〔2026年〕事故、不祥事等のニュース
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(4月28日更新)
【最初の3つはネット、メール系の話題です】
〔保育証書情報を業務委託企業が漏洩〕2026年2月17日、鳥取県南部町は町内2園の年長児の氏名や保育証書情報を、証書を作成した企業が誤ってSNSへ投稿したと明らかにした。

記事:保育園内の映像流出5年、園児の着替えも…理事長絶句「想定外だ」(2025年11月4日)
〔掛札コメント〕「園内に設置されたネットワーク・カメラに認証パスワードが設定されておらず、カメラのIPアドレスが漏洩、このカメラの映像を世界じゅうから誰でも見ることができる状態になっていた」という話。見守りカメラのセキュリティは万全にしておかないと、あるいは、見守りカメラをインターネットに接続せずに使うようにしておかないと、このようなことに。今どき、同様の「盗み見」はネット上でたくさん起きていますので(ホテル等に意図的に仕込んだカメラの映像を閲覧するためのサイトもあるようです)。

記事:浪江町で高まる教育現場への不信①~認定こども園で「裸体写真誤送信」(2025年10月2日)
〔掛札コメント〕2歳児の皮膚炎について小児科医のアドバイスを聞こうとした園が、オムツ姿のこの児の背中を撮影したものの、写真を町営診療所に送るのではなく、児の保護者に誤って送信した。誤送信に加え、保護者の同意なく「上半身の裸の写真を撮影し」「医師に送る」ところにも保護者が疑問にも抱き、かつ、園から医師に向けて書かれた文に「子どもの衛生状態と私の普段の身なりを結び付ける内容が書かれていました。『私はそんな風に思われていたのか……』と悲しい気持ちになりました」と。

〔「お茶を買って」を認めなかった判断は合理的〕2022年5月、大阪府八尾市立小学校の遠足中に1年生が茶を買うよう求めたにもかかわらず、教諭が認めなかったため帰宅後に熱中症で救急搬送されたとして、児と両親が市に計220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が4月24日、大阪地裁であり、「児の体調に異変はなかった」という教諭らの証言は信用できると認定。「対応や判断結果に不合理な点はなく、安全配慮義務違反があったとは認められない」として訴えを棄却した。遠足は往復で計約1時間半歩く行程だった。母親が体力面の不安から前日と当日、学校側に対し、水筒の茶が足りないときは持参した現金で購入することと、児が異常を訴えた場合は母親に連絡することを要望した。帰途、児が「お茶買って」「ママ呼んで」と頼んだが教諭らは聞き入れなかった。保護者側は控訴する意向。

〔園児虐待で保育士4名を新たに送検〕福岡県田川市の保育園で園児への虐待が相次いでいた問題で、4月24日までに保育士4人(20~60代)が暴行の疑いで新たに書類送検された。去年7~8月、複数の園児に対し頭や顔をたたくなど計18件の暴行を加えた疑いが持たれている。防犯カメラの映像などから犯行を特定した。4人は容疑を認め、「言うことを聞かない子を思いどおりに動かすため」という趣旨の話をしているという。同園では、同時期に園児9人に暴行を加えた元保育士の女が拘禁刑2年(執行猶予4年)の有罪判決を受けている。

〔園児を平手打ちし、逮捕〕岐阜県高山市の保育園で4月21日、園児の顔を平手打ちするなどの暴行を加えたとして、保育士(女性、59歳)が24日に逮捕された。児にケガはない。勤務する保育園の園長から「保育士による園児に対する暴行事案があった」という通報があり、発覚した。

〔保育園が入る建物で一酸化炭素中毒事故〕福岡県福岡市中央区の、保育園などが入る建物で4月23日朝、改造工事中の現場から一酸化炭素が発生したとみられる事故があった。現場作業員の3人が一酸化炭素中毒とみられる症状で病院に搬送されたほか、園児4人が頭痛などを訴え病院に運ばれた。工事関係者によると、普段は外で使用する発電機をこの日は雨のため、屋内で使用していたという。

京都市の保育園で保育士の「虐待行為」発覚 子どもの頭をたたいたり「不適切」保育も。(4月21日の京都新聞。タイトルのみ)

