2025年のニュース
(2025年にみつけた2024年のニュースは「2024年」の冒頭に置きました)

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事故、傷害、ヒヤリハットの事例

〔煮リンゴで0歳児が意識不明、救急搬送〕2025年9月26日、静岡県内の保育施設で、「保育施設において、給食として提供された煮りんごを喫食した乳児が、喉を詰まらせ意識不明となり、救急搬送。事故当日、当該施設では、当該乳児に対し、成長程度を踏まえ食事の提供方法の変更を行ったが、当該変更について、職員間で共有が不足しており、見守りが不十分だった」(消費者庁の報告文言の通り。「消費者安全法に基づき、関係行政機関等から生命・身体被害に関する消費者事故等として通知された事案」、11月11日受理のもの)。〔掛札コメント〕9月末に発生し、11月に受理されているということは、30日以上、入院している「重大事故」ということであり、意識不明、脳障害、あるいは一定の回復途上と推測されます。下にある北上市のバナナ誤嚥事故で市がしている説明に照らすと、「意識不明」ではない?…わかりません。いずれにしても、0歳児に「煮リンゴ」? 固形? 「当該変更の共有不足」? 「見守り不十分」?

〔遊具のはしごがはずれ、転落〕愛知県弥富市の「海南こどもの国」で11月8日、子どもと一緒に訪れていた男性が木製遊具から落下してケガをした。遊具のはしごに足をかけたところ、はしごがはずれ、約1.5メートル下のデッキに転落した。この遊具は1985年の開園時からあり、はしごを固定するボルトが老朽化したとみられる。遊具は毎日、職員が目視で点検をし、毎年行われる業者による点検でも、問題はなかったという。〔掛札コメント〕目視で点検してもわかりませんし、業者の点検でも「その時」に何もないかもしれないのです。点検で問題がなければ、40年間、ボルトを代えなくてもよい?

〔送迎バスに追突〕11月6日午前8時40分頃、大阪府高石市の国道で特別支援学校の送迎バスに自動車が追突した。バスに乗っていた児童ら10人が病院に搬送されたが、いずれも軽傷とみられる。

〔5歳児3人が園敷地から出る〕沖縄県那覇市の公立こども園で10月1日、5歳児3人が園敷地から出た。午前9時35分頃、園庭遊びのあと、職員が園内に入るよう子どもたちに声かけをしたところ、園児が「木登りをしていた3人が門から敷地外へ出たのを目撃した」と職員に話した。約15分後、園から直線距離で約300メートル離れた公園の遊具で遊んでいる3人を地域住民が発見し、保護した。小学校と共用の門が、門扉は閉まっていても施錠できない状況だったことが園を抜け出せた原因とみていて、今後、園庭と門扉の境界区が分かるような安全柵の設置や、園児の見守りを徹底するなどの対策を講じるとしている。

〔送迎バスが住宅に突っ込み、運転手が死亡〕9月29日午前9時頃、千葉県鎌ケ谷市で幼稚園バスがセンターラインを越えて住宅に突っ込み、園児を含む11人が病院に搬送され、40代の男性運転手が死亡した。運転手は通常、送迎を担当する運転手ではなく、外部の派遣会社から来た代理のドライバーだったが、これまでに数回、この幼稚園の送迎を担当していた。事故前のアルコールチェックで異常はなかったという。

〔送迎バスとトラックが衝突、バスが横転〕9月11日午後1時50分頃、山口県山口市の県道交差点で、トラックと幼稚園の送迎バスが衝突した。バスは横転し、乗っていた園児5人を含む7人が搬送された。現場は信号機のないT字路交差点で、出合い頭に衝突したとみられる。

〔園バスで約1時間、置き去り〕岐阜県大垣市の私立認定こども園の送迎バスで9月2日、2歳児が置き去りにされた。バスが到着後、この児が寝ていることに気づいた職員が、後で起こそうとそのままにした。しかし、バスを運転していた園長は全員降りたと勘違いし、屋外の駐車場に停めてしまった。約1時間後、児がいないことに担任が気づき、車内にいた児を見つけたもの。児は目覚めていて汗をかいていたが、異常はなかった。この時の大垣市の気温は30度を越えていた。また、このバスには、置き去りがないかどうか確認を促すアラームを、運転していた園長がリモコンで解除していたという。〔掛札コメント〕「アラームを設置した」「センサーを設置した」…「だから大丈夫!」と勘違いするのが人間です。

〔学童保育で溺れ、死亡〕東京都小金井市のスポーツクラブで7月28日、小学1年生が溺れ、同日夜に死亡が確認された。児は午前10時半頃から25メートルプールで遊んでいたが、約10分後にうつぶせで浮いているのをスポーツクラブの従業員が見つけた。プールは水深約1.2メートルで、児らが遊んでいたエリアには高さ約40センチの踏み台がコの字形に置かれていた。児は身長約113センチで、踏み台がない中央部分で浮いていたという。児は系列の別店舗が運営する学童保育に所属し、当日は小学生十数人とともにこの店舗のプールで活動していた。スポーツクラブの従業員とアルバイトの少なくとも2人が水中とプールサイドから見守っていたほか、学童保育の引率者がいたとの情報もある。

