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特定非営利活動法人(NPO法人)
保育の安全研究・教育センター
Center for Child Daycare/Nursery Safety
Research and Training
(Registered Non-Profit Organization / Tokyo)
* The mission statement of the Center is here.


代表理事:掛札逸美(心理学博士)
〔リンク先は個人サイト:
10月10日
Director: Itsumi Kakefuda (PhD in Psychology)



更新とお知らせ

★「開いたのに新しい内容が出てこない!」、そのページを再度、読み込み直してください ★ 「トピックスってどこ?(スマホ)」、画面右上の3本線を押してください。「??」の方のために、下にもリンクを貼りました(リンクだらけにすると迷子になるので貼りたくないのですが)。★

更新 ラムネの件は製品安全情報下の最新情報:4日 ●ブログ:4日(「食」加筆) ●ニュース:12月1日 ●安全のトピックス:24日(1-2加筆) ●組織と目的:11月23日(2015年度決算書掲載) ●リンク:10月30日 ●コミュニケーションのトピックス:10月24日

ブログに質問、ご意見をお寄せください。日本語の言い回しなどでも、なんでも!

●セミナーや発行物の紹介もしますので、ご希望の方はブログにコメントでご連絡ください(こちらからご連絡するメールアドレスを必ず書いてください。公表されませんのでご安心を)。営利目的等のものはお断りします。


最新情報と大切な情報(12月4日)

古い記事も、サイトのどこに移動するか考えるまで下のほうに置いておきます。

●保護者にラムネ菓子について伝える掲示用文章を作りました。リコール記事はこちらです。
(タイトル)クリスマス・ギフトにラムネ菓子? 小麦が入っているかも!
(本文)保護者の皆さま。
 ラムネ菓子に使われる砂糖の工場で、砂糖に誤って小麦が混入したため、小麦入りのラムネが販売されています。キャンドゥの他、カルディ、東急ハンズ等で売られているクリスマス・ギフト・パックにも入っており、リコール(回収)されています。
 リコール商品は多く、それ以外でも小麦が含まれている可能性はありますので、念のため、ギフト交換などの時、ラムネ菓子は避けたほうが安心です。
 小麦アレルギーのお子さんを守るため、ラムネ確認!をお願いします。
(リコール商品は「NPO法人保育の安全研究・教育センター」ウェブサイトにまとめてあります。)

●全国保育士会のこの研修会の分科会(掛札)は、実践的で役に立つと思います(2月7、8日)。

●『感染症週報』によると、インフルエンザ流行性耳下腺炎(おたふく)も増加中。過去5年間の同時期と比べかなり多いようです。

●(23日修正)重要・福岡の排水溝事故の件です。水は人間の命を容易に奪う物質(環境)です。玩具等と異なり、水自体を安全にすることはできません。数センチの水でも子どもは亡くなります。他のハザード同様、未就学児に水の恐さはわかりません。ですから、おとなの目がないところでは子どもが水に近づけないようにする以外、このタイプの深刻事故を予防する方法はありません。1)雨があがったら(雨が降っていてもできれば登降園時は)、敷地内や周囲にたまっている水をすべてあける、さらう。毎朝、敷地内を一周確認する時に「どこかに水はたまってないかな?」という視点ももつ。2)水がたまらざるをえない場所(排水溝、ビオトープ等)は、フタをする、その場所に子どもが入れないように柵や鍵をする。
 一方で今、「なぜ、こんな事故が?」という議論になっています。たとえば「なぜ、目を離した?」、保育の質としては大事な問いですが、水の事故の予防という観点ではあまり意味のない問いです。人間は目を離す生き物であり、子どもはどこへでも行って、なんでもする生き物なのですから、人間の要因がどうであれ、「水」そのものを管理することが重要なのです。反面、こうした疑問の根本にあるのは、「うちは目を離したりしないから大丈夫」という楽観バイアスの強化欲求です。「なぜ」は問いつつも、「ああ、水がたまっている場所ではこういう深刻事故が起こりうるのだな。うちの園はどこが危ないだろう」と考えて、上の1と2の行動をしてください。