北海道稚内市の教育委員会が保育園の一時預かり事業に対する2025年度の補助金396万円を私立4園に過払いしていたと公表。算定ミスとのことで、園に返還を求める。(4月21日のニュース。見出しのみ)

〔刃の欠けに気づき、提供を中止〕4月14日、愛知県みよし市の給食センターで調理終了後、野菜を切るために使ったスライサーを職員が洗っていたところ、刃が6センチにわたり1ミリほど欠けているのが見つかった。市内の保育園と小中学校(計約6500人分)に対し、刃が欠けたスライサーを使った「新じゃがと新玉ねぎのみそ汁」を提供しないよう連絡した。一部の保育園では既に配膳されていたが、体調不良などの報告はないという。〔掛札コメント〕「見つけて、提供を中止してよかった!」というタイプの事例です。詳しくはこちら。(写真は東海テレビ)


〔園長/理事長が園児に虐待〕神奈川県相模原市の私立認定こども園で2024、25年、当時の園長(兼学校法人理事長)が児を長時間正座させ、両手にバケツを持たせて立たせたとして、市が虐待行為と認定、改善勧告を出した。2025年9月、年長組の児と別の児との間でいさかいがあり、児を職員室で正座させた。児の保護者に連絡はなく、児も保護者に伝えなかったため、保護者は同級生の保護者から聞いて知ったという。市は県と合同で202510月、立ち入り調査を実施し、園長を除く教職員約30人から聴取した。正座は昼休みを挟んで計2時間に及んだほか、2024年には男性が児に対して両手にバケツを持たせて立たせていたことを把握した。男性は2026年3月末に園長、理事長を退任。(4月15日のニュース)

〔子どもによるいじめで提訴〕東京都港区の対応が不適切だったために精神的苦痛を負ったなどとして、区立幼稚園に通っていた児と母親が、区を相手取り計約370万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した(訴状は3月19日付で受理)。児は以前通っていた区内認可保育園で、同じクラスの特定の児童から仲間外れなどのいじめを受けていたとされる。児は2024年7月、区立幼稚園へ転園したが、同年12月、その児童も同じ幼稚園に転入。初日から執拗な追い回しが始まったという。その後、児は心身の不調を訴え、2025年2月から登園できなくなった。保護者が4月、親は港区に対して「いじめ重大事態」の申し立てをおこない、9月、報告書が公表されてSNS上で話題になると、加害側児童の保護者が退園を申し出、その後、児は登園できるようになったという。原告側は、港区および教育委員会が園児の安全を守るべき「安全配慮義務」を怠ったと主張している。具体的には、1)転園の安易な許可、2)相談窓口の不備、3)人員配置の不足、4)関係部署の連携不足。(4月9日のニュース)

〔不正受給を認める〕沖縄県嘉手納町や読谷村で保育園3園を運営する光の子グループが勤務実態のない保育士を報告するなどして給付金を不正受給していた問題で、代表理事は4月4日、虚偽の報告を認めた。

〔一斉退職、市に対する不満も〕千葉県習志野市の認可保育園で、保育士の6割にあたる18人が3月31日付で一斉退職した。保護者説明会には、退職する保育士のうち13人が出席。人手不足などによる労働環境への不満を園長に訴えたが改善されなかった状況を説明し、「職員が足りない時間もあり、ごまかしながら回していた」「このままでは大きな事故が起こる」などと泣きながら話したという。実情を訴えても動かなかった市への不満を口にする保育士もいた。市こども保育課の担当者は「対応が遅れて申し訳なかった。重大な事態ととらえており、新年度の園の保育体制に関しては、市がしっかり関与していく」と強調した。園は新たに13人の保育士を雇用し、新年度を迎える。

〔3か月児死亡で不起訴〕2022年7月、沖縄県那覇市の認可外保育園で3か月児が死亡した件で、地検は3月31日、保護責任者遺棄の容疑で書類送検された当時の園長を不起訴処分とした。不起訴の理由は明らかにしていない。

