〔2022年〕事故、感染症(新型コロナ以外)、不祥事等のニュース
 重要なニュースはタイトルを赤字にしてあります。誤字等はご容赦を。
 できごと別の事例集(2012~2021年)も「安全」に掲載していますので、あわせてお読みください。

(5月11日)
〔パンの誤嚥窒息死:検証報告書をぜひお読みください〕愛知県の認可外保育施設で2021年6月23日、1歳5か月児がパンをのどに詰まらせたことが原因とみられる事故で死亡。施設は県への設置の届け出を怠っており、事故直後に、設置と同時に廃止を届け出て閉所した。検証委員会の報告書などによると、児は他児から渡されたパンのかけらを口に入れたとみられ、異変に気づいた園長が自家用車で搬送したが、病院で死亡した。事故時は保育士資格がない園長1人で幼児7人を見ていたという。報告書は「複数で見ていれば事故を防げた可能性は高かったのではないか」などとして、再発防止のため、県や市町村が複数保育の必要性を周知徹底することなどを提言している。県は「施設の対応に問題と思われる点もあったが、廃止されたので処分などは行っていない」としている。〔掛札コメント〕この施設は非日本語話者コミュニティの中にあったもので、報道されていないことが報告書(こちらに掲載)には多くあります。報道されたら、県や国にとって不都合なのだろうなと勘繰らざるを得ません。一方、「複数で保育をすれば(誤嚥窒息事故を)防げる」という大間違いについても、指摘しておきます。

〔消毒用アルコールで急性中毒〕島根県雲南市の市立保育園で3月28日午後3時半頃、児が「目がぐるぐるする」と訴え、体に力が入らず、自分で立てなくなったため、保護者が医療機関へ連れて行った。原因がわからず、児は意識を失ったため、救急搬送された。午後9時半頃に目を覚ました児が「手指消毒用のアルコールをたくさんなめた」と話したため、検査したところ、急性アルコール中毒と診断された。

〔人工呼吸器使用の生徒の心肺停止で報告書〕兵庫県三木市の特別支援学校で2020年12月、人工呼吸器を使用する生徒(16歳)が介助を受けた際、心肺停止状態になった事故で、医師らでつくる市教委の調査委員会が5月2日、処置の妥当性を認める報告書を公表した。報告書によると、看護師と担任が生徒の装具を外すため体を持ち上げた際、のどの異音に気づいた。看護師はたんの詰まりとみて装置で吸引したが吸い取れず、生徒は低酸素状態に陥って心肺停止状態になった。人工呼吸や心肺蘇生に切り替え、心拍は再開したが、意識は今も戻っていない。報告書は、事故原因について「気道の深い所にあったたんの詰まりで呼吸不全が発生した可能性が高い」と判断し、一連の処置を「基本に沿った救急法」とした。一方、「もう少し早い段階で人工呼吸に切り替えることは可能だった」とし、低酸素状態を回避できた可能性にも言及した。当時の課題として、たん吸引用の管を挿入する深さが医師の指示書通りでなかったり、看護師が当該年度に救急法の研修を受けていなかったりしたことなどを挙げた。今後の改善策として、指示書作成に看護師や教諭らが関与することや救急法の研修実施などを提言した。〔掛札コメント〕医療的ケア児を園が預かっている現状で、この種の事故の扱いは非常に重要です。報告書(概要版)はこちら

〔園バス同士が衝突〕5月10午前8時過ぎ、秋田県潟上市の市道で、保育園と幼稚園の送迎バスが衝突した。合わせて13人の園児と添乗員にけが人はいないという。右折しようとした保育園の送迎バスと、左から直進してきた幼稚園の送迎バスが衝突したもの。現場は、JR追分駅から北西に2キロほど離れた、信号機や一時停止の標識がない丁字路交差点。

〔公園設置物の補修、撤去を急ぐ〕長崎県佐世保市は使用禁止となっている公園のベンチや遊具を7月中旬までに補修か撤去をすると発表。 佐世保市早苗町の公園で4月20日、使用禁止の張り紙がはがれたベンチに座り、80代の女性がけがをした事故を受けたもの。〔掛札コメント〕公園に危険なもの、危険な状態のものがあったら、自治体にすぐ報告を。我慢して使っていて事故が起きたら、園の責任になります。

