採用されたスケートボード。スケートボードや2輪の遊具で遊ぶ小学生が増えていますが、事故も増えています。消費者庁は「転倒することを前提に安全保護具の着用と場所選びを」と注意を呼び掛けるチラシ(小学生向け・カラー)を公表。こちらからご覧いただけます(消費者庁、2021年12月16日。(2021年12月20日掲載)

●消費者安全調査委員会:マグネットセットの誤飲注意を呼び掛ける
消費者安全調査委員会は、ネオジム磁石製のマグネットセットによる子どもの誤飲事故への注意を呼び掛けるチラシ(A4・カラー)を公表。こちらからご覧いただけます(消費者庁、2021年11月25日。(2021年11月27日掲載)

●暖房器具やスチーム式加湿器でのやけどに注意 暖房器具を使うシーズンになりました。「子ども安全メールfrom消費者庁」はこれらの器具でのやけどの注意を呼び掛ける情報を公開しています。園でも暖房器具や加湿器の設置場所や安全対策が十分かどうか、再点検をお願いします(消費者庁、2021年11月18日)。(2021年11月27日掲載)

●男児用水着のインナー生地で事故が起きています
 「男児用水着のインナーのメッシュ生地に、陰茎部の皮膚が挟まり取れなくなり病院へ搬送された」といった事例が寄せられています。2010年には、事故を防止するため、業界の自主基準に「水着のインナー素材にはメッシュ形状素材を用いないこと」が盛り込まれています。詳しい情報はこちらからご覧いただけます(国民生活センター、2021年7月15日)。(2021年7月18日掲載)

●7月19日から25日は子どもの事故防止週間です
 今年度のテーマは「水の事故に気を付けて!」です。水辺で遊ぶときはライフジャケットを着用すること、入浴後はお風呂の水を抜くなど家庭での注意点が呼びかけられています。掲示用のポスターはこちらからダウンロードできますので、ぜひ園内に掲示をお願いします(消費者庁、2021年7月7日)。(2021年7月18日掲載)

●子どもの歯磨き中の喉突き事故などに気を付けましょう!
 消費者庁は「歯と口の健康週間」に際し、子どもの歯磨き中の喉突き事故についての注意喚起を発表しています。詳細はこちら(消費者庁、2021年6月2日)。(2021年6月8日掲載)。 〔所コメント〕資料の7ページ目に小児歯科医が事故事例を写真つきで紹介しています。お箸や棒状の玩具等を口の中にいれたまま転倒すると同様の傷害を負うことがありますので、ぜひご一読ください。

▶鏡やガラス玉で起こる「収れん火災」に注意
 太陽光がレンズや鏡により反射又は屈折して1点に集まることを収れん現象と呼び、その場所に可燃物があると火災に至ることがあります。原因となった物は、鏡や透明な球体が多く、吸盤や車のホイール、置き時計や照明器具、除菌剤など多岐にわたり、いずれも身近な物ばかりでした。太陽の高度が低くなって部屋の奥まで光が差し込む冬場に発生しています。詳しい情報はこちらからご覧いただけます(消費者庁、2020年11月26日)。(2021年1月10日掲載)

▶0~1歳児のベッドからの転落事故に注意
 子どもが大人用ベッドやベビーベッドから転落する事故報告が消費者庁に多数寄せられています。数十センチメートルの高さのベッドでさえも、転落すると、頭蓋骨骨折や頭蓋内損傷のおそれがあります。また、ベッドと壁や物との間に頭が挟まれるなどして窒息するケースもあり、場合によっては命を落とす危険性があります。詳しい情報はこちらからご覧いただけます(消費者庁、2020年11月13日)。(2020年11月18日掲載)

▶事故防止のはずが…、ベビーゲートで事故発生
 家庭内の事故防止のために設置されるベビーゲートで、ロックのし忘れや正しく設置されなかったために事故が起きています。また、ベビーゲートの対象年齢は24カ月までです。ゲートを開けたり乗り越えたりできるようになったら使用しないようにしましょう。詳しい情報はこちらからご覧いただけます(国民生活センター、2020年9月29日)。(2020年10月7日掲載)

▶緊急事態宣言等による外出自粛要請期間中に発生した家庭内の子どもの事故
 消費者庁は、外出自粛要請期間中に発生した、家の中での14歳以下の子どもの事故またはヒヤリ・ハットについてアンケート調査を実施した。調査結果によると、回答者の24%が家の中の事故又はヒヤリ・ハットを経験していた。その内容は、「落ちる」事故が最も多く、中でも階段が多いことがわかった。また、台所、リビング、階段の順に多く発生していた。調査結果はこちらからご覧いただけます。(消費者庁、2020年7月8日)。(2020年7月28日掲載)。〔所コメント〕この調査をもとに消費者庁が作成したチラシ「家の中の事故に気を付けましょう」はこちらからダウンロードできます。園内での掲示や保護者への配布資料にご利用ください。

▶消費者安全調査委員会「プール活動・水遊び 監視のポイント」を公開
 消費者安全調査委員会は、令和元年の夏に、⾸都圏にある保育所や認定こども園、計 10 園にカメラを設置してプール活動・⽔遊びの様⼦を撮影した。この映像226時間分を監視・救助資格を持つ専⾨家が分析した結果をもとに作成したものです。こちらからご覧いただけます(消費者庁、2020年5月21日)。(2020年7月28日掲載)