〔虐待、不適切保育で閉園〕2024年、保育士6人が園児の頭や尻をたたく虐待や不適切保育が明らかになった鹿児島県日置市の私立保育園が3月末に廃園することが、3月26日にわかった。「現状の態勢のまま園を続けるのは難しく、新たな保育士を探したが、確保できなかった」(園長)。園児29人のうち卒園児らを除く一部の園児は地域のこども園が受け入れる。また、このこども園を運営する社会福祉法人が現在の保育園の土地と建物を借りて小規模保育所を新設する予定。保育士6人は退職する。

〔うつぶせ寝死亡で有罪判決〕東京都世田谷区の認可外保育施設(閉鎖)で2023年12月13日、生後4か月児をうつぶせで寝かせるなどして死なせたとして業務上過失致死罪に問われた元施設長に東京地裁は2月12日、禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑禁錮1年6月)の判決を言い渡した。同罪に問われた元職員(施設長の長男)は禁錮10月、執行猶予3年(求刑禁錮10月)。施設長は乳幼児の安全な寝かせ方に関する指導を施設内で徹底せず、職員はうつぶせの姿勢で児を寝かせるなどして死亡させた。

〔アーモンド粉末にクルミが混入? アレルギーを発症〕東京都江戸川区の教育委員会は2月10日、1月27日に区立中学校で給食を食べた生徒1人と、1月30日に2つの区立小学校で給食を食べた児童3人がアレルギー症状を発症し、救急搬送されていたと発表。4人はいずれもくるみやカシューナッツのアレルギーがあり、給食ではパンの上にアーモンドの粉末を塗って焼いた「ビスキュイパン」が提供されていた。これまで同じ業者から仕入れたアーモンド粉末でアレルギー症状を発症する児童生徒はいなかったが、今回はくるみの粉末が混入した可能性があるという。

〔ケーキにポリ塩化ビニルをトッピング、園児が食べる〕京都府八幡市の認定こども園で2025年12月10日、3~5歳児6クラスのクリスマスケーキ作りの際、イミテーション用のチョコチップ(ポリ塩化ビニール製)を誤ってトッピングし、園児と教職員が食べた。午後、余ったチョコチップを園長らが食べた際に食用でないとわかり、園はすぐにホームページで保護者に知らせた。帰宅後に園児3人が腹痛を訴えたが因果関係は不明。それ以外の健康被害はないという。園は異物混入事故として報告した。

(3月27日更新)
(上の2つはリンク先がなくなる可能性がありますので、早めにお読みください。
小4男児死亡プール事故、元教諭の判決を遺族全員で傍聴(高知)
★絶対おすすめ! 「一日保育士体験」。埼玉県の保育園有志による「親心を育む会」が発祥。サイトにマニュアルがあります。
「仕事より大変…」、41歳パパが挑んだ一日保育士体験:園児の体力に脱帽 保育園が12年続ける信頼を築く”懸け橋”

〔水死事故で教諭に有罪判決〕2024年7月5日、高知県高知市の小学生が近くの中学校で行われた水泳授業中に亡くなった事故で、業務上過失致死に問われた元小学校教員に禁錮1年4か月、執行猶予3年の有罪判決が言い渡された(3月25日)。判決は、「危険性を認識しながら児童に対する適切な監視監督を行うという教員に求められる基本義務を怠り事故を発生させたことは、過失の程度が軽いとはいえず厳しい非難を免れない」とした上で、「教員としての経験が最も浅く指導を受ける立場にあったこと、当初からすべての事実を認め反省と謝罪の気持ちを示していた」。〔掛札コメント〕この教諭が2024年、「音楽部」から「体育部」担当になり、体育主任を任されていた事実、「中学校のプールで授業を行うことに懸念を覚え校長に進言したものの、『教育委員会と相談して決める』と言われ、自分ではどうしようもないと思った」と証言している事実を考えると、当然、この教諭1人の責任ではないわけです。今後、同様に起訴されている校長、教頭、もう一人の教諭の裁判はどうなるのでしょうか。

〔保育士の6割が一斉退職〕千葉県習志野市の私立認可保育園で、保育士の6割に当たる18人が3月末に一斉に退職することがわかった。「園の幹部が現場の意見を聞かず威圧的だ」などと不満の声が出ていたという。市は25日に保育園に聞き取り。新しい保育士を配置して新年度の運営に問題はないと説明しているという。(3月26日の記事)

