5 附 (3) 交通事故事例(過去のニュースから)

 送迎用バスの事故は、施設側に原因があった(可能性のある)場合と、バス側に被害があった場合のみ掲載しています。


▶〔路線バスがマンションに突っ込む〕2021年12月22日午後1時過ぎ、大阪府大阪市住之江区で路線バスがマンションに突っ込む。マンション1階には保育園が入っており、園内の給湯器にバスがぶつかり、ガス漏れが発生した可能性があったため、園児や職員が避難した。バスには運転手と乗客3人が乗車しており、ケガはない。 運転手は「左折しないといけないところを、うっかり直進してしまった」と話しているという。

〔散歩中の列に車が突っ込む〕2021年12月9日午前9時45分頃、愛知県東浦町で、散歩中の保育園児の列に74歳の男性が運転する乗用車が突っ込み、園児7人が軽いけがをした。園児38人と引率の保育士3人は公園に向かって散歩中で、現場には信号機や歩道はなく、車側に一時停止の標識があった。左折してきた車が曲がりきれず、列の先頭付近の園児をはねたとみられる。車を運転していた男性は事故直前にゲートボールをしていたが、体調不良のため途中で帰ったという。事故現場でも体調不良を訴え、病院に搬送されたが、脳内出血で意識不明の重体、その後、14日に死亡した。〔掛札コメント〕体調が悪い人や、病院でなんらかの受療をした人は、自分で運転しないでください。

〔園児と教諭がはねられる〕2021年11月29日午後2時過ぎ、佐賀県佐賀市内の市道の三差路交差点で、信号機付き横断歩道を渡っていた幼稚園児2人と教諭が、乗用車にはねられた。園児のうち1人は頭部を打ち、もう1人は右手の小指にけが、教諭は頭部を打つなどしたがいずれも軽傷。園児5人と教諭の計6人が集団で青信号の横断歩道を渡っており、乗用車が青信号で右折する際にはねたよう。

▶〔園バスがブロック塀に衝突〕2021年10月13日午前8時半頃、茨城県那珂市の県道で、私立幼稚園の送迎用マイクロバスが民家のブロック塀に衝突した。乗っていた18人のうち、5歳児と教諭の2人が重傷、園児12人と運転手(男性、70歳)の計13人が軽傷。現場は見通しの良い片側1車線の直線道路。バスは左側にある路側帯にはみ出した後、道路脇のブロック塀に衝突した。運転手は「ぼーっとしていた」と話している。運転手は毎日、朝夕の送迎を担当し、事故当時、体調不良などはなかったという。〔掛札コメント〕園バスだけでなく、路線バスやタクシーでも運転手が体調不良、あるいは急死という事例は下に出てきます。送迎用車両におとなが一人しか乗らないリスクは、まずここにあります。

▶〔園バスが小学生をはねる〕2021年6月30日午後3時過ぎ、岐阜県岐阜市の交差点で下校途中の小学1年生が幼稚園のバスにはねられた。命に別条はなく、軽傷。幼稚園のバスには運転手のほか、園児と職員7人が乗っていたが、けがはない。生徒は下校途中で、周囲には他にも児童数人がいたが、1人で交差点を渡っていたとみられる。

▶〔下校途中の小学生がはねられ、2人死亡〕2021年6月28日午後3時半頃、千葉県八街市の路上で下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人がはねられた。2人が死亡し、1人が意識不明の重体、2人が重傷。現場で逮捕された60歳のトラック運転手からは、基準を超えるアルコールが検出された。現場の市道は幅約7メートルで歩道やセンターラインはなく、トラックは道路脇の電柱にぶつかった後、正面から小学生の列に突っ込んだとみられる。

▶〔自転車を避けるため、園バスが急ブレーキ〕2021年6月18日午前8時半頃、新潟県新潟市中央区の信号機のない交差点で、幼稚園の送迎バスが左から進行してきた自転車を避けるため急ブレーキをかけ、添乗員が転倒、腰を強く打ち、救急搬送された。園児が手すりに顔をぶつけ、けがをした。交差点は自転車側に一時停止の標識があった。