▶食品に類似した商品の誤飲に注意
 子どもがタブレット菓子(成型された錠剤型固形菓子)に類似した商品を誤飲する事故情報が、医療機関から消費者庁へ寄せられています。タブレット菓子は、ラムネなどのほか、熱中症予防のため、塩分、ビタミン、ミネラル等の補給を目的とした商品も増えており、形が似た商品の誤飲の注意を呼びかけています。詳しい情報はこちらからご覧いただけます(消費者庁、2020年7月22日)。(2020年7月28日掲載)

▶『国民生活』6月号の特集は「子どもの事故防止を考える」
 国民生活センターが毎月15日に発行するウェブ版『国民生活』6月号の特集は「子どもの事故防止を考える」。特集では、「子どもの発達と事故予防」「子どもの危険認識力も高めるリスク・マネジメントの実践」「子どもの事故防止のために求められる製品を考える」「CDRの構築とこれから:社会全体で取り組む子どもの安全」の4本の記事が掲載されています。本文はこちらから読むことができます(国民生活センター、6月15日)。(2020年6月30日掲載)〔所コメント〕2本目の記事は、当センターの掛札逸美氏によるものです。

▶帰省先・旅行先での事故に注意しましょう
 帰省先や親族宅、旅行先など、自宅とは異なる環境で過ごすことが増える時期です。保護者は使い慣れない製品や異なる環境での危険性に気づきづらくなり、子どもは見慣れない製品に興味や好奇心を持ちやすく、普段以上に注意が必要です。東京都がリーフレット(こちらからダウンロード)を公開しています。園内でも掲示をお願いします(東京都、2018年12月16日)。(2019年12月24日掲載)。

▶タトゥーシールやフェイスペイントによる肌トラブルが発生
 肌トラブル等の報告があるタトゥーシールやフェイスペインティングについて、販売されている製品に有害な成分が含まれていないかを国民生活センターでテストを実施した。テストの結果、一部の製品において、化粧品には含有が認められていない成分が検出され、皮膚の炎症やアレルギー等の原因になる物質が含有されることもあることがわかりました。報告されているトラブルやテストレポートはこちらからご覧いただけます(消費者庁、2019年9月18日)。(2019年9月25日掲載)

▶オンワード樫山「キッズ・スポーツサンダル」のソールが剥がれる
 2019年5~7月に販売した「Field Dream(フィールドドリーム):キッズ・スポーツサンダル」(税別2900円)は、ソール剥がれが発生する可能性のある商品が混在していることが判明したため、注意を呼びかけている。詳しい情報はこちらからご覧いただけます(消費者庁、2019年9月11日)。(2019年9月25日掲載)

▶西松屋チェーン「座れるおもちゃ箱」
 2013年6月~2017年10月に販売した「SmartAngel 座れるおもちゃ箱 スイートハウス・ダブルデッキバス」(税込1799 円)は、子どもがフタ単体の上に乗り、フタ内部の木枠が外れて固定用のホッチキス刃が飛び出し、指に刺さる等のけがの報告があったため、注意を呼びかけている。詳しい情報はこちら(消費者庁、2019年8月16日)。(2019年8月24日掲載)

▶7月22日から28日は子どもの事故防止週間です
 今年度のテーマは「お出かけや外での遊びの際には安全対策を」です。ペダルなし二輪遊具に関する注意(下の記事)と海水浴でのフロート(ビニール製の乗り物)使用中の事故について注意喚起が出ています。掲示用のポスターはこちらからダウンロードできますので、ぜひ園内に掲示をお願いします(消費者庁、2019年7月10日)。(2019年7月22日掲載)

▶ペダルなし二輪遊具による子どもの事故に注意
 幼児の乗り物型遊具「ペダルなし二輪遊具」は、自転車に乗る前の幼児がバランス感覚を養える遊具として人気です。その一方、ペダルがなく、ブレーキもないものがほとんどのため、転倒等による事故が増加傾向にあります。例えば消費者庁には、ペダルなし二輪遊具に関する7歳以下の事故情報が平成22年12月から平成30年度末までに106件寄せられています。事故発生場所別に見ると、一般道路での事故が半数近くを占め、公園内も含め坂道で発生している割合も5割以上でした。詳しい情報はこちらからご覧いただけます。(消費者庁、2019年7月17日)。(2019年7月22日掲載)

消費者安全調査委員会、プール活動・水遊びに関するチェックリストを公開
 消費者安全調査委員会は、プール活動・水遊びを行う際に幼稚園等における園長及び監視を担当する人員が活用できるチェックリストを作成し、公開しました。本チェックリストは、平成30年4月24日に消費者安全調査委員会が公表した「教育・保育施設等におけるプール活動・水遊びに関する実態調査」で行ったアンケート調査において幼稚園等から回答のあった独自の取組を参考にして作成したものです(消費者庁、6月18日)。(2019年7月5日掲載)

▶自動車の電動スライドドアに関する注意喚起
 自動車から乗り降りをする際、電動スライドドアで指などを挟んでしまう事故情報が、医療機関から消費者庁へ寄せられています。これらの事故は、運転席から開閉の操作する前に子どもに声をかけることや、子どもの状態をきちんと確認してから操作を行うことなどにより防ぐことができる、と注意を呼びかけています(消費者庁、2019年6月27日)。(2019年7月5日掲載)