〔保育士等11人が一斉退職〕埼玉県さいたま市岩槻区の認定こども園で、職員22人のうち11人が3月末で一斉退職することが分かった。2月9日、担任を受け持つ保育教諭6人の退職の連絡があり、14日に保護者説明会が開かれた。説明会では、副園長やバスの運転手、調理員らも含めて計11人(パート含む)の退職が判明した。退職理由の詳しい説明はなかったという。また、新たに10人の採用が決定しているとして、新年度もこれまで通り運営を続けると説明した。職員によると、昨年7月に現園長が就任した後、時間外労働の割増賃金が支払われなかったり、有給休暇の取得を申し出ても理由を聞かれて拒否されたりするなどの扱いを受けたという。市が園長から一斉退職について報告を受けたのは、1月中旬。(3月26日の記事)

〔窒息、一時心肺停止で不起訴〕北海道十勝管内芽室町の認可保育所で2021年6月、1歳9か月児が喉にパンを詰まらせ、一時、心肺停止になった事故を巡り、業務上過失致傷の疑いで書類送検された園長と保育士3人について、地検は3月25日、不起訴処分とした。理由は明らかになっていない。

〔園長、酒気帯び運転で事故、逮捕〕3月24日午前9時半頃、郡山市の私立保育園の園長(男性)が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。対向車に衝突する事故を起こして発覚。容疑を認めているという。

〔園児暴行に執行猶予付拘禁刑〕福岡県田川市の私立保育園で9人の園児に対する暴行の罪に問われた元保育士(女性)の判決公判が3月26日、地裁で開かれ、拘禁刑2年、執行猶予4年(求刑拘禁刑2年)を言い渡した。昨年7月18日~8月4日、担任をしていた年長クラスの園児9人に計30回にわたり、顔や頭をたたく、髪やほおをつかんで引き寄せる、胸ぐらをつかんで押し倒す、太鼓のスティックで頭をたたく、口の中に箸で食べ物を押し込むなどの暴行を加えた。被告は19日の被告人質問で暴行を認め、「複数の行事を同時進行で準備や練習をしていて、余裕がどんどんなくなった」と話した。

〔児童に土下座を強要〕昨年11月、福岡県久留米市の学童保育施設で、職員が男子児童2人の背中をたたき、頭を押さえつけて土下座を強要していたことがわかり、久留米市は「虐待」と判断した。聞き取りに対し、職員は事実関係をほぼ認め、「トラブルになっていた女子児童に対し謝罪させたかった」と話しているという。児童の保護者が抗議して発覚、職員はその後、退職した。(3月19日の記事)

〔顔のケガで登園できないまま卒園〕茨城県古河市の認定こども園で2月3日、6歳児の顔に職員の手が当たり、長さ約5.5センチ、幅約1ミリの切り傷を負った。傷あとが残っていること、手が当たったことが影響し、児はそれ以降、園に通うことができないまま卒園したという。職員は当初、「応援している自分の手が、走っている児に当たった」などと説明。その後、防犯カメラの映像と説明が異なり、リレー走をする際、並ぶ位置をめぐって担任の職員の手が児に当たったことがわかった。児は出血したが、職員は応急措置などをせず、指導を続けた。園は、最初の説明を「虚偽」と認め、この行為を「過失による事故」と判断。身体的虐待にはあたらず「強い指導」などと説明している。職員は近く退職するという。(3月18日の記事)

(3月16日更新)
〔いじめ放置で調査などを求める申し入れ〕神奈川県横浜市中区の認可保育所に通っていた園児が、特定の園児らから容姿への誹謗中傷などのいじめを受けたとして、市に対し、保護者が調査の実施などを求める申し入れをした。運営会社に対しては謝罪や職員の配置転換を求めている。いじめは2024年夏頃から昨年春の卒園まで続き、昨年3月には、「死ね、ばか、大嫌い」と書かれた手紙を渡され、園児は卒園後にPTSDを発症、日常生活や通学にも大きな影響が出ているとしている。園などは事態を把握していたものの、「よくあるトラブル」などとして適切な介入や保護者への報告を行わず、区役所からも園の対応を擁護する回答があった。しかし、昨年9月に母親が市に相談したところ、手紙に関する事実確認が行われ、「速やかに共有し、心理ケアを行うべき事案だった」などと判断された。(3月9日の記事)