〔園の駐車場で3歳児が死亡〕2021年6月10日午前10時前、新潟県三条市の保育園の駐車場で3歳児の園児が車にはねられ、その後死亡した。自分の子どもの送迎をしていた他の保護者が、駐車しようと軽自動車をバックさせた時にぶつかったもの。調べに対し、「バックしていたらドンという音が聞こえた。車の下を見たら子どもがいた」と話しているという。

▶〔園舎にトラックが突っ込む〕2021年2月19日昼前、静岡県静岡市清水区にある保育園の玄関付近にトラックが突っ込み、外壁を破って園舎内を損壊した。園児約20人と教職員7人にけがはなかった。同園の前は片側2車線の直線道路で、トラックは反対側車線から園舎に突っ込んだとみられる。

▶〔保育園に車が突っ込む〕2020年12月26日昼過ぎ、北海道札幌市中央区で車3台が絡む事故があり、うち1台が近くのビル1階の保育園に突っ込んだ。園職員2人と園児5人の少なくとも計7人がけがを負った。いずれも意識はあり、命に別条はないという。

▶〔保育園の車同士で追突〕2020年3月25日午後3時過ぎ、沖縄県南城市の市道で、保育園のワンボックスカー2台が衝突。計25人が乗っており、園児9人が軽傷で搬送された。後方を走っていた車が前方の車に追突して起きたもので、追突した車を運転していた保育士は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」などと話している。お別れ遠足の帰宅途中だった。

▶〔駐車場を通り抜けようとして死亡事故〕大分県宇佐市の飲食店の駐車場で、2020年3月14日夜、食事を終えて家族と店を出た直後の3歳児が軽トラックにはねられて死亡した。運転手(71歳、男性) は交差点を避けて駐車場を通り抜けようとしていて、「気がついたが、間に合わなかった」と話しているという。

〔園バスにひかれて死亡〕2020年2月18日午後3時10分頃、栃木県小山市の市道で、1歳児が幼稚園の送迎バスにひかれ、搬送先で死亡が確認された。運転手(65歳)は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕され、その後、容疑を致死に切り替え。バスには児の姉が乗っていた。園職員が姉を母親に引き渡して発車した直後に男児がひかれたという。児は自宅から1人で外に出て、車道に出たとみられる。〔掛札コメント〕園バスの車まわりは普通乗用車以上に見えにくいわけですから、運転手が注意するのはもちろんのこと、保護者にも「きょうだいは手をつないでいて」と伝えておいてください。

▶〔バス運転手が体調不良のまま、4キロ走る〕宮城県名取市で2020年1月22日朝、小学生33人を乗せたスクールバスの運転手(63歳)が体調不良(糖尿病による低血糖のもよう)を起こし、通常のコースを外れて18分間、約4キロ走った。左折し小学校に向かうところを直進、赤信号では止まったものの青になっても発進しないなど、不自然な走行を続けた。この間、児童数人が声をかけたが、運転手は反応しなかったという。バスはその後、停止。近くの人が運転手に話を聞いていたところ、児の一人が窓越しに「SOS」と書いたノートを見せたため、この人が警察に通報。運転手は救急車で病院に運ばれ、回復した。〔掛札コメント〕スクールバスですから、運転手以外にはおとなは乗っていなかったのでしょうね…。

▶〔横断中の散歩の列に車突っ込む〕2019年11月11日午前10時20分頃、東京都八王子市の都道で、散歩中の保育園児ら10人以上の列に軽自動車(トラック)が突っ込んだ。園児4人と保育士2人、運転手の計7人が搬送された。いずれも意識はあるという。

▶〔保育園の駐車場にトラックが突っ込む〕2019年7月9日昼前、栃木県宇都宮市の保育園の駐車場に、会社役員(男性、75歳)が運転する大型トラックが突っ込み、駐車していた乗用車4台が破損。園児や保育士ら約170人は建物の中におり、けが人はいなかった。現場は片側1車線の緩やかなカーブ。トラックは対向車線を越えて駐車場に進入した。