▶IKEA「おむつ替え台/チェスト」 安全固定具に関する注意喚起
 2014年8月からイケアで販売している「SUNDVIK/スンドヴィーク おむつ替え台/チェスト(グレーブラウン・ホワイト)」は、おむつ替え台としての役目を終えたら収納家具として使えるようになっています。折りたたみ式の台になる部分を広げておむつ替え台として使用する際には、付属の安全固定具を用いて固定して使わないと、台からお子さんが転落する恐れがあります。安全固定具の利用の呼びかけと、固定具を紛失した場合の無償配布の旨が通知されました。該当商品の画像や問い合わせ先はこちら(消費者庁リコール情報サイト、5月7日)。(2019年6月9日掲載)。

▶ベビーシートをベビーキャリーとして使う際の事故に注意
 自動車で使用したり、ベビーカーに取り付けたり、ベビーキャリーとして子どもを乗せたまま持ち運ぶことができたりと、いろいろな機能があるベビーシートが売られています。便利な一方で、ベビーキャリーとして使用した際の転落事故が報告されています。子どもを乗せたときの持ち方、自動車やベビーカーへの取り付け方を確認してください。注意を呼びかけるリーフレットがあります(こちらからダウンロード)ので、園内での掲示をお願いします(国民生活センター、2019年5月21日)。(2019年6月9日掲載)

▶フィッシャー・プライス「ベビーベッド:ロッキン・プレイ・スリーパー」 使用中止
 米国マテル本社と米国消費者製品安全委員会(CPSC)は、「ロッキン・プレイ・スリーパー」(日本未発売製品)のアメリカにおける自主回収を共同発表しています。この製品は、日本国内では、正規輸入および販売されていた実績はありませんが、該当製品に対する使用中止の呼びかけが出ています。該当商品の画像や問い合わせ先はこちら(消費者庁リコール情報サイト、4月18日)。(2019年4月26日掲載)。

▶子どもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議が開かれました
 子どもの事故防止に向けて、関係府省庁(内閣府、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、消費者庁、海上保安庁)が年2回集まり、取組事例の報告等を行う会議が開かれています。平成30年度は1回のみの開催で、3月26日に開かれました。年度末の開催だったため、昨年度の取り組みの報告に終始する内容ですが、関係府省庁がどのような取り組みをしているのかの情報が一つにまとまっています。リンクはこちら。(消費者庁、2018年4月2日)。(2019年4月26 日)

▶LED用の照明器具を使わないと発火・発煙が起こります
 LED(light emitting diode:発光ダイオード)照明は省エネで寿命が長いことから、蛍光灯等の従来の照明から切り替える形で近年広く普及しています。しかし、電球をLEDに代える場合は照明器具(天井や壁に付いている側の器具)もLED用に変えなければならない点が知られておらず、発火・発煙の事故が起きています。消費者庁の注意喚起はこちら(2017年3月31日)。〔所コメント〕2017年3月28日にも同様の注意喚起の記事を掲載しましたが、蛍光灯用の照明器具とLED用の照明器具は異なりますので、天井や壁側についている器具と電球が合っているか、再度確認をしてください。

▶東京都商品等安全対策協議会報告「子供に対する電気ポットの安全対策」が発表されました
 毎年開催されている東京都商品等安全対策協議会、今年度のテーマは「電気ポット」でした。2月14日に協議会がまとめた最終報告書が公開されました(報告書等の資料一式はこちら)。報告書では、安全対策が施された商品の開発を求めると同時に、事故防止のためにポットの置き場の注意や安全に配慮された商品の購入を呼びかける消費者向けの取り組みも記されています(東京都、2019年2月14日)。(2019年2月18日掲載)

帰省先での事故に注意しましょう  
 帰省のシーズンです。帰省先は、子どもが普段は居住していないことが多く、また子どもにとって興味をひく目新しいものがあります。そのため、帰省先での子どもの事故は起きやすい傾向があります。国民生活センターは、帰省時の事故の注意を呼びかけるリーフレット(こちらからダウンロード)を公開しました。園内での掲示をお願いします(消費者庁、2018年12月4日)。(2018年12月26日掲載)

▶暖房器具による火傷が増えるシーズンです  ヒーターの吹出口や網目などに指を入れたり、ストーブに触ったりするなど、暖房器具による火傷がこれから増えます。また、暖房器具に直接触れていない場合でも、子どもは大人より皮膚が薄いため、短時間でも深い火傷になりやすく、注意が必要です。園でも暖房器具の設置場所や安全対策が十分かどうか、年末年始の休暇中に再点検をお願いします(消費者庁、2018年12月6日)。(2018年12月26日掲載)

▶消費者安全調査委員会の新たな調査案件は「幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故」
 11月26日に開催された第76回消費者安全調査委員会において、会の新たな調査案件として「幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故」をテーマに調査・分析を行うことが決定された。幼児同乗中の電動アシスト自転車の安全性について、消費者の使用実態という側面と製品の特性という側面の両方から、これまでの事故の原因を分析し、再発防止策を検討していく(消費者庁、2018年11月29日)。(2018年12月5日掲載)

11月は製品安全総点検月間
経済産業省は、11月を「製品安全総点検月間」とし、製品を安全に使用するための周知活動を実施しています。どの家庭にもある製品について、安全に使うためのチェックポイントや禁止事項をまとめた資料(こちらからダウンロード)が公開されました。園内で使われている製品も多数ありますので、この機会に確認をお願いします(消費者庁、2018年11月15日)。(2018年11月18日掲載)