〔宿泊行事で裸を撮影〕埼玉県越谷市で放課後等デイサービスを運営する会社の代表(40歳、男)が逮捕された。去年7月25日夜、活動で訪れた岐阜県内の宿泊施設の大浴場などで、このデイサービスに通う男子児童の裸を撮影した疑い。児童の母親が「息子がデイサービスの責任者から裸の写真を撮られたようだ」などと警察に相談したことで発覚した。容疑者は容疑を認めているという。(2月27日の記事)

〔園バスの事故〕2月24日午前9時過ぎ、福岡県遠賀町の交差点で幼稚園バスと乗用車が衝突する事故があり、園児9人を含めた14人が病院に運ばれた。全員意識があり、命に別状はない。交差点の中で出会い頭にぶつかったとみられている。

〔認定こども園で3歳児らがはねられる〕 栃木県佐野市で起きた事故のようですが、タイトルしか表示されなかったので、これ以上はわかりません。(2月19日夕方のニュース)

〔開園後すぐに不適切な保育〕茨城県つくばみらい市の認定こども園で不適切保育をした疑いがあるとして、県や市が改善報告を求める行政指導をしていたことがわかった。園は昨年4月に開園、昨年9月下旬、市に不適切保育に関する情報提供があり、保育士19人に聞き取りを行うなど調査したもの。その結果、1人の保育士が園児に対し、たたく、腕を強く引っ張る、給食やおやつを与えない、怒鳴るといった身体的・心理的虐待、ネグレクトが疑われる行為があったと認定した。また、国が定める保育士の配置基準を満たさないことも判明した。市は11月、文書による行政指導を実施。

〔猥褻行為で懲戒処分〕和歌山県和歌山市は2月17日、18歳未満の少年と猥褻行為をしたとして、市立保育所の男性保育士(36歳)を停職42日の懲戒処分にした。2月17日付で依願退職。今年2月、県青少年健全育成条例違反の罪で罰金30万円の略式命令。

(2月19日更新)
〔保育園の閉業が過去最多〕2025年の「保育園」運営事業者の倒産(負債1000万円以上、法的整理)は14件で、前年(7件)から倍増。また、休廃業や解散は32件(前年24件)で、合計すると前年(31件)に比べると15件(48.4%)の増加となった。年間で過去最多。一方、2024年度の保育園運営事業者の損益動向では、前年度から「増益」となった割合は54.9%を占め、2015年度以来、9年ぶりに半数を超えた。2024年度から人件費が過去最大規模で引き上げられたこと、4〜5歳児を中心に保育士の配置基準が改定されたことなどが要因。「減益」となった事業者は21.3%にのぼり、「赤字」も23.8%を占め、赤字・減益を合わせた「業績悪化」の割合は45.1%。

〔送迎バスが柱に衝突〕2月16日午前8時過ぎ、神奈川県横浜市磯子区の交差点で幼稚園バスが柱に衝突し、運転していた60代の男性が病院に搬送された。バスに乗っていた園児17人にけがはなかった。同乗していた職員によると、「運転手が曲がるべき交差点を曲がらずに直進して柱にぶつかった」と話しているという。

〔不同意わいせつで逮捕〕東京都新宿区にある私立認可保育園の保育士(男、40歳)が2月4日、不同意わいせつ容疑で逮捕された。逮捕容疑は、学童保育の支援員として勤務していた2024年年末~2025年1月、長野県の施設で宿泊行事が行われた際、就寝中の小学生男児の部屋に入り、下半身を触るなどした疑い。約4年前からわいせつ行為を繰り返していたとみられ、別の児の保護者が昨年10月、相談したことで発覚した。保育園や系列の学童保育の男児数十人がわいせつ被害を訴えているほか、複数の児童が「同容疑者が触っているのを見た」と話しているという。押収した容疑者のスマートフォンからは、児童ポルノ約360点を含むわいせつ画像計約1200点が見つかった。