〔園児の列に車が突っ込む〕2019年6月13日午前10時前、兵庫県西宮市の市道脇の歩道で、69歳の女性が運転する乗用車が、散歩で歩いていた近くの保育園児と保育者計19人の列に突っ込み、子ども2人をはねた。6歳児が肩の骨を折る重傷、5歳児は軽傷。運転者は市道を右折して、道沿いにあるクリニックの駐車場に入ろうとした際に2人と衝突。6歳児を車の下に巻き込み、入り口付近のポールにぶつかって停車した。運転者は「忘れ物に気付き、クリニックの駐車場で方向転換しようと思った」と話している。〔掛札コメント〕わざわざ右折をして駐車場に入ろうとしたのですか? 方向転換のためなら、どこに左折してもかまわないでしょうに。人間、慌てると思考が柔軟性を失うんですよね。もちろん、左折でも歩行者を巻き込む危険はあります。

〔保育園児と保育士に車が突っ込む〕2019年5月15日午前10時半頃、千葉県市原市の公園の砂場で遊んでいた保育園児5人と女性保育士2人の近くに乗用車が突っ込み、園児をかばおうとした保育士が右足を骨折した。園児にけがはなかった。保育士が突き飛ばすようにして守ったという。警察は、車を運転していた65歳男性を現行犯逮捕。公園の向かいのコインパーキングで料金を払おうと停止した後、「車が急発進した」と供述している。〔掛札コメント〕この事故では、「保育士が子どもを守った」という話がずいぶん報道されました。車が失敗して突っ込んできた時、生身の人間にできることはありません。先生の一瞬の努力もあったのでしょうけれども、それ以上に「運」(場所、速度、向き等)の作用です。そして、こういう時に「救った!」みたいな美談にしてしまうと、他の先生たちが「私たちもなんとかしなければ(できるはず)」と感じてしまったり、逆に、命が失われた時に「私のせいだ」と感じてしまったりということになります。事故の美談化は危険です。

〔信号待ちに突っ込み、園児2人死亡〕2019年5月8日午前10時15分頃、滋賀県大津市の県道交差点で、歩道で信号待ちしていた保育園児らの列に軽乗用車が突っ込み、園児2人が死亡、園児11人保育士3人が重軽傷。軽乗用車は直前に、右折してきた普通乗用車と衝突し、このはずみで歩道に突っ込んだ。2人とも量販店での買い物から帰宅する途中で、いずれも「信号は青だった」と供述。現場に目立ったブレーキ痕はなかったという。

▶〔パトカーが5歳児に接触〕滋賀県大津市で2019年4月14日午後1時50分、家電量販店の駐車場で、警察官の運転するパトカーが5歳児と接触、児は軽傷。警察官は、別の事故の処理のために駐車場を訪れていて、停まっていた車の陰から出てきた児に接触した。

▶〔園バスを巻き込む死亡事故〕2019年4月22日午後2時35分頃、熊本県熊本市中央区の国道で、幼稚園の送迎バスと2トントラック、原付バイクなど計5台が絡む事故。トラックとバイクの2人が死亡。バスの園児4人と保育士ら計7人が軽傷を負った。トラックが交差点内で反対車線のバイクと衝突、そのまま反対車線を走行し、乗用車とバスにぶつかった。さらに、バスと後続の別の乗用車も衝突したという。

▶〔ミニパトカーが園児はねる〕2019年3月29日午後5時頃、京都府福知山市内の市道で、パトロール中の京都府警のミニパトカーが近くの保育園児(6歳)をはねた。軽傷。運転していたのは地域課の巡査部長(40代、男性)。現場は中央線のない道路で、児が反対側の歩道に渡ろうと路肩の停車車両の後方から出てきた際にはねたという。

〔園の駐車場でひかれ、死亡〕2019年3月15日午後4時頃、愛知県高浜市の保育園の駐車場で、子どもを迎えにきた男性のトラックにひかれて1歳児が死亡した。児は母親が運転する車に乗り、この保育園に通う3歳の姉を迎えに来ていて、母親が目を離したすきに一人で車から降りたとみられる。トラックを運転していた男性は過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕。