▶自動ドアの事故が起きています
消費者庁の発表によると、平成21年9月から平成30年2月末までに、建物の自動ドアにぶつかったり、挟まれたりした等の事故報告が計165件ありました。特に多かったのは、通行中にドアが閉まってきて挟まれる、開き切っていないドアにぶつかる事故で、ドアに指を挟まれて骨折する事故も起こっています。国民生活センターのメルマガ(11月13日号)のリーフレットはこちら(2018年11月18日掲載)。

▶ハロウィンの仮装で皮膚トラブルに注意
 「娘(10歳代)がハロウィン用のタトゥーシールを頬に貼って、8時間ほど経過した後に剥がしたら、発赤し痛みがあった。シールはボディ用で顔用ではなく、皮膚の弱いところには貼らないように注意書きがあった」等、ハロウィンの仮装のために使用したアイマスクやタトゥーシールによって起きた皮膚トラブルの報告が消費者庁に届いています。使用する前に必ず商品の説明書(使用してよい年齢や場所等)をよく読んでください。消費者庁のメルマガ記事はこちら(消費者庁、2018年10月25日)(2018年10月30日)。〔所コメント〕ハロウィンだけでなく、スポーツ応援などでもペイントやシールで肌を装飾することがありますが、子どもは大人よりも肌が弱いので、皮膚トラブルが多く起きがちです。乳幼児のうちは肌を装飾することは避けることをお勧めします。

▶『子どもの事故防止ハンドブック』英語版・中国語版
 昨年4月に消費者庁が製作したハンドブック(全16ページ)の英語版と中国語版が公開されました。サイトからPDFでダウンロードできますのでご活用ください(消費者庁、2018年7月31日)。(2018年8月19日)

▶梅雨の時期、ぬれた場所での転倒に注意
 消費者庁の発表によると、子どもが雨でぬれた道路や階段などで滑って転倒し、けがをしたとの事故情報が医療機関から寄せられています。例えば「ぬれた排水溝の蓋の網の部分で滑って、後ろ向きに転倒。後頭部をぶつけ、3針縫うけが。(3歳児)」です。園への出入り口を中心に、雨の日に危険な場所がないか確認し、雨具の脱衣場所や保管場所、通路の見直し等を行ってください。(消費者庁、2018年6月7日)。(2018年6月24日)

▶車内の閉じ込め事故に注意
 子どもが自分で車内から鍵をかけてしまったり、車の鍵で遊んでいてロックボタンを押してしまったりして施錠され、子どもが車内に閉じ込められてしまうことがあります。特に、夏場の車内は短時間で高温になり、熱中症となる危険があります。子どもを車内に残して車を離れることは非常に危険です。車の利用が多い地域の園は、園内にこちらのチラシの掲示をお願いします(国民生活センター、2018年6月19日)。(2018年6月24日)

防犯ブザー:乾電池が破裂
国民生活センターは、(株)西文舘が販売したライト付防犯ブザー(防水くん・品番SE-1805K、SE-105BSほか)に使用されている「12-2020」の表示のある乾電池が破裂する可能性があるとして、注意喚起を行いました。学校には文部科学省より周知・対応依頼が出ていますが、西文舘の防犯ブザーをお持ちのお子さんがいましたら、乾電池に「12-2020」の表示がないかご確認をお願いします。対象品の写真等はこちらをご参照ください。(国民生活センター、2018年4月19日、27日)。(2018年5月21 日)

▶5月21日~27日は子どもの事故防止週間です
 今年度のテーマは「水の事故」と「幼児用座席付自転車の事故」。こちらからポスターをダウンロードできますので、園内にぜひ掲示をお願いします。(消費者庁、2018年5月9日)。(2018年5月21 日)

▶幼児用座席付自転車:走行中だけでなく停車中も事故が起きています
 消費者庁の発表によると、幼児用座席付自転車に子ども(14歳以下)を乗せて使用している間のケガで1349人が救急搬送されています(平成23年~28年、東京消防庁より)。また、停車中に転倒して頭蓋内損傷や骨折などのケガをする事故情報が609件(平成23年~28年、医療機関ネットワークより)寄せられています。乗車時には子どもに自転車用のヘルメットをかぶせ、シートベルトを着用させましょう。また子どもを乗せたまま自転車を離れることはやめましょう。消費者庁からの注意喚起文はこちら。(消費者庁、2018年5月9日)。(2018年5月21 日)

▶教育・保育施設等におけるプール活動・水遊びに関する実態調査が発表されました
 消費者安全調査委員会は、平成23年7月に神奈川県内の幼稚園で発生したプール事故の事故等原因調査報告書において再発防止策を示し、関係行政機関に意見を述べたにもかかわらず、類似の事故が繰り返して発生していることを重く受け止め、実態調査を実施した(調査報告書はこちら)。この結果に基づき、消費者安全調査委員会は改めて関係行政機関に対し、意見書を出した(消費者庁、2018年4月24日)。(2018年4月24日) 〔所コメント〕意見書には「事故の再発防止のためには、水の外で監視に専念する人員を配置することができない場合には、プール活動・水遊びを中止することが必要である。」という記述もあります。最新情報としてぜひご一読ください。