乳児の突然死に関連する可能性が示唆される脳内タンパク質が発見されました。Orexinという物質だそうで、リスクを持った子どものスクリーニングに活かせるかも、とのことです。Newsweek日本版の記事はこちら

●11月20日現在、この話のリンクが内閣府のサイトから消えました。10月5日の通知項目自体が表から消え、ポスターもどきも消えています(クリックすると「ない」と出ます)。理解不能…。その後、文書全体が別のウェブサイトに転載されているのを見つけましたので、ここに置いておきます。
 通知「安全ガイドラインの周知徹底について」が出ました。このページの「10月5日」をご覧ください。ただ、別添2のポスター(?)は、保育施設の安全を「パパ、ママ」にまで広げてしまっていて…。これでは、心配性の親御さんは眠れなくなってしまいます。なにより、「目を離さない」はそもそも人間にはできないこと(でも、「できているつもり」になること)なのです(3-1の冒頭に書いた通り)。

マイコプラズマ肺炎の患者数が、平成11年に統計をとり始めて以来、最多(10月23日までの1週間に758。全国約500医療機関から報告)。これから流行のピークを迎え、患者のおよそ8割が14歳未満の子ども。診断が遅れると重症の肺炎を起こすほか、まれに脳炎も。リンクの「感染症」→「マイコプラズマ肺炎」をご覧ください。

●住所から、地盤の特徴と地震の時の揺れやすさを知ることができる検索地図(朝日新聞)。

●平成22年出生児の第5回21世紀出生児縦断調査の概況(厚生労働省)。保育所等の利用状況データも。

●わかりやすい予防接種スケジュール表。画像の下にあるPDFをお使いください。小児科医の方たちが運営しているサイトなので、他の情報も役に立ちます。

RSの時期です。RSウイルスによる乳幼児の突然死リスクの記事です。当然、1歳以上でもかかり、心臓突然死を起こすこともあるそうです。

●東京都の某区で、公立保育園を対象に「5歳まで全員あおむけ寝。ひっくり返して」という話になっているそうです。理由は「都からそのように降りてきた」等。「安全に関するトピックス」の睡眠の一番下にリンクを貼ってあるLSFAの資料の一番上のPDFをご覧ください(こちらがそのPDFですが、できれば「トピックス」からLSFAの他の資料もたどって、見てください)。5~7ページです(6ページの棒グラフは、0歳台が月齢で分けられていることに注意)。亡くなる子どもの大部分は3歳未満、睡眠中が8割です。だから、3歳までは睡眠チェック(健康状態のチェック)が重要、0歳児と1歳児はうつぶせ寝をさせないことが重要なのです。「だから、3歳以上はしなくていい」とは言っていません。幼児でも保育者が部屋にいて、異常に気づく体制でいるべきです。でも、3歳(2歳)以上もあおむけ寝? 乳児にはすべき証拠がありますが、幼児にはそれをするだけの証拠はありません。安全ガイドラインの1ページでも、「乳児の窒息リスクの除去」として「仰向けに寝かせる」と書かれていますが、幼児についてではありません。
 (深刻事故予防のための)安全行動の基本:リスクの大きさを考慮に入れ、優先順位をつける。誰もが同じ行動をできるよう行動を明確化する。人間は「できない安全行動」はしないから。また、不明瞭な行動は自分で解釈して適当に変えてしまう。そして、安全行動に付随する手続き等は可能な限り簡素化する(睡眠チェック表の簡素化。あるいはビデオ撮影を以て睡眠チェック表に代える等)。人間は手続きが煩雑なことはしないから。

『3月、認可外保育所でなぜ男児は亡くなったのか』(日経デュアル)