〔園敷地内で交通事故〕2019年1月24日午前7時35分頃、大分県大分市内の保育園の敷地内で、2歳児が、同じ園に子どもが通う保護者の乗用車にはねられ、頭を打って病院で死亡した。この保護者が自分の子どもを敷地内の駐車場で降ろし、車を発進させた後、別の車から降りた児をはねたという。〔掛札コメント〕記事には「(はねた)保護者が自分の子どもを駐車場で降ろし」とありました。これも同様に危険です。必ずおとなが先に降りて、それから子どもを降ろし、園まで連れていきましょう。駐車場で子どもに「自分で行って!」と言うのはきわめて危険。

▶〔園バス事故〕2018年12月6日午後3時40分頃、京都府京都市伏見区で幼稚園の送迎バスが電柱に衝突、車内にいた園児5人と教諭1人が、顔や足に軽傷を負うなどし、救急搬送された。現場はセンターラインのない直線道路で、運転手(69歳)が対向車を避けるため道路脇に寄せようとし、電柱にぶつかった。運転手は「ブレーキを踏み外した」と話しているという。

▶〔事故で歩行者が書類送検〕福岡県北九州市の交差点で2018年11月、赤信号を無視して道路を横断し、ミニバイクと衝突して運転手に大けがを負わせたとして、歩行者の70歳の男性が2019年、書類送検された。男性も足の骨を折る大けがをしており、ミニバイクの運転手も、過失運転傷害の疑いで書類送検。歩行者がバイクよりも重い過失があるとして検挙されるケースは極めて珍しいとのことで、2人とも容疑を認めている。

▶〔園バス事故で軽傷〕2018年10月12日午前9時過ぎ、宮城県名取市内の国道の交差点で、幼稚園の送迎用バス(運転手は68歳の男性)が中央分離帯に衝突し、園児3人が頭や腕に軽いけがを負った。

▶〔送迎バスが衝突〕2018年5月23日正午頃、岡山県倉敷市の市道交差点で幼稚園の送迎バスと乗用車が出合い頭に衝突、4、5歳の園児3人を含む計6人が軽いけがをした。送迎バスは片側3車線の道路を横切ろうとしていて、左から来た乗用車とぶつかったという。現場の交差点に信号はなかった。

▶〔保育園に車が突っ込む〕2018年5月22日午前9時半頃、大阪府大阪市平野区の保育園の外壁を破って、乗用車が建物内に突っ込んだ。園児らにけがはなかった。園の前の道路で乗用車と自転車が衝突。はずみで乗用車が前部から保育園に突っ込んだとみられる。

▶〔一人で保育園から帰宅中にはねられ、死亡〕富山県射水市で2018年3月23日午後6時過ぎ、保育園から1人で帰るため道路を歩いていた5歳児が、自宅から40メートル手前で、前から走ってきた車にはねられた。病院に運ばれたが頭の骨が折れ、約1時間半後に死亡。児は現場から約400メートル離れた保育園に通っていて、この日は迎えに来た親に「1人で帰る」と言ったため、先に自宅に戻っていたという。〔掛札コメント〕「一人で帰る」と言われても、隠れて見守るぐらいのことはしておかないと…。保護者の責任は問われないのですよね、日本の法律ではきっと。

▶〔バス運転手が心肺停止〕2017年10月8日午後1時過ぎ、兵庫県明石市内の国道で路線バスの運転手(男性、52歳)が走行中に意識を失った。運転席近くに立っていた乗客の女性がとっさにハンドルを操作し、バスは歩道側の縁石に乗り上げ、バス停にぶつかって停車。この女性が腰を打撲するなどの軽傷を負った。運転手は心肺停止の状態で救急搬送され、治療中。バスはバス停に停車するため減速中で、女性はバス停の手前約100メートルで異常に気づいたという。当時、バスには女性を含め乗客7人が乗っていた。

▶〔バス運転手、運転中に心筋梗塞で死亡〕2017年9月22日午後9時30分頃、宮城県大崎市内の東北自動車道下り線で、走行中のバス(仙台市のバス会社)が急減速し、中央分離帯に接触した。その後も走行を続けていたため、客席の最前列にいた乗客2人が運転席に駆け寄った。運転手(男性、46歳)がハンドルに突っ伏していることに気づき、2人がバスを操作して停車させ、路肩に止めた。乗客21人にけがはなかった。運転手は意識不明で病院に搬送されたが、心筋梗塞で死亡。親会社によると、出発前の点呼では健康状態に問題はなかったという。〔掛札コメント〕点呼で心筋梗塞は予測できません。