▶子どもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議が開かれました
 子どもの事故防止に向けて、関係府省庁(内閣府、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、消費者庁、海上保安庁)が年2回集まり、取組事例の報告等を行う会議が開かれています。3月27日に開かれた会議では、内閣府は「教育保育施設等における事故防止の取組」を報告しています。最新情報が盛り込まれていますのでご一読ください(消費者庁、2018年3月27日)。(2018年4月10 日)

▶ハンドスピナー(手遊び道具)の部品誤飲事故が起きています
 2017年8月に、「1歳3カ月男児が、ハンドスピナーの金属製の部品3つを誤飲し受診したところ、腹部のX線撮影にて大腸内に1つ、胃もしくは小腸内に2つ異物があることを確認したが、翌日の排便により3つの部品が排出された」という事故報告が医療機関からあった。国民生活センターが調査をしたところ、注意表示が不十分で、製品を落下させると部品が外れる品もあり、注意を呼びかけている。ハンドスピナーの写真や誤飲事故の詳細、調査内容についてはこちらの報告書を参照してください(国民生活センター、2018年3月15日)。(2018年4月10日)

▶窓やベランダからの転落:春から夏に多く発生しています
 消費者庁の発表によると、14歳以下の子どもが窓やベランダから転落する死亡事故が92件(平成22年~26年、人口動態調査より)、救急搬送された事故が218件(平成23年~28年、東京消防庁)ありました。転落事故は、1~3歳の子どもの窓からの転落が多く、窓を開けたりベランダに出る機会が増えたりする春から夏に多く見られます。 消費者庁の注意喚起の4ページ目に具体的な事故の事例が載っています。また、東京都が作成したパンフレットは、ベランダの環境をどのように見直したらよいか具体的に示しているなど、わかりやすい内容です。園内での掲示にご活用ください(消費者庁、2018年3月14日)。(2018年3月20日)

『Safe Kids 子供を事故から守るために』(東京都)が公開されました
 誤飲、窒息、転落、やけど、溺水、自動車・自転車事故等、子どもに多い事故をピックアップし、事例の紹介や事故防止のポイントを中心にまとめた小冊子(A5サイズ・16ページ)です。イラストを多用し、何かがつまったときの吐き出させる方法や心肺蘇生(CPR)の方法、「セーフティグッズ」の紹介もあります。園内での掲示や保護者への配布資料としてもご活用ください(東京都、2018年3月7日)。(2018年3月20 日)

▶鉛筆や先がとがった文具が顔に刺さる事故が起きています
 「お絵かきをしていた兄姉のそばで、色鉛筆を両手に持って立ち、バランスを崩し前に転倒。右眼まぶたに色鉛筆が刺さり、頭蓋骨骨折。鉛筆の芯が目の周りに残ったため、摘出手術を行った(0歳)」等、子どもが鉛筆や先がとがった文具を持ったまま転倒し、顔に刺さってけがをするなどの事故報告が寄せられています。消費者庁のメルマガ記事(こちらを園内掲示等にご活用ください(消費者庁、2018年2月8日)。(2018年2月14日) 〔掛札コメント〕 本サイト「ニュース」の2013年のページを見ていただくと、1月27日、英語各紙に載った記事を掲載しています。「米国ニュー・ハンプシャー州に住む1歳8か月児が子ども用ソファから転落、床にあった色鉛筆が右眼窩から脳を貫通、左耳後ろまで抜ける事故が起きた。空路で運ばれたボストン小児病院で、医師団が慎重に鉛筆を抜き、45分後、鉛筆は無事に取り除かれた。幸運にも、鉛筆が血管や脳の重要な部分を傷つけなかったため、児には後遺症は残っていないが、医師団は「奇跡的」と話している」、まったく奇跡的な事故です。

▶豆やナッツ類は、3歳頃までは食べさせないようにしましょう 消費者庁の発表によると、平成22 年12 月から平成29年12月末までに、豆やナッツ類を原因とする子ども(0~14歳)の誤嚥事故が計27件報告され、うち20件は3歳未満の子どもによるものでした。3歳未満の子どもは、咀しゃく力(奥歯が生えそろい、食べ物を噛み砕く力)、嚥下力(飲み込む力)、物を吐き出す力の発達が十分ではないことが多く、豆やナッツの破片が気道に入って気管支炎や肺炎を起こしたり、窒息したりするおそれがあります。注意喚起(こちらの6ページ目に医療関係者による解説文がありますので、参考にしてください(消費者庁、2018年1月31日)。(2018年2月14日)

▶タバコ、医薬品、プラスチック製品の誤飲に注意 「2016年度 家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告」が発表されました。小児の誤飲で最も多かったのは、例年と同じくタバコ(20.2%)でした。次いで医薬品・医薬部外品(14.8 %)、プラスチック製品(9.9 %)でした。報告書(こちら)には、具体的な事故事例も掲載されています(厚生労働省、2018年2月6日)。(2018年2月14日)

▶コンロのグリル窓での火傷に注意  
 1歳前後の子どもがグリル付こんろのガラス窓などに触れてやけどを負う事故が、医療機関ネットワークに36件(2010年12 月~2017年8月)報告されています。この時期の身長はグリルの高さと同じくらいなので簡単に手が届きます。火傷は手の指が多く、晩ご飯の時間帯に多く起きています。最近はグリル扉の温度を抑制できる商品も開発されていますので、キッチンに入れないように柵を設ける環境整備に加え、安全な製品の利用も検討してください。詳しいリーフレットはこちら(国民生活センター、2018年1月26日)。(2018年1月29日)