〔給食にザルに金属の異物が混入〕鳥取県鳥取市の市立の保育施設で2月4日、給食に異物が混入していた。長さ約センチ、太さ1ミリ弱の金属製の異物で、2歳児がナポリタンスパゲティを食べていたところ、口に入れる前にスパゲティの中に異物を見つけ保育士に伝えた。健康被害はない。保健所の立入検査の結果、調理で使用したステンレス製のザルの一部とみられるという。〔掛札コメント〕ザルやタワシの一部は、混入予防がもっとも困難なものです。詳しくはこちら

〔障害児施設入所者が暴れ、対応で一時意識不明に〕鳥取県倉吉市にある県立の福祉型障害児入所施設で1月27日、暴れる入所者を保育士が押さえつけるなどしたところ、一時的に意識を失った。入所者は成人後も入所を継続する措置延長者で、搬送後に意識は回復、経過観察のため入院している。同日午前4時過ぎ、この入居者が部屋から飛び出して、廊下の机や椅子を投げるなどしたことから、保育士が部屋に戻そうとした。だが、壁を蹴って壊すなどし、他の入所児童にも危害が及ぶ恐れがあったため、緩衝材で入所者の上半身を押さえ、両手を押さえるなど身体拘束を行ったもの。その後もかみつくなど暴れたため、保育士が入所者に乗り、顔と手を押さえたところ、午前4時35分頃、入所者がぐったりしたため、119番通報し救急対応をした。午前4時50分頃、呼吸と心拍は確認できたが意識不明だったため救急搬送された。〔掛札コメント〕強度行動障害は決して稀ではありません。「インクルーシブ」「共生」といった言葉の陰で見えにくくなっていますが、このような現実があります。

(1月末更新)
〔ホットドッグの誤嚥窒息で市に賠償命令〕千葉県四街道市の公立保育所で2017年2月、3歳児がホットドッグをのどに詰まらせて寝たきり状態になった事故の訴訟で、最高裁は市の上告を退け、1億0800万円の賠償を命じた高裁判決が確定した(1月28日付)。児には知的障がいがあり、1歳児クラスで保育をしていたが、保育士がちぎって食べさせていたホットドッグをのどに詰まらせたもの。地裁は、保育所の提供などに違法性はなかったとして請求を棄却。高裁は、児には知的障害があり、食べ物をよくかまずにのみ込もうとすることがあったため「より慎重に対応すべきだった」と指摘。保育所が危険性を保育士らに周知するのを怠ったと認め、市に賠償を命じた。最高裁は今回の決定で、上告理由にあたる判例違反などがない、とだけ判断した。〔掛札コメント〕弁護士ドットコムの解説等はこちらに。今の知識で言うなら、「1歳児クラスにホットドッグをちぎって与える」のはナシです。でも、この知識すら、2025年の「食材整理表」にようやく明記された話。この事故は2017年です! ともあれ、「特養あずみの里事件」(←検索)と同じことが保育業界で起こり、こちらは市(園)の責任が確定してしまいました。

〔幼稚園に侵入〕1月27日午後0時半ごろ、大阪府吹田市の幼稚園の植え込みのすき間から男(34歳)が敷地内に侵入、園児らを追いかけるなどして建物内に入り、50代の女性職員を羽交い締めにするなどした。当時、園内には約160人の園児や教職員がいたが、不審者に気づいた教職員らが避難させた。通報を受けて駆けつけた警察官が容疑者を現行犯逮捕(建造物侵入)。凶器は所持しておらず、けが人はなかった。確保される際に激しく抵抗したり、叫んだりするなどしていた。その後、容疑者が違法薬物を使用していた趣旨の話をしていることもわかった。

〔整備の補助金を過大交付〕広島県呉市は1月23日、認定こども園の整備に伴う補助金4061万円を過大に交付していたと発表した。2020年度と22年度、計4施設で1179万~806万円。設置認可の際、補助金の交付を決定した時点よりも定員が減った場合、減額となるルールを理解していなかったという。2024年4月、補助金を支出する事務の際に職員が気づき、過去の事案も調べたもの。市は交付先に過大分の返還を求める。