▶〔送迎バスが1時間に3回の自損事故〕青森県立の養護学校の送迎バスが、2017年8月22日午前7時10分頃から1時間のうちに3度の自損事故。車内にいた児童・生徒や職員にけがはなかった、八戸市内の学校を出発直後、前方左側のライトを校門に接触。約20分後、交差点で停止線を越えて止まり、バックした際、信号機や電柱に付いている箱型の設置物に前方左側のミラーをぶつけた。3度目は市内のショッピングセンター出入り口付近で、縁石のようなものに前方右側のバンパーを接触させた。送迎バスの運行は、委託を受けた仙台市の業者が担い、運転していたのは青森県内の男性(66歳)。運転手を務めて3年めだが、事故を起こすのは初めてという。業者によると、送迎バスは営業車ではないため、運転前の呼気検査は義務付けられておらず、実施していないという。〔掛札コメント〕他人を乗せるのですから、呼気検査は必須です。

▶〔送迎バス事故。運転手の体調急変?〕2017年5月30日午前8時頃、大阪府八尾市内の市道(見通しのよい片側1車線の緩やかな右カーブ)で、松原市の幼稚園の送迎バスが歩道に乗り上げて植え込みに突っ込み、園児6人と運転手、添乗員の計8人が軽いけがをした。添乗員は「運転手の様子がおかしいのに気づき、反対車線に突っ込んでしまうと思って、とっさに人のいない歩道側にハンドルを切った」と話した。運転手は事故について「よく覚えていない」とのことで、運転手の体調が急変した可能性がある。

▶〔走行中の車から転落〕2017年5月29日午後3時半頃、長崎市内の市道を走行中の車から小学校4年生が路上に落ちたと119番通報。放課後、市内の福祉施設へ向かう途中で送迎用ワゴン車から転落したといい、頭を強く打ち大けが。車は施設の職員が運転していた。後ろに座っていた児はシートベルトをはずして窓から身を乗り出していたとみられる。

▶〔無人の軽ワゴンが校庭を走る〕2017年2月3日11時過ぎ、東京都多摩市の小学校の校門付近に停まった宅配業者の軽ワゴン車が、運転手(男性、70代)が降りた後、無人の状態で動き出した。運転手が飛び乗って止めようとしたが、校門をなぎ倒した後、校庭などを約100メートルにわたって走った。校庭では体育の授業が行われていたが、けが人はいない。運転手は車から振り落とされて肩を打つなどの軽いけがをした。シフトレバーがドライブに入っていたため、車が動きだしたとみられる。

〔タクシー、園児4人をはねる〕 2016年11月29日、沖縄県南風原町内の交差点で74歳男性の運転するタクシーが左側から来たごみ収集車と衝突、この反動で横断歩道を渡っていた保育園児4人をはねた。4人は3~4歳で、全員が軽いケガ。園児の引率者やゴミ収集車の運転手が「信号は青だった」と話しているため、タクシーが赤信号で交差点に進入した可能性がある。

▶〔タクシー運転手が意識失い、死亡〕 2016年11月27日午前4時過ぎ、千葉県浦安市の市道で「タクシー運転手が意識を失った」と乗客の男性から119番通報。タクシーは近くの小学校のフェンスに衝突して運転手(男性、65歳)が死亡、男性も軽傷を負った。運転手がなんらかの発作を起こした可能性がある。乗客は「突然、車が蛇行し、運転手に声をかけても反応がなくなったので後ろからハンドルを切った」と説明しているという。男性はスピードが落ちたところで窓から脱出した。タクシーは少なくとも300メートルにわたり、5~6回、縁石とぶつかった後、歩道に乗り上げたとみられる。

〔自転車にはねられ、重傷〕 2016年11月7日午後3時半頃、東京都大田区の幼稚園前の路上で、保護者や園児数人といた4歳児が自転車にはねられ、頭蓋骨を折るなどの6か月の重傷。
→東京都内の少年(19歳)を2017年2月3日、重過失傷害と道交法違反(救護義務違反など)で書類送検。容疑を認め、「将来を不安に思い逃走した」と話しているという。少年は、周辺の防犯カメラの映像などから浮上した。