▶スノースポーツではヘルメットを装着しましょう
 子どもがスキーやスノーボード、そりなど、スノースポーツ中の転倒や衝突により、骨折や脳挫傷などの大けがを負う事故が発生しています。たとえば、「2メートル位の高さの斜面からそりで滑っていて、鉄柵に激突し頭部を打撲した。救急外来を受診、脳挫傷で入院(3歳)」というような事故です。転倒や衝突による衝撃から守るため、ヘルメットなどの保護具を装着しましょう(消費者庁、2018年1月18日)。(2018年1月22日)

▶家庭用室内ブラインドひもに関する日本工業規格(JIS)が制定されました
 ブラインドのひもに関する安全規格(JIS A4811「家庭用室内ブラインドに附属するコードの要求事項-子どもの安全性」)が2017年12月20日に制定されました。日本小児科学会が公表するInjury Alert(傷害速報)では、6か月児が死亡した事例1歳6か月児の事例が掲載されています。この安全規格は、日本の6 才未満の子どもの身体寸法をもとに、安全な製品づくりを企業に求めるためにつくられたものです(規格に関する資料はこちら)(経済産業省、2017年12月20日)。(2018年1月22日)

▶炊飯器・電気ケトル:やけど事故が起きています
  消費者庁の発表によると、平成22 年12 月から平成29年10月までに、子ども(0~14歳)の炊飯器や電気ケトル等によるやけど事故報告が、計375件ありました。子どもの手の届かない場所に置くことに加え、蒸気が出ない炊飯器や倒れたときの安全装置がついている電気ケトルを使うことも事故予防には有効です。注意喚起(こちら )の3ページ目に子どもが炊飯器に手をのばすイメージ画像がありますので、参考にしてください。(消費者庁、2017年12月13日)。(2017年12月17日)

ホットカーペット:使い方を間違えると低温やけどのリスクがあります
 ホットカーペットを床暖房代わりに使っていませんか。ホットカーペットで温かくなるのは、ホットカーペットに触れている体の部分だけで、長時間、同じ場所が触れていると低温やけどをする恐れがあります。国民生活センターが2004年に発表した資料によると、1999年以降2004年7月までの間に、電気カーペットが関係して低温やけどを負った事例が10 件ありました(資料はこちら)。また、ホットカーペットと布団を併用すると、設定した温度より高温になりやすく、熱中症の恐れがあります。お昼寝のときにホットカーペットを使うことは大変危険です。 ホットカーペットの使用上の注意がわかりやすく記されているサイト(東京ガス提供・ウチコト、株式会社山善提供・注意喚起、特に一番下の「危険」)がありますので、ホットカーペットを使用している園の方はご一読ください。(2017年12月6日)

▶家具やテレビの転倒:下敷きになり、子どもが死亡する事故が起きています
 消費者庁の発表によると、平成22年から平成26年までに、家具やテレビが子どもの体の上に倒れてきて子どもが下敷きになり、死亡した事故が2件ありました。諸外国でも同様の事故が起きており、経済協力開発機構(OECD)は、11月6日から10日までを「家具やテレビの転倒事故防止に関する国際啓発週間」とし、様々な注意喚起を行っています。注意喚起の5ページ目に家具の転倒防止用金具の例がありますので参考にしてください(消費者庁、2017年11月10日)。米国の消費者製品安全委員会が作った啓発ビデオはこちら(1分以降に人形を使った再現)。(2017年11月28日)

▶大人用ベッド:転落による頭蓋骨骨折や窒息が起きています
 消費者庁の発表によると、平成22年12 月から平成29年6月末までに、大人用ベッドから転落する事故報告が計564件(0歳児が457件、1歳児が107件)ありました。大人が添い寝をしているときに大人の寝返りで子どもが転落した事故報告もあります。注意喚起の4ページ目に大人用ベッドからの転落事故イメージ画像がありますので参考にしてください(消費者庁、2017年11月8日)。(2017年11月28日)

▶アロマオイル:誤飲する事故が起きています
 リラックスしたり香りを楽しんだりするために、アロマオイルを使っているご家庭も少なくないと思います。小さな瓶に入った、良い香りがして色がきれいなアロマオイルを、子どもがなめたり飲んだりする事故が起きています。アロマオイルには、植物から香り成分を抽出し、非常に高濃度に濃縮したものや、合成香料を含むものなどがあります。種類によっては、ごく少量であっても、嘔吐、下痢、けいれん、皮膚障害などが生じる危険な成分が含まれており、大変危険です。注意喚起はこちら(消費者庁、2017年9月7日)。(2017年9月20日掲載)

▶使用済み電池の保管場所や保管方法について
 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に、「使用済みボタン電池を灰皿に入れておいたところ、破裂した」という事故報告がありました。灰皿に金属製クリップ等が入っていて、そこにボタン電池を入れたために電極間がショートして内圧が上がり、破裂したとのことです。使用済みの電池はすぐに廃棄することをお勧めしますが、一時保管をしている場合は、まとめて袋に入れることで電池同士が接触していたり、電池と金属が接触してしたりする状態になっていないか、点検してください。NITEのメルマガ(6月27日号)はこちら。(2017年7月28日)