〔給水用コップに消毒用アルコール〕山梨県甲府市で5月7日に開催された高校総体の陸上競技で、女子5000メートル競歩の競技中、選手に提供された給水用のコップにアルコール消毒液が入っていたことがわかった。飲んだ選手1人が気分が悪くなり、途中棄権し、口に含んだ2人とともに医師の診察を受けた。提供した水は、競技場内の備品置き場に保管してあったという。競技前、用務係が2リットル入りのペットボトル3本を給水エリアに運び、プラスチック製のカップに注いで提供した。消毒液が入った1本は、ラベルが付いていなかったが、飲料水のペットボトルと同じ箱に入れて保管されていたという。

〔プールに2か月半、給水を続ける〕神奈川県横須賀市の市立中学校教員が、本来必要ないにもかかわらず、6月下旬から約2か月半にわたってプールに断続的に給水を続けていたことがわかった。この間の給水量は423万リットル余りで、プールの水を11回入れ替えた量に相当するという。聞き取りに対してこの教員は「新型コロナウイルスの感染対策のため、常にプールの水をあふれさせてきれいに保つ必要があると考えていた」などと話している。市は水道料金など約350万円の半額にあたる174万円余りについて、この教員と校長、それに教頭の3人が分担して支払うよう請求し、3人とも支払う意向を示しているという。〔掛札コメント〕普段は自分で考えない、自分からは動かない傾向の強い文化なのに、こういう時には市にも聞かず、「勝手に」行動するんですね。いや、実は校長が指示をしたのかな。

〔児童指導員が児童に向けておなら〕大分県は4月27日、児童の入所施設で職員が児童に向けておならをする事案があり、虐待と判断したと発表した。児童福祉により義務づけられた虐待状況公表によるもので、2021年度は8件の通報が寄せられ、うち1件が虐待に該当したとしている。この施設は社会的養護関係施設で、児童指導員が嫌がる児童に対して、おならをしたという。通報を受けた児童相談所を通じて把握。関係者への調査で、この職員は「場を和ませるためにやった」と話しているという。施設は児童指導員を指導し、県に対して虐待防止の改善計画を提出した。

〔暴力行為で副園長に有罪判決〕福岡県宗像市の保育園で園児4人や保育士2人に暴力行為を繰り返した罪に問われた元副園長に対し、地方裁判所は懲役2年執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。元副園長は起訴された事件の一部を否認し、認めた事実についても「保育行為としてやった」などと述べ、無罪を主張。裁判長は起訴された8件について常習性は認めなかったものの、暴行や傷害の罪にあたると判断をした。「園児の健全な人格育成を担うはずの保育園で累積されたあるまじき犯罪で、懲役刑の選択をせざるを得ないが、傷害の結果はいずれも重くなく、暴行は著しく悪質なものは含まれていない」とした。

〔車内にこぼれた米飯を戻して提供〕長野県諏訪市で4月27日、中学校に提供された給食の米飯に黒い付着物があるなどの異変があり、米の加工を行う諏訪給食協同組合に市が原因究明を要望。組合は翌日午後、米飯は配送中に容器が倒れ、車の床にこぼれたもので、3クラス分、手袋をつけて床に面していない部分を容器に戻していたと報告した。異変に気付いた1クラスを含め、約80人がこぼれた米を食べたが、これまでに健康被害は確認されていない。教育委員会は報告後すぐに組合に緊急査察に入り、組合は「衛生に関する意識や速やかに報告することへの意識が低かった」などと話しているという。市教委は「不適切な対応をした組合から米飯の提供を受けることはできない」として、5月2日から市内の小中学校10校すべて別の業者から調達している。

(4月28日)
〔園敷地から出て放水路で死亡〕4月16日、広島県広島市の市立保育園で保育中の5歳児が園外に出、100メートル余り離れた放水路で溺れて死亡した。市によると、園の敷地は約40メートル×約24メートルで、東側に園舎、西側に園庭があり、園庭の周囲には植え込みがある。児は同日午前から登園、午後0時半ごろに職員から姿が見えなくなったと110番通報があった。約2時間後、川岸付近で倒れているのが見つかった。衣服はぬれた状態で、目立った外傷はなかったという。この日は児を含め0~5歳の34人が登園し、保育士8人で保育していた。