〔保育園の駐車場ではねられ重体〕 2016年8月16日午前8時40分頃、京都府京丹後市の保育園の駐車場で、4歳の園児が、別の子どもを送りにきた祖母の運転する軽自動車にはねられ、頭を打つなどし意識不明の重体。児は保護者が運転する車から降りて建物に向かって歩いていた。軽自動車を運転していた女性は、「(子どもが)いることに気づかなかった」と話している。過失運転傷害の疑いで逮捕。〔掛札コメント〕これも子どもが一人で園舎に向かって歩いていたのでは?

▶〔園バスが多重事故〕2016年7月13日午後2時過ぎ、埼玉県川口市内の信号機がある交差点で、幼稚園児19人と教諭1人を乗せたマイクロバスが右折待ちをしていた乗用車に追突、4台がからむ多重事故となり、園児2人を含む男女5人が負傷した。運転手(67歳)が「ブレーキを踏もうとして足が滑り、アクセルを踏んでしまった」と話している。

▶〔三輪車の2歳児、轢死〕 2016年2月15日午前8時頃、埼玉県朝霞市の信号のないT字路交差点で、左折してきた乗用車に近くに住む2歳児がひかれ、死亡した。児は、母親と車で保育園へ行くため、三輪車に乗って駐車場に向かっていたという。乗用車を運転していた女性は、「ぶつかるまで気がつかなかった」と話している。

▶〔園バス事故〕2015年5月18日午前8時40分頃、千葉県市原市で、幼稚園の送迎バスが信号待ちをしていた乗用車に追突。乗用車を運転していた女性が首に軽傷。バスの園児ら22人と同乗していた教員にけがはない。バスを運転していた職員(68歳)は「考え事をしていた」と話している。

▶〔幼稚園バスにはねられ死亡〕2015年4月30日午前9時25分頃、愛知県あま市の県道で1歳児が幼稚園の送迎バスにはねられ、頭などを強く打ち死亡した。児は幼稚園へ行く兄の見送りのために母親と現場付近に来ていた。子どもたちが乗り込み、運転手(66歳)がバスを発進させた際にはねられたもよう。運転手を逮捕。

▶〔園バス事故〕2015年4月23日午後2時20分頃、北海道札幌市で、園児17人と教諭を乗せた幼稚園バスが交差点で出会い頭に衝突、園児5人と教諭が軽傷を負った。見通しが悪い、信号機のないT字の交差点で、どちらも速度を落とさないまま進入し衝突した。

▶〔園バス事故〕2015年4月22日午前8時55分頃、福岡県北九州市八幡東区で、園児14人と教諭1人を乗せた幼稚園バスが軽乗用車に追突、園児6人と教諭、軽乗用車を運転した人と同乗の児の計9人が搬送された。重傷者はいない。バスの運転手(72歳)は「脇見をしていた。ぶつかって気が動転してアクセルを踏んだ」と話している。バスは追突後、軽乗用車を約50メートル押した後に停止。

▶〔小学校の死亡事故で第三者委員会〕2014年10月、神奈川県平塚市の市立小学校前の市道で授業中に絵を描いていた小学校6年生が、車にひかれて死亡したのは学校の責任だったとして、遺族からの要望で設置された市の第三者委員会の会合が2017年9月29日、初めて開かれた。この事故については市教委が内部調査を行ったが、聞き取り調査が不十分で、当時の担任教諭が市道で絵を描くように児童に指示していたにもかかわらず、誤った内容の調査結果が示されたと指摘した遺族の要望を受け、今年7月、第三者委員会を設置したもの。2018年度中に再発防止策を取りまとめるという。児童の遺族が起こしていた裁判では今月15日、市や神奈川県などに対し、事故の責任を認める判断が示されている。

▶〔走行中の車から転落〕 2014年7月29日、茨城県古河市で走行中の車の助手席から2歳児が転落、頭蓋骨骨折の重傷。保育所に送る途中、突然、車のドアが開いた。児は助手席におり、チャイルドシートはついていなかったという。