●遠藤登さん(保育応急救護協会代表)の『保育救命:保育者のための安心安全ガイド』がメイトから出版されました。

『子どもの命を守るために』出版。2009年、ラッコランド京橋園で起きた4か月児のうつぶせ寝死亡について(アマゾン等でも販売されています)。

「平成27年社会福祉施設等調査の概況」。基本票編1、詳細票編1に保育所の数も出ています。

●9月6日に開かれた「全国保育園保健師看護師連絡会」のセミナーで紹介されていた、文部科学省の食物アレルギー研修用資料(ドラマ仕立てのビデオも)はこちらの「映像資料」にあります。また、食物アレルギー発症時の判断と対応を簡便にまとめた東京都のリーフレットはこちら。このへんをまとめた「食物アレルギー」の項目を近々、「安全に関するトピックス」に作ります。

●2010年、おやつの窒息でお子さんを亡くした栗並えみさんのインタビュー(『日経デュアル』)。政府の「安全ガイドライン」作成等にも尽力なさっています。特に、5ページ目をお読みください。保育者に向けたとても大切なメッセージです。

●「子どもの死亡の約3割は予防できた可能性がある」と報道された研究報告は、こちら

●遊具関連の子どもの事故に関する消費者庁の公表資料はこちら。事例も掲載されています。「このくらいのケガで済むんだ」ではありません。2メートルでも1メートルでも死亡事例はあるのですから…。それと、3~5月に事故の確率が上がる(=他の時期は事故の確率が低い)わけではないのでご注意を。春と秋は外で遊ぶ機会が増えるので、事故が増えるだけのことだと考えられます。ただ、集団保育の場合、4~5月は子どもたちも保育者も新しい集団に慣れていない場合が多いでしょうから、事故の確率自体が上がる可能性もなきにしもあらず、です。

●(一社)日本保育保健協議会がまとめた冊子『園児の健康診断の手引き:園で行うために』ができあがりました(1冊800円・税込。送料別)。掛札も校正と編集のお手伝いをしました。興味をお持ちの方は、同協議会に電話かファックスでお問い合わせください(リンク先のページの一番下に番号があります)。

●『日本小児科学会雑誌』に掲載された論文「保育施設内で発生した死亡事案」のリンクです。

麻疹風疹予防接種状況(厚労省)。一番最初の表の一番左上の全国地図だけでもご覧ください。第1期(1歳)は高いのですが、第2期(年長クラス期)は下がっていますね。受診勧奨を(下)。MRワクチンの接種時期等に関する簡単なまとめはこちら

はしか(麻疹)ワクチンを勧める文言です。園だより等にどうぞ。今だけの話だと思いますので、ひな型のページではなく、こちらに置きました。
「(タイトル)はしか(麻疹)が流行しています。ワクチンを接種していますか?
(本文) はしか(麻疹)が、関西と関東を中心に流行しています。9月20日の段階で全国の患者は100人を超え、保育園児も複数含まれています。はしかのウイルスは感染力がとても強いため、手洗いやうがい、マスクだけでは予防できません。はしかにかかると、稀にではありますが重症になります。また、妊娠中にかかると、流産や早産の可能性があります。
 お子さんは、はしかワクチンを接種していますか? 2006年度から1歳児と小学校入学前1年間の幼児の2回接種となっています。お子さんと一緒に保護者、ご家族の方も、接種歴を確認してみてください。 」

●米国のチャイルド・ケア(保育)従事者の貧困問題が、11月7日のNPR(英語)で取り上げられていました。最初に登場するシングル・マザーの女性は10年働いて時給は11.5ドル(1200円弱)、生活できないので、週末夜(計25時間)は、自分の子ども以外の子どもも預かるベビーシッターをしている。チャイルド・ケア従事者の全米平均時給は10ドル以下と、いわゆる「最低賃金」の部類に入り、チャイルド・ケア従事者の半数弱が公的な生活支援(食料費/医療費補助等)を受けている。低賃金は、離職率が高い(全米で30%)、コミュニティ・カレッジ(日本の短大、専門学校に類似)の乳幼児教育コース(日本の養成プログラム)に入る人が少ない、チャイルド・ケアの質の低下につながっているという。たとえば、質の高いチャイルド・ケアで育った子どもは、高校の卒業率が高く、高賃金の職に就く傾向があるという長期調査の結果もあり、質の低下が懸念されている。離職率を下げ、質を高めるため、チャイルド・ケア従事者が学士(4年制大学卒業)等をとれるよう財政支援をするケースも出ているが、学士を取得しても時給が1ドル上がるだけという場合や、学士をとったら給料のいい仕事に転職してしまう場合があり…という話。