〔園で異臭〕7月25日昼過ぎ、愛媛県伊予市にある認定こども園から「異臭がして、せき込んでいる人がいる」と通報があり、5歳児1人が搬送された。命に別状はない。当時、園には職員25人と園児70人がいて、全員、外に避難したという。

〔2年前に起きたバナナ誤嚥による脳障害、検証へ〕2023年6月1日、岩手県北上市の認定こども園で起きた事故について検討する市の検証委員会が2025年7月22日、初会合を開いた。1歳児が昼食のバナナを食べた後、低酸素脳症となり、重度の脳障害を負ったもの。2025年、岩手朝日テレビでこの児のドキュメンタリーが放映されたこともあり、検証委員会に設置につながったと考えられるが、この事故が検証・公表されなかった理由は、以下の通り。
「市議会が市の担当課にヒアリングを行った。市の担当者は『(国の)ガイドラインが対象としているのは、あくまで死亡事故、もしくは意識不明。意識不明というのは、どんな刺激を与えても反応しないというような状況のものとされていて。あくまでその基準で言うと、(国のガイドラインに)あてはまらない」と説明する。国のガイドラインでは、地方自治体による事故の検証の対象は死亡事故、意識不明事故の中でもどんな刺激にも反応しない状態に陥ったもの、そして都道府県や市町村が検証を必要としたものとされている。(この事故の児は)は痛みには反応する状態であるため、事故は検証・公表の基準に該当しないという判断だった。」(ABEMA Times、12月30日

〔送迎バスの交通事故〕7月8日9時25分頃、新潟県新潟市中央区の市道交差点で、保育園の送迎バスと乗用車が衝突する事故が発生した。園児5人のうち2人(いずれも3歳未満)が頭部を負傷し、病院へ搬送されたが、軽傷とみられている。

〔プールで一時意識不明〕7月1日午前10時半ごろ、北海道恵庭市の幼稚園で3歳児がプールの水につかった状態で発見され、ドクターヘリで搬送された。一時は意識のない状態だったが、その後、職員の呼びかけにも応えていたという。当時、園児計11人がビニールプールに入っていて、職員2人が見守っていた。水深は2~3センチ、遊んでいた時間は約20分。職員1人が園児の着替えを手伝い、もう1人が監視をしていたが、監視の職員が他の園児に着替えを促そうと目を離した際に、児が倒れていたという。〔掛札コメント〕まず、速報ではこの日の気温も報道されていました(「午前11時の恵庭市内は28.9℃と、真夏日近くまで気温が上がっています」)。屋外の場合、熱中症の可能性が考慮に入っているわけです。また、その後の報道では、搬送先の医師が「唇にぶつけたような傷があった」、(溺れたのではなく)「プールに倒れた可能性がある」と言っているとありました。人間が溺れるためには、まず水に倒れ込む、または沈む必要があります。この浅さなら倒れ込んだ時に顔をぶつけるのも道理でしょう。「溺れる」というのはあくまでも二次的な結果にすぎないのですから、「溺れたのではなく」という話はおかしい。もちろん、この事故の場合、倒れて、顔(頭)を打って気が遠くなっただけかもしれません。でも、そのまま顔が水につかった状態でいれば、二次的に(三次的に?)溺れます。

〔水泳授業中に一時、意識不明〕東京都文京区の区立小の特別支援学級で6月23日、水泳授業中、4年生が一時意識不明になった。現場で意識は戻ったが約10日間入院。教員や支援員ら19人が、この児童を含む32人を指導し、授業終了の直前、教員らが顔を水につけた状態で浮いている児童を発見した。児童個別の課題に合わせた指導をしていたが、課題ごとに場が区切られておらず、児童が移動でき、把握が十分にできていなかったという。

〔薬品保管庫から異臭〕島根県出雲市にある市立幼稚園で6月16日午前8時半ごろ、保健室の薬品保管庫から何かの液体が漏れ出し、異臭が発生していることに職員が気づいた。市や保健所、消防へ通報、10時30分頃から幼稚園を閉鎖し、警察と消防が確認を行ったところ、薬品保管庫にあったエタノールと表示されたポリタンク(5リットル)が割れて液体が漏れていたという。当時、薬品保管庫には鍵がかかっていた。健康被害は起きていない。〔掛札コメント〕エタノール(消毒用アルコール)なら、ポリタンクを腐食させます。ちなみに、エタノールの使用期限は3年程度です。期限を過ぎたエタノールは、少しずつトイレ等に流して廃棄してください。

〔園の駐車場ではねられ、死亡〕6月2日午前8時前、島根県出雲市にある私立保育園の駐車場で、前進発車した乗用車に1歳児がはねられた。児は病院に運ばれたが、頭を強く打ち、約1時間半後に死亡が確認された。警察は、車を運転していた出雲市の介護士を過失運転致傷(その後、致死)の疑いで現行犯逮捕。子どもを送り届けたあと、職場に向かうため車を発進させようとした際に児をはねたとみられる。はねられた児は事故当時、1人で歩いており、保護者は少し離れた場所にいたという。〔掛札コメント〕運転席の位置が低い乗用車であっても、子どもはほぼ死角です。「子どもがいるはずだ」と思って運転すること、保護者は子どもと手をつなぐ、です。ひな型はこちらの「門扉、玄関ドアから出る時の注意」以下いくつか。