〔園でセアカゴケグモみつかる〕4月5日、京都府舞鶴市の保育所で見つかった。屋外のテラスに変わったクモがいるのを園児が発見し、保育士がその場で駆除して市に連絡した。

〔スイセン類を食べて食中毒〕4月7日、京都市内の子育て支援施設で、ニラと間違えてスイセン類の植物を食べ、食中毒。昼食に出した「ニラのしょうゆ漬け」を食べた子ども・職員計77人のうち、4~6歳の12人が嘔吐・発熱の症状を訴えた。 保健所が残っていた料理を調べたところ、使われていたのはニラではなく、スイセン類だったことが判明。植物は施設内で栽培されたもので、職員は「数年前に知人からニラだと言われて譲り受けた」「以前に大人が食べたが、異常はなかった」と説明しているという。

〔モバイルバッテリーから煙〕4月13日午後5時30分頃、JR東京駅のホームで、東京発新潟行きの上越新幹線の座席に挟まったモバイルバッテリーから煙が出ているのを清掃中の作業員が見つけた。煙は間もなく収まった。所有者は不明。〔掛札コメント〕バッテリー自体も熱をもちますから…。

〔園児に不適切な行動で、指導〕大分県大分市内の認定こども園で、保育教諭が園児に不適切な言動をしたとして市が行政指導していたことがわかった。2021年5月~10月、複数の教諭が園児に対し、机や物をたたいて恐怖心をあおったり強い口調で叱責したりしたという。「先生が怖い」といった話を不審に思った別の保護者が録音したボイスレコーダーには女性教諭が「うるさい。はあ? もう疲れる」と泣いている園児に怒鳴りつける声が入っていた。他にもトイレや倉庫に園児が閉じ込められる事態があったことを保護者が確認し、市に相談した。

〔大量離職で運営休止〕東京都足立区の私立保育園で、正規と非正規を合わせて24人の職員のうち23人がこの3月末までに退職し、新年度から子どもたちの受け入れを停止していることがわかった。4歳児までの園児53人は、区が別の認可園に転園させたという。区は、複数の職員らが退職の意向を示していることを昨年8月、法人側からの報告で把握した。区は法人に対し、保育士の慰留や新規の採用を呼びかけていたが、人員確保のめどが立たず、10月に新年度からの運営を休止する方針を保護者に伝えた。入園募集も停止したという。

〔わいせつ行為で懲役8年の実刑判決〕徳島県内の保育施設で男児女児5人にわいせつな行為をしたなどとして強制性交等などの罪に問われた元保育士の男の裁判で、地裁は4月24日、懲役8年の実刑判決を言い渡した。求刑は懲役10年。

〔3か月児死亡、詐欺罪等も確定〕2014年1月、生後3か月児の両親に対し、「看護師などの専門家集団によって保育と看護を行う」と、サービスの内容を偽って契約を結ばせ、保育料をだまし取ったとして詐欺の罪に問われていた宇都宮市の認可外施設の元施設長について、有罪が確定した。元施設長は無罪を主張したが、最高裁判所も上告を退けた。この児に対する保護責任者遺棄致死の罪などはすでに懲役10年の判決が確定し、服役中。

〔生徒の自殺で他言しないよう誓約書署名要求〕山形県酒田市の中学校1年生が2021年2月に自殺した問題で、同市教育委員会が遺族に調査報告書を渡した際、外部へ他言しないことなどを求める誓約書に署名するよう要求していたことが4月16日、わかった。