●平均年30人の子どもが車内で熱中症死している米国で下院議員のグループが、車のエンジンを切ったら「後部座席をチェック!」といった警告音が出るシステムの導入を進める法案を提出(英語)。米国では後部座席に後ろ向きでチャイルドシートを付けるのが一般的なこともあり、忘れる事例が少なくないとのこと。1998~2015年の661死亡例を分析した結果、54%が「保護者が忘れた」、29%が「おとながまわりにいない車の中で子どもが遊んでいた」、17%が「保護者によって意図的に残された」、1%が「状況不明」(Pediatrics誌に掲載された論文。図表等でまとめた内容はこちら。英語)。

●Yahooニュースに、保育園の労働基準法違反の話が掲載されています(以下、私・掛札によるコメントには利益相反の可能性があるので開示しておきますが、私はこのニュースに出てくる企業と4年以上、安全等の仕事をしています)。これはもちろん事実でしょうし、同社は対応をするでしょう。1)ただし、このタイトルが言う「大手保育園に横行」というのは、重大な誤解を招きます。大手に横行しているのではなく、大手だから保育士の匿名性が守りやすく、声を上げやすいというだけのことです。私が知る限り、公立私立問わず、このような内容が大半の保育園の現実です。けれども、地方に住んで保育士をしていたら、声を上げることは難しい。へたに声を上げたら、そこで生きていくことすらできなくなる可能性がありますから。2)保育士の配置が「労働時間=すべて保育従事時間」という前提で決められ、書類や作業は計算に入っていないという問題もあります。これは私だけが言っているわけではありませんが、「保育従事時間」とは別に「事務時間」を設定した上で配置をしなければ、どうしようもないのです。3)休憩をとる場所は保育園の中で「必須」とされていませんから、休憩室が事実上ない保育園もたくさんあります。いずれにせよ、このようなことが出てくれば、以上のような点も含めて、真の意味の待遇改善の話につながっていくかもしれません。匿名性は守られるでしょうから、「介護・保育ユニオン」(組合)に相談してみてください。ユニオンのサイトは「リンク」の「保育関係」に移しました。

●「赤ちゃんの急死を考える会」が12日、うつぶせ寝死亡の再発防止を求める記者会見を開きました。「子どもが寝ている間は職員が部屋を離れない」「0、1歳の子どもは窒息の危険があるとされるうつぶせの状態で絶対に寝かさないこと」など、再発防止を徹底してほしいと訴え、すべての施設に対し、保育士の配置基準を守るよう指導を徹底するよう国に求めました(各紙、9月13日)。
 わざわざ「うつぶせ寝とんとん寝かしつけ」するのは、言語道断です。しかし、きちんと取り組んでいる園にも、コロコロと(あおむけで寝かせても)すぐにうつぶせになる子どもがいるのも事実です。そういったお子さんが部屋に3人もいたら、ひっくり返し続ける労力だけで手をとられます。ひっくり返し続けることで、泣き始める子どももいます。スペースに余裕がある園なら、泣いた子を抱っこして廊下へ出たりできますが、小さいビルインの園ではこれもできにくい(=保育士のストレスが非常に高くなる)。
 午睡時間は、他の作業もしないですみ、かつ休憩時間も食われないという条件で、最低2人は睡眠係が専任でいなかったら、あおむけ寝と睡眠チェックの徹底は不可能です。これは、今の配置基準と仕事量で可能でしょうか? 「できないから、しなくていい」と言っているのではありません。国は、これができるだけの施策をする義務があります、保育園をただただ増やすだけではなくて。