▶宅配ボックスに子どもが閉じ込められる事故が起きています
 「兄と自宅マンション内の宅配ボックスで遊んでおり、扉を閉めた際、自動的に鍵がかかってしまい出られなくなった(5歳男児)」等、子どもが宅配ボックスに閉じ込められる事故が東京消防庁管内で4件発生しています。特に気温が上昇する夏に長時間閉じ込められると、熱中症等の重大事故に発展することが考えられます。国民生活センターのメルマガ(7月4日号)のリーフレットはこちら。宅配ボックスのあるマンションが増えていますので、園内での掲示や保護者への配布資料としてもご活用ください。事故のあった宅配ボックスの写真やサイズは東京消防庁のサイトで公開しています。(2017年7月28日)

▶扇風機の動きに異常はありませんか?  
 扇風機を使う時期になりました。動きが悪い、変な音がする、焦げ臭い匂いがするといった異常はありませんか? 特に、長い間使っている扇風機は、内部の部品が劣化することがあり、火災の原因にもなっています。少しでも異常を感じたら、使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜いてください。扇風機やエアコンに関する事故の記事が載っているNITEのメルマガ(6月13日号)はこちら。また、念のため、壁や天井にとめられている扇風機の設置状態も確認して、ねじのゆるみやがたつきがないかなどもチェックしてください。(2017年6月18日)

『子どもの事故防止ハンドブック』(消費者庁)が公開されました
 乳幼児に起こりやすい事故とその予防法、もしもの時の対処法をまとめた冊子(全16ページ)が公開されました。 最近の事故事例をもとに作成されたものです。発達段階ごとに起きやすい事故の一覧もあり、わかりやすくまとまっています。園内での掲示や保護者への配布資料としてもご活用ください(消費者庁、2017年4月26日)。(2017年5月15日)

▶幼児座席に子どもを乗せたまま停車し、保護者が自転車から離れるのは危険です。
 今年の春の全国交通安全運動で、自転車の安全利用の推進が重点項目の一つに挙げられました。「子ども乗せ電動アシスト自転車の前部座席(高さ120センチ)に1歳児を乗せたまま停車し、保護者が自転車から離れたところ、右側に自転車が幼児ごと転倒し、アスファルトで顔面を打撲。シートベルト、ヘルメットは着用してなかった」といった停車中の事故も多数起きています。お子さんを初めて自転車に乗せて走行する保護者が多い時期です。自転車の登園が多い園は、春の全国交通安全運動のポスター(こちらからダウンロードできます) や消費者庁のメルマガ記事(こちら)を園内掲示等にご活用ください(消費者庁、2017年4月13日)。(2017年4月17日)

▶ラテックス・アレルギー:天然ゴム製の玩具で体の一部が腫れるお子さんはいませんか?
  天然ゴム製のゴム手袋やゴム風船等を使用した時に、赤み、かゆみ、じんましんなどの皮膚障害が起きたことのある人は、ラテックス・アレルギーの可能性があります。この件について、アレルギー専門医への相談を呼びかける注意喚起が出ています。ラテックス・アレルギーをもっている人(おとなも子どもも)は、栗やバナナなどの果物を食べてアレルギー症状が出ることもあります。
 天然ゴム製の玩具で、唇やまぶたなど体の一部が腫れる症状を繰り返す子どもがいましたら、ラテックス・アレルギーの可能性も考えられますので、天然ゴム製品との接触を避けるとともに、保護者に医療機関の受診をお願いしてください。注意喚起はこちら(4~5ページめで「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」にもふれていますので、この機会に再確認してください(消費者庁、2017年3月31日)。(2017年4月2日掲載)

▶照明をLEDに替えるときは照明器具もLED用に
 節電のため、照明を蛍光灯からLEDランプに替える予定がある園はご注意ください。昨年12月に、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)から、照明器具(天井や壁に付いている側の器具)が関係する火災の注意が出ています。また、日本照明工業会は、棒状の直管LEDランプを従来の蛍光灯照明器具に取り付けたことが原因の出火を昨夏に3件確認しています。蛍光灯用の照明器具にLEDランプを取り付けると、故障したり発火したりすることがありますので、LEDランプにはLED用の照明器具を使ってください。 また、蛍光灯やランプを替えたばかりなのに点滅したり明るくならなかったりするときは照明器具が故障している可能性があります。電気事業者に点検に来てもらうように連絡しましょう。NITEの注意喚起はこちら 。(2017年3月28日)

▶食品による子どもの窒息事故
 消費者庁の分析によると、14歳以下の子どもが食べ物を気管に詰まらせ、窒息死した事故は、2014年までの5年間で103人(うち、0歳児49人、1~3歳児33人)でした。詰まらせた食べ物は菓子類(マシュマロやゼリー、団子等)、果実類(リンゴ、ブドウ等)、パン類(ホットドック等)、もち、すし、チーズ等でした。詳細はこちらの文書をご覧ください。5ページ目に「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」で挙げられている子どもの食事中の注意事項が掲載されていますので、この機会に再確認をお願いします(消費者庁、2017年3月15日)。あわせて、兵庫県保育協会の事例報告書(安全のトピックスの5-3)の「誤嚥」の「食物」の項も参考になさってください。(2017年3月17日)