〔落雷で救急搬送〕4月10日午後5時50分頃、奈良県奈良市の帝塚山中学・高校グラウンドで落雷、中学生5人と高校生1人が救急搬送された。中学生1人が心肺停止、2人が意識混濁の状況で、他の中学生2人と高校生は手足にしびれなどがあったという。当時、現場では雨が降っていた。サッカー部が練習しており、部員や教員ら20人ほどがいたという。

〔軽トラックにはねられ、重傷〕3月11日午前9時前、京都府京田辺市のこども園の駐車場で3歳児が軽トラックにはねられ、一時、車の下敷きになった。肺挫傷の疑いがあり重傷だが、命に別状はないという。軽トラックは給食の納入業者のもので、バックしている時に子どもをひいたもの。児は当時、保護者と一緒にいたとみられる。

〔園バス事故〕2月7日午後3時過ぎ、東京都板橋区の路上でゴミ収集車と幼稚園バスの事故があったと110番通報があった。ごみ収集車がコンビニエンスストアの駐車場から右折して出ようとしたところ、左側から走行してきた幼稚園バスと接触したとみられる。バスに乗っていた園児3人と職員の計4人が病院に搬送されたが、いずれも打撲などの軽傷とみられる。



事故後:予防や訴訟など

〔5か月児の死亡で在宅起訴〕和歌山県田辺市の認可外保育施設で2023年7月25日、生後5カ月児が死亡した件で、地検は12月18日、施設の代表(67歳)を業務上過失致死罪で在宅起訴した。起訴状などによると、児を柔らかい布団に寝かせ、自身は1人で別の部屋にいた乳幼児ら3人を保育。児がうつぶせ寝になったのに気づかず、窒息死させたとしている。補助者を置く、自身の目の届く範囲で児を寝かせるなど、事故を防止すべき注意義務を怠ったと判断した。県警が2月に書類送検していた。

〔3か月児の死亡で書類送検〕沖縄県那覇市の認可外保育施設で2022年年7月、一時預かりの生後3カ月児がうつぶせに寝かされ、その後死亡した件で、県警は11月20日、当時の経営責任者で施設長だった60代女性を保護責任者遺棄の疑いで書類送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられる。司法解剖の結果、児の死因は「不詳」だったが、他の専門家による鑑定では「窒息」との診断も出た。ただ、生後3カ月の乳児で外傷もないことから、最終的な死因の特定は難しく、保護責任者遺棄致死容疑での立件は見送った。

〔園敷地から出て死亡の事故で、市が和解金支払いへ〕2022年4月、広島県広島市西区の市立保育園で5歳児が行方不明になり、その後、近くの川で見つかり、死亡が確認された事故で、当初、争う姿勢を見せていた市が10月、地裁の提示した和解案に応じることを決めた。解決金として年内に4000万円を両親に支払うため、2025年度の一般会計補正予算案に計上し、今月の市議会定例会に提案する方針。児の両親は去年4月、保育園が注意義務を怠ったなどとして、市に対しておよそ8800万円の損害賠償を求める訴えを起こしていた。

〔誤嚥窒息意識不明事故で和解成立〕2018年、広島県福山市の市立保育所で食事中に園児が誤嚥窒息した事故で保護者が損害賠償を求めていた裁判は、市が保育所の運営責任などを認める形で保護者側に謝罪、2億7000万円を支払うことで、7月2日、和解が成立した。児は現在も意識不明。〔掛札コメント〕保護者が損害賠償を求める訴訟を起こさざるを得なかった経緯も日本のシステム上、かなりの問題なので、ご存知ない方はこちらの2018年、当該事例をお読みください。

〔27年前の全身やけど事故が和解〕滋賀県の旧・湖北町(現・長浜市)の公立保育園で27年前の1998年2月5日、当時3歳の児が全身にやけどを負った事故で、市が約2070万円の損害賠償金を支払うことで合意した。児が教室でみそ汁が入った鍋に手をかけてみそ汁をかぶり、全身にやけどを負った。後遺障害が残り、医療機関で20年以上にわたり治療を受けてきたという。旧町は「児の手の届く場所に鍋があった」と過失を認め、1998年10月、治療が落ち着いた時点で入院費や治療費、慰謝料を支払うことで児側と合意。今年4月、児側から市に示談の申し出があった。5月30日開会の市議会定例会で議案を提出する。〔掛札コメント〕「熱いものは熱い状態で」だった時代なのでしょうね…。

〔7か月児の死亡の書類送検〕茨城県土浦市の認可外保育施設で2022年7月に生後7カ月児が死亡した件で、4月18日、当時の園長の男性(75歳)と、当時勤務中だった保育士の2人が業務上過失致死の疑いで書類送検された。就寝中の児の鼻や口が布団でふさがれたままになっていることに気付かずに放置し、翌30日午前1時37分、搬送先の病院で窒息により死亡させた疑い。県警は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。この児は同29日夜に登園。午後9時40分頃、おむつ交換した際には異常がなかったが、約2時間半後の30日午前0時15分ごろ、保育士がうつぶせになった児の異変に気付いた。司法解剖で死因は特定されなかったが、死因はうつぶせ寝による窒息死で、注意義務を怠らなければ事故は防げたと判断したもの。

