▶(2025/3/27) 「戦闘用車両も通行できる巨大な艀(はしけ)、および深さ4000メートルに敷かれた海底ケーブルを切る能力のある機械を中国が開発」という
ニュース(25日)を読みました(台湾近海やバルト海でケーブルが切断/損傷された事象はご存知の通り)。年度初め、「最悪=電話もメールも使えない状況」を想定して、保護者や職員の家族と方法を共有しておいてください(今は電話もネット・インフラに依存しているので)。2019年には台風でこの状況が千葉県南部に起きましたが、
台風でも地震でもない状況で電話もネットも使えないとなったら、間違いなく大パニックが起きます。「不明な原因で電話もスマホも使えなくなったら、子どもも職員も園にいて、動きません」が一番簡単だと思います。
▶(2025/3/18) スクイーズ・トイ(握りつぶす、柔らかな玩具、squeeze toy)を凍らせてからレンジで解凍する様子をTikTokで見た7歳児が真似をしたところ、レンジから出した玩具が破裂、熱せられた糊状の内容物が飛び散って児の顎から胸に貼りつき、2~3度の火傷(命を守るため、一時的に薬物で昏睡状態に)。「7歳児がTikTokを見てる?」「目の前で玩具をレンジに入れていたのに、父親は止めなかった?」など、ネット・ニュースにはいろいろなコメントがついていましたが、日本でも子どもにとって電子レンジはごく普通の道具(園でも「チン」をしていますし)。洗濯機同様、レンジにもチャイルドロックが必要ですね。この玩具は日本でも売られており、類似商品ももちろん多数(警告には「凍らせるな、レンジに入れるな」と書いてあるよう)。もっと年かさの子どもやおとなも同じ「遊び?」をしているのかな…(TikTokに載ってるぐらいだから)。
Newsweekの記事(英語)。
▶(2025/2/19) 来年度、
以上児の給食に生のリンゴを出していいか?というお尋ね。 回答:「生のリンゴは以上児にとって誤嚥窒息のハザードか?」という議論は、そもそも無意味(おとな子どもにかかわらず、「詰まりやすい食物」はあるけれども「詰まらない食物」はないから)。今、必要なのはリスク管理ではなく、「生のリンゴで園児が誤嚥窒息した場合、園/自治体がどのような立場に置かれるか」というクライシス管理の考え方です。令和5年に出た国の事務連絡は
こちら。2ページめ冒頭の※印に「完了期までは」と書いてあるので、「完了期以降は生でいい」という考え方ももちろんできます。
▶(2025/2/19) これはグーグルが最近出した警告ですが、他のすべての組織(官庁、銀行、他園、なんでも!)のあらゆるもの(口座、クレジットカード等)にあてはまります。
「あなたのアカウントで疑わしい動きが見られるので、今から送る
メールにあるリンクからパスワードを変更して」という
電話がかかってくる。保留にして調べると、かかってきた番号はグーグル公式。メールも送られてくる。
リンクをクリック…してはダメ!!!
家族や警察等を名乗った特殊詐欺と同じ手口ですが、とにかく。
・企業、官庁、銀行等が
電話をかけてくることはない(電話番号はなりすましできる)。
・そういう所から送られてきたメールはゴミ箱へ。
絶対にクリックしない(メールアドレスもなりすましできる)。
・確認したいなら、まず電話を切ってからその組織に電話やメールで問い合わせる。または、その組織のサイトで調べる。もともと詐欺なのだから、電話を切って大丈夫。
・家族や友人のなりすまし対策には「秘密の質問」を用意。または、存在しない兄弟姉妹、家族の話をしてみる(なりすましなら、「存在しない」と知らないから←これは、家族構成まで調べられていたら通用しない)。
去年の秋のニュースは
PC Watch、最近のものはForbes日本版の
こちらや
こちら。
▶東京都内の保育施設で1歳4か月児がシリコン製のおもちゃ(直径8センチ、高さ約5センチの椀)で鼻と口を覆い、自分ではずすことができず、窒息による一時的な意識消失。
東京都から注意喚起の通知が出た事例です。昔からお椀や盃で子どもがする行動ではありますが、シリコンは密着しやすいので、より窒息リスクが高いと考えられます。(2025/2/4)
▶「子どもの育ちを『まずは急がせない』」、その通りです。問題は保護者自身が子どもの「苦手」や「慣れ」を「そういうものだ」と理解できているのか、です。保護者が「なんでもどんどん食べられるはず」と思っていたら、そもそも無理です。
「
リンゴ窒息事故から1年8か月…新居浜市で保育士対象の研修会 事故を繰り返さないためにできること」。南海放送の記事(2025/2/1)