(3月19日)
〔バス内取り残し。対称的な2件〕
●2021年11月29日の下校時、栃木県茂木町で町が業者に委託して運行する通学バス(マイクロバス)の車内に小学生女児を約1時間、取り残した。眠っていた児に運転手が気づかず、バスを車庫に入れ、点検しないまま施錠し、車庫のシャッターも閉めて帰宅した。約1時間後、目を覚ました児はバスの窓から飛び降り、車庫の窓から外に出て徒歩で自宅に帰ったという。脱出した際、足に軽いけがをした。運転手は「点検をおろそかにしてしまった」とミスを認めているという。
●滋賀県野洲市の市立幼稚園で3月11日、送迎バスが登園中の園児1人を降ろさず、車庫に戻ってから気付くミスがあった。発表によると、午前8時50分頃、園児26人を乗せたバスが園に到着。添乗員2人が前から3列目で眠る4歳園児に気付かず、車庫へ戻ってしまった。運転手が車内点検中に園児を発見、午前9時5分に園に送り届けた。市のマニュアルでは、送迎時に複数の添乗員が名簿と目視で車内を確認することになっている。この日は、送迎のお礼に園児から添乗員へプレゼントを渡す恒例行事に当たり、確認がおろそかになっていたという。〔掛札コメント〕誤食であれ、取り残しであれ、ヒューマン・エラーは必ず起こるから、(可能な場合には)複数回チェックをするのです。滋賀県の事例は、複数回チェックをしていたから見つけられたものであり、「まさか残っているわけはないと思っても、運転手が最後にもう一度、点検をする」というルールに意味があり、実際、運転手が実行していた!(拍手!)という事実が確認できるわけです。一方、栃木県の事例は、「まさか残っているはずがない」とすべき点検をしなかった結果です。
 もうひとつ、「添乗員2人が気づかず」の部分は「2人で見ていて?」と思うかもしれませんが、2人で話しながら見ていたら、気が散っているので、見えないことは十分にありえます。この種のチェックは、子どももいなくなった後に1人でチェック。そして再度(またはバスを閉める時に)別の1人がチェック、です。

〔石を落とした子ども2人を補導〕大阪府大阪市都島区のマンション敷地内で2月17日午後、下校中の小学5年生の近くに石が落下した事件で、警察は18日、上階から石を落としたとして、小学5年の男児2人を補導した。2人は「驚かせるためにやった」「遊び感覚だった」などと話しているという。15階建てマンションから地上に向け、石を複数回落としたとされる。何階だったかは特定していない。確認された石は計3個で最大約3×5センチ。児の約6メートル前方に落ちたが、けがはなかった。警察が殺人未遂容疑で捜査していたところ、18日午前に1人が父親に連れられて出頭した。「もう1人いた」などと話し、別の児も石を落としたことを認めたという。

〔「業界で働けなくしてやる」と脅迫〕2021年12月、経営する大阪市浪速区の児童発達支援施設からの退職を願い出た女性職員に対し、「この業界で働けないようにする」などと脅迫した疑いで、行政書士(男性、50歳)が逮捕された。同施設の管理者(男性、73歳)は去年9月から11月にかけ、未就学の男児に暴行を加えた疑いで2月に逮捕されている。職員は去年9月、暴行について行政書士に報告したが取り合われず、退職を願い出たところ市内の飲食店に呼び出され「通報したら一生恨む」などと脅されたという。容疑者は「言ったことは間違いないが、徹底的にやろうとは思っていなかった」と話しているという。〔掛札コメント〕保育施設でも起きています。事故を報告しようとしたり、事故以外でも園運営者にとって不都合なことを外に伝えようとしたりすると、それこそ「ここ(地元)に住めないようにしてやる」など。

〔委託費を不正受給〕神奈川県横浜市緑区の認可保育園で委託費の不正受給があったとして、市が社会福祉法人に対して返還を求めている。不正受給があったのは2016~21年度分までで、主に職員の勤務日数や時間を水増ししていた。計約3400万円。市は全額の返還を求めているが、まず今年度中に時効を迎える約200万円の返還時期を法人側と調整しているという。法人側は書類の不備を認め、返還に応じる意向を示しているが、故意ではないとしているという。園は急きょ、今年度末で閉園。

〔職員の約半数が退職〕茨城県つくば市小野崎の私立保育園で、職員のほぼ半数に及ぶ保育士ら9人が3月末で退職することがわかった。保育士の処遇改善等加算を、園側が過去に支払っていなかったことが退職の一因になったとみられる。未払いについて市は「保育園と情報のやりとりをしている」と答えている。3月10日になって園側は9人の退職を認める通知を保護者に出し、「保育士の確保を早急に進めます」「保育士などへの未払いの件は、県及び市から指導を受けており、現在適正に処理を進めてます」などした。保護者有志が同園に対し説明会の開催を求めている。