〔積み木の誤嚥窒息で有罪〕2022年12月、徳島県北島町の認定こども園で、1歳児が積み木を誤嚥窒息、脳に重い障害を負った事故で業務上過失傷害の罪に問われた元園長に対し、4月10日、地裁は、のどに詰まらせるおそれがあるものを手の届かない場所に保管するよう指示するなど「事故防止の措置をとらなかったのは園長として安易かつ軽率で過失の程度は重い」、「県の指導に従い改善結果を報告し、園長を辞任するなど反省している」などとして禁錮1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。〔掛札コメント〕この事例の経緯はこちらの2022年。

〔睡眠中の死亡に有罪判決〕2018年、東京都練馬区の認可外保育施設(閉鎖)で生後6か月児が睡眠中に死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われた当時の施設長に対し、地裁は3月11日、禁錮1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。判決は「死因は吐いたミルクによる窒息と認められる。5分に1回などきめ細かく観察し、気をつけるよう職員を指導していれば窒息死は防げた」と指摘、「前年度の都の立入調査で睡眠状況の観察が不十分だと指摘され、チェックリストを用意して記入すると報告していたにもかかわらず、事故当時は誰も記入していないなど、過失は重大」と述べた。事故当時、子どもは19人(0~5歳)、職員は施設長を含め3人。この児を寝かしつけた後、職員は別室で約30分間、作業をしていた。

〔1人で保育する形が常態化〕和歌山県田辺市の認可外保育施設(休園)で2023年7月、5か月児が死亡した件で、県検証委員会が2月14日、県に報告書を提出した。国の基準に反し、当時は施設長1人が児を含め乳幼児4人を見ていた。このようなケースが常態化し、事故発生まで3か月で開所した72日中、7割近くの48日が1人での保育だった。施設長は基準を認識していたが、自身に経験があることや経営的判断から1人で保育していたという。また当初、児の状態はルールに基づき、5分ごとに確認したと話していたが、死亡の数日後にまとめて記録簿に記入したことも後に判明。状態を確認していなかった可能性もあるという。検証報告書は、田辺市の指導監督の問題も指摘している。

〔誤嚥窒息死亡事故で不起訴〕2023年4月、鹿児島県姶良市の保育所で生後6か月児がすりおろしたりんごを食べたあと意識不明の状態になり、40日後に死亡した事故で、業務上過失致死の疑いで書類送検された当時の園長と児に食事を与えた保育士の2人について、検察は2月7日、不起訴とした。

〔園児死亡について、保育士無罪判決〕神奈川県平塚市の認可保育園で2017年、1歳児に暴行を加えて死亡させたとして傷害致死の罪に問われ、横浜地裁に1月16日、無罪を言い渡されていた元保育士(女性、49歳)について、30日までに検察側が控訴しなかったため、判決が1月31日、確定した。地検は「検討の結果、控訴しないこととした」とコメントした。求刑は懲役10年だった。1月16日の判決は、検察側証人の医師の証言は医学的根拠を欠いているとした上で「死因を確定することはできず、犯人として有罪とする根拠はない」などと指摘した。〔掛札コメント〕検証報告書は「役立つリンク」にあります。



「不適切な保育」や暴力、暴言

〔「イラっとして」暴行〕11月27日、北海道函館市の認定こども園で4歳児に暴行を加えたとして、 保育士の女(40歳)が逮捕された。児の腹部や肩を押したほか、 椅子を引いて転倒させるなどの暴行を加えた疑いが持たれている。調べに対し、「言うことを聞かないのでイラっとしてやりました」と話し、容疑を認めている。

〔保育士10人が園児を虐待〕10月20日、福岡県などは田川市の社会福祉法人に改善勧告を出した。20~60代の保育士10人が、「園児を殴る、たたく、頬をつねる」「食べるのが遅い園児の口に強引に食べ物を押し込む」「園児に『頭悪いんか』などの発言を繰り返す」「威圧的に大声で叱責する」などの身体的・心理的虐待にあたる行為をしていることが確認されたもの。また、こうした行為を他の保育士が把握していたにもかかわらず、注意や助言、園長などへの報告や相談がなかったという。県は8~10月、児童福祉法に基づく特別指導監査を行い、職員からの聞き取りや施設内のカメラ映像の分析、保護者アンケートの実施などを進めていた。保育士は当時14人いたが、聞き取りに対し園長は「不適切保育や虐待は知らなかった」などと話しているという。園はこれまでに20代の女性保育士2人を懲戒解雇している。

〔保育士が園児を殴打し、逮捕〕東京都中央区の認可保育施設で6月、保育士(39歳、男性)が園児2人の背中や腹を殴打、運営会社はこの保育士を懲戒解雇した(7月14日発表)。別の保育士が目撃するなどして発覚した。カメラの映像からも裏付けられた。7月22日、この保育士は暴行の疑いで逮捕された。「体調が悪く、イライラしていて手が出た」と供述しているという。〔掛札コメント〕運営会社は「『勤務のローテーションにゆとりがなく、ストレスを受けやすい状況だった』と原因を分析している」と。いや、ゆとりのないローテーションの労働環境を作っているのは、運営母体でしょう? 