〔幼稚園バスにひかれ死亡〕2014年7月28日午前9時前、長野県須坂市の市道(幅6メートル)で、近くに住む1歳児が私立幼稚園の送迎用バスにひかれ、頭を強打、死亡した。園に通うきょうだいを乗せて発車した際に、運転手が衝撃を感じ、確認したところ、バスの後ろに1歳児が倒れていたという。バスからいったん降りた園職員は1歳児に気づかなかったと説明。

▶〔園バス事故〕2014年4月22日午前9時頃、福岡県北九州市で幼稚園の送迎バスが軽乗用車に追突、園児6人、保育士1人、乗用車の親子の計9人が搬送(いずれも軽症)。バスは信号停止中に乗用車に衝突、衝突後も進み続け、約20メートル先で停止。

▶〔園バス事故〕2014年4月21日午前8時半頃、静岡県静岡市内の交差点で幼稚園の送迎バスと乗用車が衝突、バスに乗っていた園児10人中3人が軽傷を負った。バス側に一時停止の規制があった。

▶〔保育園に車が突っ込む〕2014年3月15日正午過ぎ、大阪府堺市北区の保育園横の路上に停車していた車がバックで動きだし、自転車と接触した後、保育園のフェンスを突き破って建物のトイレ付近に突っ込んだ。この事故で、車を運転していた男性と自転車に乗っていた人が軽傷。園児らにケガはなかった。運転していた男性は酒酔いの疑い。

〔バス運転手がもうろう。教諭がハンドル操作〕2014年1月14日午前、埼玉県さいたま市内を走っていた幼稚園送迎バス内で、運転手の意識がもうろうとしているのに同乗の女性教諭が気付き、とっさに運転を代わった。バスは道路脇の塀にぶつかって止まり、乗っていた園児1人、教諭、運転手の計3人がケガをした。見通しのよい県道を走っていたところ、バスが急加速し、危険を感じた教諭が運転手に代わってハンドルを操作したとのこと。当時、バス内には6人の園児がいた。

▶〔降園中、はねられ死亡〕 2013年8月30日午後6時過ぎ、大阪府吹田市の市道を歩いていた2歳児が後方から来た乗用車にはねられ、病院に運ばれたが死亡した。児は母親と一緒に保育園から帰宅中で、母親は児の少し前を歩いていたという。はねた運転手は市道に右折してきた直後とみられ、「(児に)気づかなかった」と話している。〔掛札コメント〕運転席から見れば、おとなに目が行きます。そして、その後ろにいる(おとなより背の低い)子どもには目が行かない。手をつなぐか、せめて、子どもはおとなの少し前を歩かせましょう。

〔迎えの保護者の車が園児を轢く〕埼玉県狭山市の幼稚園で2013年6月、迎えに来た保護者の車が4才児2人をひいた。1人は重傷、もう1人は軽いケガとみられる。2人はグラウンドで遊んでおり、2人の保護者も近くにいた。運転していた保護者は駐車しようとしたところだったという。

▶〔小学生が保育園の送迎車から転落〕2013年6月6日、鹿児島県志布志市で学童保育のために小学生を乗せていた保育園の送迎用ワゴン車の背部ドアから小学生2人が転落、軽傷を負った。運転していた男性が叫び声を聞いてミラーを見たところ、背部ドアから2人が落ちていたという。

▶〔送迎バスのベルト義務づけ見送り。より安全なベルト開発を要請〕保育園・幼稚園の送迎バスについて、シートベルト使用の義務化を検討していた国土交通省は、子どもの体格の違いや、緊急の時に逃げ遅れる可能性などを鑑み、義務化を見送ったが、自動車メーカーに対し、3~5年後をめどに専用のシートベルト開発するよう要請した。緊急の際には、ひとつのボタンを押せばすべての座席のシートを外せる仕組みや、子どものからだを締め付けないようなデザインの開発を求めている。(2013年3月末)〔掛札コメント〕これは私が産総研をやめる直前、話題になっていて、取材も受けました。結局、いまだ実現していません。取り残し防止センサーも含め、技術的には100%、できるはずです。