〔園長が大麻取締法違反で逮捕〕大麻を乗用車内に所持していたとして、大阪府堺市堺区の認定こども園園長が2月21日、大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。容疑は2021年11月、同市西区の個室ビデオ店駐車場に止めた乗用車内で「大麻リキッド」と呼ばれる液体状の大麻(約0・5グラム)を所持したとされている。巡回中の署員が、駐車場で乗用車に乗ったままでいた容疑者に職務質問し、大麻リキッドを見つけた。

〔殺人、強制わいせつ等で起訴事実を認める〕東京都豊島区のアパートで2020年9月、女性に乱暴して殺害し、同年11月には小学生の女児ら3人にもわいせつな行為をしたなどとして、殺人や強制わいせつなどの罪に問われた元保育士(男性、30歳)の裁判員裁判の初公判が3月4日、地裁であった。被告は起訴事実を認めた。

(2月13日)
〔鉄棒がはずれ、重傷〕島根県邑南町の「香木の森公園」で1月30日、鉄棒(高さ1.1メートル)の握り棒が外れ、逆上がりをしていた50歳代男性が地面で頭を打った。意識はあるものの重傷。事故は午後3時頃に発生。握り棒を支柱に固定する金具と接合部が外れたという。鉄棒を含む複合遊具は、同町が1993年度に設置。2021年4月から地元の宿泊業者が付近一帯の指定管理者を担っているが、遊具の見回りのみで点検簿は作成していなかった。町も2006年に専門業者による点検を実施後、チェックしていなかったという。

〔園バスが自転車と接触〕1月28日午前9時20分頃、愛媛県松山市の高架下の交差点で幼稚園バスと自転車が接触する事故が起き、自転車を押して歩いていた高齢とみられる女性が市内の病院に運ばれたが、頭などを強く打ち、意識不明の重体。乗っていた園児ら23人にけがはないという。

〔印を見落とし、誤食で救急搬送〕岐阜県各務原市の小学校で2月10日、3年生が食物アレルギー反応を起こし、救急搬送された。児童は顔や体にかゆみを感じ、同日は入院したが症状は落ち着いており命に別条はない。乳製品アレルギーがあるが、誤って配膳された「パンプキンポタージュ」を食べてしまったもの。児童が食べられないメニューには献立表に印が付いているが、担任の50代男性教諭が見落としたという。

〔ノロウイルス集団感染〕茨城県ひたちなか市の保育園で、感染性胃腸炎の集団発生。1月28日から2月3日までに0~5歳クラスの園児58人と職員8人が発症し、23人からノロウイルスが検出された。

〔受託収賄の疑いで局長と逮捕〕京都府京都市の子ども若者はぐくみ局の局長(59歳)が受託収賄の疑いで逮捕された(2月8日)。また、贈賄の疑いで、左京区の社会福祉法人の理事長/園長も逮捕。局長は、園長から自らの都合で土曜日の休園を認めてもらうことや、市の監査で便宜を図ってもらうことを頼まれ、2019年3月8日、市内のホテルでブランド品の高級腕時計1点(約45万円相当)を受け取った疑い。市の規定では、土曜日に保育園を休園するには保護者らの同意が必要。同園は定期的に土曜日を休園にしており、園長が正規の手続きをとっていなかった可能性が高いとみられる。

〔「金に困り」、個人情報を漏洩〕山梨県市川三郷町の小学校に勤務する20代男性教諭が、勤務先の児童29人の氏名や自宅電話番号などの個人情報をツイッター上で漏えいさせた。教諭は31日から自宅待機。1月24日、この教諭がツイッターで「お金に困っている」などと投稿したところ、「個人間融資」をしていると名乗るアカウントから「児童の個人情報を買う」と持ちかけられた。パソコンから児童の名簿をダウンロードして印刷、撮影し、ダイレクトメッセージで相手に送信した。27日に、相手が名簿の出席番号以外を黒塗りにした状態で「個人情報を売ろうとした教員」の文言を教諭の名前と顔写真とともに投稿。28日朝、町職員が投稿に気づき発覚した。教諭は「お金に困っており、相手の話に乗ってしまった。児童と保護者に申し訳ないことをした」と話しており、実際に金銭は受け取っていないと説明したという。