〔心理的虐待等で懲戒処分〕京都府宇治市は6月3日、市立保育所に勤務する50代の女性保育士を懲戒処分(減給10分の1、1か月分)としたと発表した。この職員は1歳児クラスを担当、去年夏頃から今年2月にかけ、泣いている子どもの腕を引っ張って立ち上がらせようとして引きずるようなかたちで椅子から転倒させたほか、泣きやまない子どもを廊下に連れ出し、離れたところで見守りつつも放置するなどしたという。また、食べ渋る子どもに、強い口調をまじえながら「飲み込んで」「泣いてもあかん」などと言い続け、また子どもに大声を出すなどを繰り返した。2月、市に情報提供があり、現場勤務からはずした上で市が調査を進めていた。

〔保育士が子どもに暴力〕東京都中野区は4月9日、区立保育園で保育士(60代、女性)が複数の園児に対し、頭をたたいたり、座る直前に椅子を引いて転倒させたりするなどしたと発表した。2024年6月~今年2月に起き、目撃した職員が報告し発覚した。この保育士は2022年度にも別の区立保育園で園児の頭を小突くなどして、注意されていた。今年3月末に依願退職。〔掛札コメント〕これは暴力、いじめ。保育云々じゃありません。

〔児童福祉施設で暴行〕愛知県一宮市の保育士(55歳、女性)が2月19日、暴行の疑いで逮捕された。2024年12月18日午前2時半頃から午前3時頃にかけて、勤務していた名古屋市中区の児童福祉施設で1歳と2歳の児の体を蹴るなどの暴行を加えた疑い。施設関係者が児の親族に報告し、親族が2025年2月3日に警察に相談した。保育士は「寝かしつけようとしたが寝付かず、いらいらして暴行した」などと話し、容疑を認めている。



保育士、保育園の事件、不祥事

〔8人に対する性暴力で懲役13年〕東京都墨田区の保育所で8人の園児にわいせつな行為をしたとして、不同意性交などの罪に問われた元保育士(32歳)に地裁は12月23日、懲役13年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。うち1人に対する不同意わいせつの罪は「合理的な疑いが残る」とし、無罪とした。

〔開園から4年間、不正受給〕茨城県守谷市は12月19日、市内の認可保育所が運営費など総額は3700万円以上を不正受給していたと発表した。開園した2021年度から24年度までの4年間、10人の勤務実態があるように書類を偽造し、9種類の補助金を市に請求して受給していた。今年8月、市が補助金の関係書類を突き合わせて照合し、発覚した。調査が終了して総額が確定し次第、返還を請求する。園長は不正受給を主導したことを認めた。「借入金が多くて資金不足だった。保育士も確保できなかった」と話し、辞任の意向を示している。市は刑事告訴も検討中。

〔着替えを撮影し、逮捕〕12月12日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、保育士の男(31歳、男)が逮捕された。7月23日昼頃、勤務する京都府京都市右京区の保育園で、6歳女児の着替えの様子をスマートフォンで撮影し、保存した疑い。警察が情報提供を得て、発覚した。容疑を認めているという。

〔強制性交の疑いで逮捕〕未就学児に性的な行為をしたとして12月9日、熊本県大津町の団体職員(男、53歳)が強制性交の疑いで逮捕された。2019年夏頃、県内の保育施設で未就学の女児に性的な行為をした疑い。被害者の親が昨年春、警察へ届け出たという。

〔幼稚園教諭らが一斉退職〕11月1日、北海道札幌市の私立幼稚園で、教職員ら8人が一斉に退職した。保護者に知らされたのは退職の前日。原因は「園長の暴言」などとされているが、園長は取材に対し「そういう発言はない。納得できない」などと回答している。同園は、賃金の未払いなどの法令違反があったとして、7月に労働基準監督署から是正勧告を受けていた。

〔約1億3000万円を不正受給〕沖縄県内で保育園を運営する団体が、虚偽の報告をするなどして補助金など約1億3000万円を不正受給していたことがわかった(2月の報道)。7園に実施していた特別指導監査等の結果から、5園で明らかになったもの。勤務実態のない職員を配置しているように見せかけていたほか、職員の出勤簿やシフト表などを捏造していた。自治体は返還額を通知、刑事告訴も検討している。宜野湾市と浦添市の3園については2025年3月から1年間、新規入園を停止させる行政処分が課される見通し。また、他の2園でも少なくとも1000万円以上の不正受給があるとみられている。(その後)この公金不正受給問題で、5園中の認可3園を年内で閉園する方針(10月の報道)。資金繰りが悪化し、県外法人への株式譲渡なども検討したが断念したもの。

〔園に放火の容疑で保育士、逮捕〕10月18日、埼玉県松伏町の保育園に放火しようとしたなどして、この園に勤務する保育士(31歳、女)が逮捕された。この火事では1階の職員室と2階の図書室の床が焼けたが、当時、保育園に人はおらず、けが人はいない。園に設置された防犯カメラに容疑者が侵入する様子が写っていたことから、逮捕に至った。取り調べに対し、「人間関係に嫌気がさした」と容疑を認めているという。

〔9500万円を不正受給〕埼玉県飯能市は10月17日、市内で保育園を運営する社会福祉法人が職員配置を水増しし、計9521万8228円を不正に受給したと発表した。市は返還を請求し、11月1日から1年間、保育園の新規利用者の受け入れを停止させる行政処分を行った。2018~23年度、隣接する幼稚園や同会運営の高齢者施設の職員ら延べ61人が、保育園で勤務していたと虚偽の報告をした。2024年3月、保育課に情報提供があり、市の調査で不正受給が発覚した。