▶子ども用花粉対策メガネ:転倒して顔をケガする事故が起きています
 花粉対策メガネは、花粉が目に入ることを防ぐため、フレームの張り出しが通常のメガネより顔面に近くなる形をしています。このメガネをかけた子どもが人やモノにぶつかったり転んだりしたときに、フレームの張り出しが原因で目の上をケガする事故が起きています。特に、普段メガネをかけていないお子さんは、視界が狭くなることに慣れていないと、足元の段差や障害物に気づかずに転んだりぶつかったりしやすくなります。注意喚起はこちら。花粉のシーズンですので、園内での掲示や保護者への配布資料としてもご活用ください(国民生活センター、2013年8月22日)。(2017年3月12日)

▶電気カーペットの上に布団を敷いてお子さんを寝かせていませんか?
 冬場は室内の乾燥防止に加湿器を使う園がありますが、お子さんの脱水にも注意が必要です。消費者庁が2014年2月6日に発信したメルマガでは、電気カーペットの上に布団を敷いて寝かせた場合、布団の中の温度が体温よりも高くなり、また湿度も高くなる場合があることを紹介しています。乳幼児は体の体積が小さく汗腺も未発達なために、汗をかき過ぎて脱水症状となります。さらに、体温が40度以上に上昇すると重篤な熱中症になる可能性があります。電気カーペットを午睡時の暖房器具としては使用しないようにしましょう。また、暖房器具を使用中は、こまめに温度やお子さんの様子をチェックし、水分補給を行うようにしてください。消費者庁のメルマガはこちら。(2017年2月28日)

▶歯ブラシ:歯みがき中の転倒によるのど突き事故
  東京都の発表によると、歯ブラシによるケガで救急搬送されたり受診したりした5歳以下の事故事例は337件(平成23年以降の累計。うち入院は61件)でした。事故件数では1歳代が最も多く、1~3歳前後の子どもに多く発生しています。ケガの原因で最も多いのは転倒で、約6割でした。歯ブラシを口にくわえたまま洗面台に置かれた踏み台から転倒したり、歩き回って転んだりした時に、のどに歯ブラシが突き刺さると大きなケガとなります。注意喚起はこちら(東京都、2017年2月14日)。〔所コメント〕喉突き防止カバーがついた歯ブラシが売られています。このタイプの歯ブラシは安全性は高いのですが、汚れを落とす機能は必ずしも十分ではないようです。事故は、保護者が仕上げ磨きをするときに使う歯ブラシや喉突き防止カバーがついていない歯ブラシで起きています。事故は家庭で起きていますが、保育園でも歯磨きはしますから、このページの一番下にある事項を再度確認してください。(2017年2月20日掲載)

▶エレベーターのドア:手が引き込まれたり挟まれたりする事故が起きています
 エレベーターのドアの戸袋に子どもの手が引き込まれたり、ドアに挟まれたりする事故が起きています。子どもの手や足は大人より小さいため、狭い隙間でも入ってしまいます。ドアにもたれかかったり手や足などがドアに触れたりしただけでも、戸袋や引き戸に引き込まれてしまうこともあります。〔所コメント〕エレベーターを利用している保育園も多いと思いますので、活用してください。東京消防庁の調べによると、子どもの「はさまれ」の原因で一番多いものは自宅のドアです。指を切断する事故も起きています。「STOP!子どもの「はさまれ」がわかりやすいので、園内での掲示や保護者への配布資料としてもご活用ください。注意喚起はこちら(消費者庁、2017年1月19日)。(2017年1月24日)

▶ショッピングカート:転落して頭部を損傷する事故が起きています
 スーパー等の店舗にあるショッピングカートに乗せた子どもが、カートから落ちたり、カートごと転倒したりして頭部や顔面にケガを負う事故が起きています。医療機関から2011年度以降に寄せられた情報によると、スーパー等の店舗内で起きた295件の事故のうち約4割はショッピングカートに関わる事故でした。その事故の7割以上は1~3歳で、転落が最も多く、立ち上がろうとしたり身を乗り出したりした時に事故が起きています。注意喚起はこちら(国民生活センター、2016年12月7日)。(2016年12月24日)

▶暖房器具:やけどやケガが増える時期のため注意を!
 暖房器具による6歳以下の子どもの事故情報357件のうち、約7割に当たる240件がやけどでした。事故は11月から増え始め、12月、1月がピークとなっています。特に事故情報が多いのは、ストーブやヒーター、こたつ、加湿器、湯たんぽやあんかです。この注意喚起は保護者向けの内容ですが、園内でも暖房器具を使う時期となりましたので、この機会に安全確認をお願いします。なお、この文書の最後にやけどに対する応急措置についても記されています。注意喚起はこちら(消費者庁、2016年11月22日)。(2016年11月29日)

▶自転車の車輪:子どもの足の巻き込みに注意
 自転車の幼児座席や荷台に乗った子どもの足が、車輪のスポーク(車輪の中心部から放射状に伸びている針金状の部品)に巻き込まれてけがをする事故への注意を呼びかけるチラシが出ました。国民生活センターが消費者2000人に実施したアンケート)によると、同乗者が車輪に巻き込まれたことがある人は252人で、半数以上が6歳以上の子どもでした。巻き込まれたことがある人では、後側の幼児座席を使っている割合が少ないことがわかりました。子どもの足が巻き込まれる実験の再現画像はこちら (国民生活センターから、2016年10月18日)。