〔暴行・暴言で、県と市に損害賠償を求める〕福島県二本松市にあった認可保育所元園児4人とその保護者が損害賠償を求めて告訴。元園児は当時の女性園長から身体を叩くなどの暴行や「バカ」「死ね」などの暴言を日常的に受けたとしている。これらの身体的・精神的な損害に対して、元園長や保育所を認可・管理していた福島県と二本松市などに慰謝料およそ600万円を求めている。

〔助成金詐取で初公判〕企業主導型保育所の設置名目で国の助成金等をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた福岡県福岡市のコンサルティング会社の元社長は、2月7日に地裁で開かれた初公判で起訴内容の一部を否認した。東京地検特捜部が2019年夏に起訴したが、被告が弁護人を解任するなど公判前整理手続きが長引き、初公判までに約2年半かかった。被告は2017年11月〜2019年2月、保育所5カ所の工事請負契約を結んだなどとする虚偽の書類を管理する(公財)児童育成協会に提出し、助成金計約4億8140万円を詐取。2018年10月には保育所の開設資金名目で横浜市の金融機関から融資金約1億990万円を詐取したとされる。

(1月29日)
〔やけど事故で報告書〕鳥取県鳥取市の私立幼稚園で2020年12月14日に起きた事故を受けて県が設置した検証チームが1月20日、報告書をまとめた(報告書は「役立つリンク」にリンク掲載)。コンロで熱したゆずジュースが入ったやかんを持った担任と5歳児がぶつかり、児が大やけどを負った。報告書では、担任らがトイレにあるモップなどを洗う深いシンクの流水で児の体を冷やしたり、服を脱がせたりしていたと指摘。初期対応は不適切だったと断じた。また国への報告が1か月以上もかかった県の対応を非難した。事故を受け、県内保育施設に火や熱を発する器具を使っているか調査したところ、297施設中163施設(55%)で、園児が育てた野菜の調理などで使用していることがわかった。

〔建築中の天井や足場が崩れ、作業員が死亡〕1月19日午後1時40分ごろ、北海道札幌市豊平区の市立小学校で、建築中の建物の天井や足場が崩れ、作業員1人が下敷きになり、その場で死亡が確認された。新校舎建築のためグラウンドに設置された仮設の屋根が崩れたもの。基礎工事が行われていたが、雪の重みで仮設の屋根が崩れた可能性があるという。

〔園児に傷害の疑いで書類送検〕神奈川県秦野市で、元保育士(男性、30代)が2021年10月頃、勤務中に園児の首をつかみ、けがをさせた傷害の疑いで書類送検された。「言うことを聞かずカッとなってやった」と容疑を認めている。立ち入り調査から、他の保育士などから、「他の園児にも同様のことをしていることがあった」との報告を受けているという。

〔強制わいせつで4度めの逮捕〕東京都板橋区の区立小学校の教諭(男性、20代)が、強制わいせつの疑いで逮捕された。同様の行為で4回目の逮捕。2019~20年にかけて女子児童3人にわいせつな行為をした疑いが持たれている。休み時間、教室で遊んでいた児童に対し、他の児童がいるなかで犯行に及んでいたという。

(1月10日)
▶〔職員10人がO26感染〕長野県千曲市内の保育所で腸管出血性大腸菌(O26)の集団感染。12月24日に市内の医療機関から届け出があった感染者3人が同じ保育所で勤務していたため、全職員、園児を対象に検便を実施。31日までに職員10人の感染が判明した。感染源は特定できていない。

▶〔学童保育、24道府県で利用者減〕学童保育の指導員と保護者でつくる全国学童保育連絡協議会が全自治体に問い合わせて調べたところ、今年5月1日時点の利用状況は、全国で130万7699人。去年より2200人余り増えた一方、24道府県で去年を下回った。コロナ禍で家計が悪化して利用料を払えなくなった家庭もあり、団体は支援の必要性を訴えている。

▶新型コロナウイルス対策のため、乳幼児期に有益な免疫を獲得できない「免疫負債」に関する記事(産経新聞、2021年12月30日)。