〔集団退職の園で、損害賠償請求へ〕去年以降、保育士が集団退職した大阪府堺市西区の認定こども園で、前園長を含む元職員の保育士6人が「不当な人事や、保護者への虚偽の説明があった」として運営法人を相手に精神的苦痛や名誉棄損による損害賠償合計約400万円を求め、近く民事裁判を起こすことがわかった。今年5月末までに、保育士21人中15人が退職(10月10日の報道)。

〔園児に暴行、書類送検〕東京都世田谷区にある私立保育園の女性保育士(20代)が、園児に暴行を加えたとして10月9日、書類送検された。他の園児のおもちゃを持って遊んでいたこの園児を注意した直後、後ろから背中を押し、バランスを崩し倒れた園児の尻をさらに押したという。園児は床に顔をぶつけ、前歯2本を折るなどのけがをした。一連の様子は園内のカメラに写っていて、任意の調べに対し、保育士は行為を認めているという。

〔施設型給付費を不正受給〕栃木県大田原市は9月26日、施設型給付費約320万円を不正に受給したとして、同市の認定こども園を運営する学校法人に対し、10月1日から6カ月間の新規園児受け入れを停止する行政処分を行ったと発表した。加算金を含む約450万円の返還も命じた。2023年6月~24年3月、保育士資格を持つ事務職員1人について、業務の8割が事務であるにもかかわらず、給付費請求上、保育業務にのみ従事しているものとして計上していた。今年、不正に関する情報が寄せられ、市は複数回にわたって事情聴取を実施。4月の特別指導監査で不正受給の事実を確認した。

〔3億円以上の不正受給〕神奈川県内で複数の保育所を運営する横浜市鶴見区の一般社団法人が、2019年4月から2024年10月にかけて、6施設で給付金や補助金合わせて約3億4000万円を不正に受給した。職員の勤務時間の水増しのほか、認可外保育所で働く職員が別の認可保育所でも働いているように見せかけて給付金を過大に請求していた。また、保育士の自宅の家賃を法人が立て替えたたように装い、補助金を不正に申請していたという。(9月の報道)

〔受け入れ停止の発表から1週間で転園を求める〕群馬県高崎市のこども園が8月末で0~2歳児の受け入れを原則として停止することが、8月26日にわかった。法人理事長と保育士の対立が原因となり、多数の保育士が一斉に退職するためで、在籍する25人について保護者に転園するよう求めている。(その後)園児25人を1週間程度の予告期間で転園させ、園児と保護者に著しい負担を強いたとして、高崎市は12月16日、子ども・子育て支援法に基づき、この法人に対し、行政処分をしたと発表した。来年1月1日から3か月間、新規に子どもを受け入れられなくなる。

〔保育士が児に不同意わいせつ〕兵庫県加古川市の保育施設で8月15日頃、6歳女児の下半身を触った疑いで、保育士(大阪市、21歳、男)が逮捕された。不同意わいせつの疑い。男はこのクラスの担任だったという。帰宅した児が母親に「昼寝の時間に触られた」と話し、被害が発覚した。

〔2種免許の認定試験で「丸写し」を認める〕神奈川県小田原市の小田原短期大学の通信教育課程で、幼稚園教諭2種免許取得に必要な単位認定試験の際に模範解答の書き写しが認められ、少なくとも2600人超が免許を取得していたことがわかった。2020年度以降、単位取得に必要な「科目修得試験」で教科書にあたる「学習の手引き」に書かれた質問と同じ問題が出題され、模範解答が掲載された手引きの持ち込みが許可されたもの。全国に14ある同短大の系列専門学校の学生も通信教育課程に在籍可能で、試験で同様に模範解答の書き写しが行われていたという。単位認定の方法は大学や教員に裁量があり、試験への資料の持ち込みは他大学などでも一般的に行われているが、2月下旬、調査に乗り出した文科省は「丸写しでの単位取得は不適切」として3月に改善を求めて口頭で行政指導した。
 この問題を巡っては、札幌市にある系列校の教員が告発し、2月に報道されて発覚。運営する学校法人は5月、「内部情報を流出させた」などとしてこの教員を懲戒解雇したが、職員は6月30日、解雇の無効を求める仮処分を札幌地裁に申し立てた。7月、正式に提訴する予定という。

〔幼稚園職員、動画盗撮・販売で逮捕〕大阪府警は5月13日、徳島県美馬市の市立幼稚園の職員(男、38歳)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的製造)容疑で逮捕したと発表した。宿泊施設の脱衣所で9~14歳の男児や生徒の裸を盗撮し、SNSを通じて動画を販売、「約5年前から400本以上撮影して500人以上に販売し、200~300万円を売り上げた」と供述しているという。府警が別の事件で逮捕した男の押収物などから男が浮上、香川、徳島両県の宿泊施設や日帰り温泉で盗撮を繰り返していたとみられ、「観光バスや施設の掲示を見て、運動クラブの団体を狙った」と説明しているという。今年1月に勤務先の幼稚園が府警の捜索を受け、市は2月6日付で男を懲戒免職。