〔保育園で火事〕1月20日午後1時過ぎ、長野県安曇野市の保育園で火事が起きた。火は約1時間20分後に消し止められたが、木造平屋建ての施設の壁と天井の一部が焼けたと。当時、保育園には園児16人と職員3人がいたが、全員屋外に避難し、けが人はいない。園内には薪ストーブが設置されていて、煙突と接している壁から出火したとみられる。

〔園バスが歩いている男性と衝突〕1月14日午前8時50分頃、千葉県柏市の市道で、同市の幼稚園の送迎バスが、歩いていた男性と衝突した。男性と、バスに乗っていた職員、園児2人の計4人が軽傷を負った。バスには園児35人が乗っていた。現場は見通しの良い直線道路で、信号や横断歩道はなかった。

〔施錠していなかった門から園外へ出、10分後に保護〕東京都杉並区の区立保育園で1月10日午前10時半頃、保育士2人が園児11人を園庭で遊ばせていたところ、園児1人が、門から園外に抜け出した。近隣住民が歩いている園児を見つけ、通報を受けた警察が約10分後に園児を保護した。園児が出た園の門には、上部と下部に1か所ずつカギが付いていたが、上部は未施錠。下部は施錠されていたものの、回転式の錠で手の届く高さだったため、園児が自ら開錠し、園外に出たとみられる。杉並区では2025年5月にも、別の区立保育園で、保育士が目を離したすきに園児の1人が門をすり抜けるなどして園外に出ていた。
★東京都によると、園外抜け出しを含む、迷子、置き去り、連れ去りといった事案は、2024年4月~2025年3月に都内で約300件の報告があったという。

〔職員30人中18人が3月末に退職〕静岡県浜松市中央区の認定こども園で、職員約30人のうち保育士や事務職員ら計18人が3月末で一斉退職することがわかった。0~5歳児の117人が在籍。退職する18人のうち8人は家族の介護など個人的な理由、残る10人は園内での人間関係を巡る問題で辞めるという(掛札:他の有料ニュースのタイトルは、「待遇面で折り合いがつかったなかったよう」と書いていた)。(1月11日のニュース)

〔食事を無理に食べさせるなどの「不適切な保育」〕鹿児島県日置市の保育園で、「不適切な保育」が認められたとして、2025年10月、行政処分が行われた。2024年7月、列に並ばなかった園児の尻を保育士が叩く、食事をすべて食べるまで2時間にわたって指導する、眠そうな園児に無理やり食べさせるなどのケースが見られた。情報提供を受けた市が防犯カメラなどを調査し発覚したもの。(1月14日のニュース)

〔園長が園児に心理的虐待〕東京都台東区の企業主導型保育園で、男性園長の言動を心理的虐待にあたると都が判断、改善を指導した。2025年5月、保護者や元職員らが園長の言動に問題があると通報していたにもかかわらず、都などは「不適切保育については確認が出来なかった」としていた。その後、関係者から園長の行為を記録した音声データが提出されたことから、都は児童福祉法に基づく特別立入調査を実施。泣いている園児を威圧的に何度も叱るなどの行為が確認されたことから、「心理的虐待に該当する」と判断したという。(1月17日のニュース)

〔園長が園児の頭を手カンナでたたき、ケガ〕2025年4月、山梨県都留市の私立保育園で、園長が園児の頭を手カンナでたたき、けがをさせていたことがわかり、県は児童虐待にあたるとして、7月、改善勧告を出した。園内で草刈りをしていた園長が突然、後ろから砂をかけられたことに怒り、園児の頭を草取り用の手カンナで軽くたたいたもの。金属製の部分が当たり、園児は出血した。 事実関係を確認した県は、一連の行為が「児童虐待に当たる」と認定し、園長は3月で辞職するという。(1月27日のニュース)

〔幼稚園から職員の靴を盗む〕2025年12月14日午前2時半頃、岡山県浅口郡の幼稚園にフェンスの隙間から侵入し、屋外の靴箱にあった女性職員の運動靴1足(千円相当)を盗んだ疑いで、1月13日、里庄町の男が逮捕された。「性的欲求を満たすために盗んだ」と容疑を認めている。園から相談を受け、防犯カメラ映像や関係者への聴取から男が浮上。男の自宅からは盗んだとみられる靴31足を押収した。