〔園児の名簿流出〕栃木県那須塩原市の学校法人の前理事長が、10数年にわたって、200人余りの園児の名簿を外部に流出させていたことがわかった。今年1月、「子ども向けの商品に関する、身に覚えのないダイレクトメールが届いた」という保護者の連絡で発覚し、法人担当者が名簿を回収した。その後の調査で過去の流出も明らかになった。前理事長は流出を認めて辞任し、「金銭などは受け取っていない。小学校で使う運動着などを買う保護者への善意のつもりだった」などと話しているという。(4月24日のニュース)

〔助成金の不正申請〕株式会社SHIFTは4月10日、連結子会社で神奈川県海老名市などを中心に保育園運営を行うインフィニックが、自治体等の助成金の受給で不正申請していたと発表した。外部専門家の協力を得て実施した内部監査の結果、SHIFTによる出資以前から行われていたもの。

〔不正受給額を公表〕千葉県松戸市は4月4日、市内の社会福祉法人による運営費および補助金の不正受給について、過去にさかのぼった調査結果を公表。対象期間は2019年4月~2021年3月、不正受給額は合計302万5974円。

〔幼稚園で職員の半数以上が退職〕愛知県春日井市の私立幼稚園で昨年度、少なくとも正規の教職員18人が退職していたことがわかった。園で働く正規の教職員の半数以上にあたる。幹部の言動や非常勤職員の削減など園の運営方針を巡り、職員が不満を募らせたことが原因とみられる。昨年度、約230人いた園児は本年度、約60人まで減ったという。(4月の報道)

〔園児の水筒に尿を入れ、逮捕〕埼玉県草加市の保育園で、運営会社の役員で事務員の男(24歳)が、器物損壊の疑いで逮捕された。3月3日、園児のプラスチック製水筒に自分の尿を入れて水筒を使えなくしたもの。 帰宅後、保護者が水筒の中身に気付き、相談を受けた警察が容疑者に事情を聴いた。容疑を認め、「園児を怖がらせていうことをきかせようとした」などと供述しているという。



園や子どもに対する加害(未遂を含む)

〔小学生が同級生の水筒に睡眠導入剤+教室の鍵紛失を報告せず〕9月26日、東京都足立区の小学校で、児童2人が同級生の水筒の飲み物に睡眠導入剤を混入した。2人は運動会の練習時間に教室から水筒を持ち出し、1人が家から持ってきた睡眠導入剤3袋程度をトイレで混入したという。その様子を見た別の児童が学習支援員に報告し、水筒の中身は同級生が飲む前に処分されたため、健康被害はない。当時、教室には鍵がかけられていたが、児童2人は鍵を持っていた。7月、教室の鍵がなくなっていることに教員が気づき、副校長に報告していたが、副校長は校長への報告を怠っていた。児童2人は学校の聞き取りに対し、「(被害児童に)あまりいい感情をもってなかった。嫌がらせをしてやろうと思った」などと話しているという。

〔2か月間で3回の不法侵入〕9月16日午前0時過ぎ、新潟県燕市の市立保育園で不法侵入が発生、複数の警報装置が作動した。侵入者は発見できなかったが、2階の保育室の窓から何者かが侵入した形跡があった。荒らされた形跡はなく、園長と市担当者で現場を確認したところ、被害は確認されなかった。この園では11月16日にも未明と夜間の2回、侵入が起きたが、建物や備品等に被害はない。

〔保育施設に侵入〕7月3日午前7時50分頃、富山県高岡市内の保育施設に男が侵入、24歳の男が建造物侵入容疑で緊急逮捕された。男は酒を飲んだ状態で保育施設に侵入したとみられる。施設職員から「施設に知らない男が侵入してきた」と110番通報があり、警察官が駆け付けて付近を捜索したところ、男を見つけたもの。

〔児童福祉施設で職員が刺され、死亡〕5月31日、佐賀県佐賀市の児童福祉施設で、職員が女に包丁で両腕や胸付近を切られ、出血性ショック死亡した。容疑者の子どもについて、相談が県中央児童相談所に寄せられたことから、児相は5月12日、子どもを一時的に保護し、この施設に預けた。翌13日、容疑者が児相を訪れ、「子どもを返して」と叫ぶなどしたため、児相が県警に通報。県警は、精神保健福祉法に基づいて、保健所に通報した。保健所は「診察は不要」と判断し、同日中に容疑者を夫に引き渡した。その後、5月31日午後5時40分頃、容疑者は施設で職員に対し、殺意をもって包丁(刃渡り13センチ)で切りつけるなどした疑いが持たれている。



アレルギー、食

 異物混入はすべてが同じ「混入」ではなく、防ぐべきもの、防げるはずのもの、防ぎにくいものがあります。優先順位をつけるためにも、事例と共にこちらをお読みください

〔食缶のスープにハエが混入〕島根県雲南市で12月23日に提供された給食の中に、約7ミリ程度のハエ1匹が混入していた。小学校で職員が食缶に入ったスープを盛り付けようとした際、発見した。給食は市の中央学校給食センターで調理されたもので、同じ釜では小学校5校、こども園1園の給食を作っていた。〔ハエは調理中にも、食缶の運搬中にも混入します。後者を予防できる?〕

〔スープに虫のような異物が混入〕10月24日、三重県松阪市の市立こども園で、給食のキャベツスープに約5ミリの虫のような異物が混入していることに、3歳児クラスの子どもが気づいた。〔たとえば、キャベツについている5ミリの虫をすべて取り除ける?〕

〔ナゲットの中にプラスチック片〕10月22日、愛知県豊田市の幼稚園で園児が食べた「さかなナゲット」の中に10ミリほどの白色っぽいプラスチック片が混入しているのが確認された。他の園と中学校でも5~10ミリほどのプラスチック片が見つかった。いずれも市の北部給食センターで調理されたもの。市は製造元に対して、安全性が確認されるまですべての食材の調達を停止する措置をとっている。〔これがナゲットの袋なら、予防できるはず〕

〔ご飯に針金状の金属片〕滋賀県草津市の市立こども園で10月7日、給食の麦ご飯に針金状の金属片(長さ2.5センチ)が混入。 届けられた給食を保育教諭が食べようとした際、茶わんの中で金属片を見つけた。〔ザル等の針金の場合、非常に困難〕

〔調理用手袋の破片を口にする〕千葉県鴨川市の市立こども園で7月17日、調理用に使うポリエチレン手袋の片(約1センチ)が給食のトンカツと一緒に提供された。園児が違和感を感じて口から出した。食べやすいサイズにしようと、キッチンばさみでトンカツを切っていた際に、誤って手袋の先も切ったことが原因という。〔これは絶対に予防できる。まず、切り方の問題。水を通すなどすれば、手袋の穴はすぐにわかり、提供前に気づく〕

〔給食の汁物にハエの死骸〕滋賀県草津市の市立こども園で7月7日、給食の汁物にハエの死骸が混入しているのを保育教諭が見つけた。

〔外部に発注している蒸しパンでアレルギー〕兵庫県西宮市の認定こども園で5月20日、卵アレルギーのある園児3人が蒸しパンを食べ、2人にアレルギー反応が出た。うち1人はアナフィラキシー症状が出たため搬送された。園は、パンの製造を委託している業者に、卵アレルギー対応の商品を発注していたが、パンを分析した結果、卵の成分が検出されたという。

〔給食につまようじが混入〕兵庫県丹波篠山市は3月27日、市立こども園で給食に木製のつまようじ(長さ約6.5センチ)が混入していたと発表した。園児2人が口に入れたが、取り出して健康被害はなかった。給食は通常、市の給食センターが調理しているが、春休み期間中で市内のNPO法人が調理していた。つまようじは「カレイのおろし煮」に混入していた。調理工程内でカレイの型崩れ防止のために用いたもので、抜き忘れて残っていた。〔6.5センチということは、丸ごと? 作業が杜撰としか言いようがない〕

〔給食に金属ネジが混入〕2月14日、香川県さぬき市の市立幼稚園で給食に金属製のネジ1本が混入しているのが見つかった。給食に出た黒糖パンを園児が食べようとしたところ、口の中に違和感を覚え、吐き出した。長さ約1.3cmの金属製のネジが見つかった。パン製造業者から直接幼稚園に搬入されたもので、市はネジが混入した原因について調べている。〔掛札コメント〕パンの中であれば、園の責任範囲ではありません(職員がパンに入れたなら別ですが、それは「事故」ではない)。

〔混入異物が園児の喉に刺さる〕2月10日、山形県酒田市にある市立保育園で、給食の切り干し大根の煮物に長さ約2センチの黒い線状の異物が混入、食べた園児の喉に刺さった。医療機関を受診したところ、傷や出血はなく、治療の必要はなかったという。園職員の給食にも同じ黒い線状の異物が混入していた。切り干し大根は、製造元から市内の納入業者が仕入れたものを園内で調理して提供されていたということで、異物が混入した経緯を調べている。同じ切り干し大根は市内の別の保育園でも提供されていたが、異物が混入した報告はない。〔掛札コメント〕同じ製造元で乾燥状態の切干大根から見つかれば、製造過程。そこでは見つからず、他園でも見つからないなら、園のザルとか…。ザルあたりは予防が最も困難です。

〔調理器具の破損が給食に混入〕広島県竹原市のこども園で2月6日、1歳児クラスの職員が給食のポテトサラダを食べた際に、異物混入を見つけた。約7ミリのプラスチック片で、給食室を調査したところ、調理器具の一部が破損していたという。〔掛札コメント〕うーん。これはかなり困難。ニュースにあった写真からすると道具の取っ手の部分のようなので、毎日、確認したとしても破損に気づけるかどうか。毎日、写真を撮るわけにもいかない。逆から考えると、「これを誤飲(誤って飲み込む)したとしても命に別状はなく、排泄される」と言えます。

〔みそ汁の鍋にボタン電池〕愛知県岡崎市の市立保育園で1月20日、配膳後の給食のみそ汁の鍋の中でボタン電池が見つかった。電池に水銀は使われておらず、変形が見られなかったことから、液漏れの可能性は低いということで、給食を食べた0~6歳の園児と職員あわせて162人に健康被害は確認されていないという。ボタン電池は、職員が温度計の電池交換のために調理室に持ち込んだものの、温度計が作動したために交換せず、釜の近くに放置していたとのこと。〔掛札コメント〕これは混入以前の大問題で、ボタン電池を交換しようがしまいが、調理室に持ち込んだ異物をそのままそこに放置した行動がまったくダメ。